国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
TikTokに興味はあるもののどうすればいいかわからない方
縦型動画を試してみたいけど、アサイン、ディレクションに対してノウハウが無い方
一度は試してみたけど、成果が出ず伸び 悩んでいる方
DX推進のご担当者、事業責任者の方
新規事業や組織改革を担う事業責任者の方
マーケティング担当、Web担当の方
著者: Kaizen 編集部
企業の広告担当者が広告配信する際にもっとも考える点は、広告出稿や顧客獲得にいくらかかるのかという点でしょう。特に動画広告は配信費用だけでなくクリエイティブの制作費用もかかってくるので、費用の全体感をつかむ必要があります。
広告配信の費用感を掴むためには、「どのようにして配信費用が決まるのか」と「それぞれの費用決定方法」を知る必要があります。
そこで今回は、動画広告の出稿で抑えておくべき費用指標と、YouTubeやFacebookなど各SNSでの広告単価指標についてより具体的にご説明します。
動画広告におけるお役立ち資料をご覧いただけます
動画広告市場は一層の盛り上がりを見せ、もはや動画を作ればよい時代から、いかに動画で成果を出すかという時代に変化してきました。動画広告で成果をあげるためにも適切な設計と、クリエイティブの勝ちパターンを見つけるPDCAサイクルが大切です。
コンバージョン改善や売上UPの実現を目指したい方へ、これまでKaizen Platformが1,000社・50,000回以上の改善支援から得た知見や実績に基づいた『動画広告で成果を上げるノウハウガイド』をお届けします。
YouTube広告やTikTok広告、Facebook広告などの動画広告において、打ち手に悩んでいる、ノウハウがないとお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
▼目次
まずは動画広告を出稿していく際に押さえておくべき3つの費用指標と、そのほかのサブ指標として押さえておくべきものをご紹介します。
課金タイミング |
費用の決定方法 |
|
CPM |
表示回数 |
1,000回の表示あたりの単価設定 |
CPV |
視聴回数 |
予算型と入札型で異なる |
CPC |
クリック |
固定金額もしくは広告ランクにより変動する |
CPM(Cost Per Mille)とはインプレッション単価のことで、動画広告の表示回数毎に課金がおこなわれます。動画広告の再生時間や再生数では課金されないのが特徴です。YouTubeのバンバー広告などで採用されています。
インターネット広告のなかでインプレッションが課金のタイミングになっているものも多く、基本的には1,000インプレッションあたりの金額で決められることが多いです。
CPM=インプレッション数÷配信費用総額×1,000
例えば広告費用が20万円でインプレッション数が1,000回の場合、広告1表示あたりの単価は5円です。
CPV(Cost Per View)とは広告視聴1回あたりの費用のことです。
CPMがタイムラインやフィードに配信されて一瞬でもユーザーがみたらカウントされるのに対し、CPVでは一定時間以上みた、または動画をみてクリックした場合など何らかのリアクションをカウントする点が異なります。CPVは動画広告の課金タイミングとして一般的なので絶対に外せない指標といえます。
YouTubeをはじめとするインストリーム型のTrueView広告はこの方式を採用しており、30秒以上再生し続けた場合に再生カウントをおこないます。1再生のカウントは各プラットフォームによって定義が異なりますので、事前に確認しておきましょう。
費用感としては、予約型か入札型があり、料金が異なります。予約型は、再生回数に対して広告費を支払います。そのため、再生回数がn回につき、n円と保証されています。もしくは、事前に再生回数を予約して購入する料金形態もあります。入札型は予約型と同様に表示回数に応じて広告費を支払いますが、金額は入札で決定されています。
CPV=配信費用総額÷視聴回数
例えば広告費用が20万円で数が1,000回の場合、1視聴あたりの費用は200円です。
CPC(Cost Per Click)とは、広告の1クリックあたりの課金形式です。バナー広告やSNS広告などで採用されています。
興味がない層がクリックしてCVしないとコストになってしまうため、一般的には潜在的に自社サービス・ブランドに興味があるユーザーに向けて出稿することが多いです。
単価は媒体の場合は固定金額の場合もありますが、リスティングの場合、広告の順位の変動が影響します。広告の順位は広告ランクという概念があり、より品質が高く、入札単価が高い場合に出稿した広告が表示されやすくなります。
CPC=配信費用総額÷クリック数
例えば広告費用が20万円でクリック数が1,000回の場合、1クリックあたりの単価は200円です。
ここからは、動画広告を出稿できるSNS別広告の特徴や課金形態を紹介します。前章で紹介したCPVなどの単価指標が出てきますので、ゆっくりと理解しながらご覧ください。
種類 |
課金形態 |
|
YouTube動画広告 |
TrueViewインストリーム広告 |
スキッパブル広告:CPV ノンスキッパブル広告:CPM |
TrueViewディスカバリー広告 |
CPC |
|
バンパー広告 |
CPM |
|
アウトストリーム広告 |
CPM |
|
マストヘッド広告 |
日別単価制またはCPM |
|
Facebook動画広告 |
インストリーム広告 |
CPV |
フィード広告 |
CPM |
|
ストーリーズ広告 |
CPM |
|
Instagram動画広告 |
フィード広告 |
CPM |
ストーリーズ広告 |
CPM |
|
リールズ広告 |
CPM |
|
発見タブ広告 |
CPM |
|
Twitter動画広告 |
プロモビデオ広告 |
CPVもしくはCPM |
Amplify動画広告 |
CPVもしくはCPM |
|
ライブビデオ広告 |
CPVもしくはCPM |
|
LINE動画広告 |
Card |
CPCもしくはCPM |
Square |
CPCもしくはCPM |
|
Vertical |
CPCもしくはCPM |
|
Talk Head View |
CPCもしくはCPM |
|
動画リワード広告 |
CPCもしくはCPM |
|
TikTok広告 |
起動画面広告 |
CPM |
チャレンジ広告 |
期間契約型 |
|
インフィード広告 |
期間契約型 |
|
運用型広告 |
CPC、CPV、CPM |
|
Google動画広告 |
インストリーム広告 |
CPV |
アウトストリーム広告 |
CPM |
|
Yahoo!動画広告 |
インストリーム広告 |
Views保証型 |
アウトストリーム広告 |
インプレッション保証型 |
そもそもYouTube広告の配信方法には下記の5つがあります。どの課金方式になるかは配信方法によって異なります。
概要 |
課金方式 |
|
TrueView |
動画再生中・前後に表示される |
スキッパブル広告:CPV ノンスキッパブル広告:CPM |
TrueView |
YouTubeの検索結果・関連動画横・モバイル版トップページに表示される |
CPC |
バンパー広告 |
動画の再生中に表示される |
CPM |
アウトストリーム広告 |
動画コンテンツ外に表示される |
CPM |
マストヘッド広告 |
トップページに表示される |
1日1社限定で広告枠を買い切る「日別単価制」、もしくはCPM |
「TrueViewインストリーム広告」とは、ユーザーが選択した動画が始まる前に流れるプレロール広告、再生している途中に流れるミッドロール広告、そして動画終了後に流れるポストロール広告のことを言います。
ポストロール広告は視聴されることが少ないため、プレロール広告もしくはミッドロール広告が多く採用されています。
また、TrueViewインストリーム広告には、「スキッパブル広告(スキップ可能なインストリーム広告)」と「ノンスキッパブル広告(スキップ不可のインストリーム広告)」の2種類があります。
動画広告が再生されて5秒経過すると右下に「広告をスキップ」というボタンが表示され、クリックすれば広告を飛ばして動画に戻ることができる仕組みです。
ユーザーが動画広告をスキップせずに30秒以上視聴した場合、もしくは企業側のウェブサイトにアクセスした場合のみ料金が発生するCPV課金形式です。
逆に言えば、30秒未満でスキップされた場合は、広告動画が表示されていても広告料金が発生しません。
商品に関心がないユーザーはスキップボタンを押すため、本当に興味関心を持ったユーザーを取り込めるメリットがあります。
15秒以下の動画広告で、途中でスキップできないタイプのインストリーム広告です。表示されたインプレッション数によって課金されるCPM方式で、YouTube広告の場合は1,000回ごとに料金が発生します。
動画を視聴しているユーザーすべてにアプローチできるため認知度アップを図れるる反面、商品に興味がない場合もスキップできないため、少々ネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。
インストリーム広告については「TrueViewインストリーム広告とは|課金形態やメリットを解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
「TrueViewディスカバリー広告」とは、YouTubeの検索結果画面や動画再生ページの右側、モバイル版のトップページに表示される動画広告を指します。
広告の見出し、説明文、サムネイルが表示され、興味を持ったユーザーがクリックすると動画が再生、クリックごとに広告料金が発生するCPC形式です。
広告に興味を持ったユーザーだけがクリックするため、確実に商品に興味があり、購買を考えている人にアピールすることができます。ターゲットを絞って集客できる点は、大きなメリットでしょう。
またTrueViewディスカバリー広告は、サムネイル画像とテキストで構成されます。広告のサイズや表示形式は表示先によって異なりますが、どの広告も共通してユーザーがクリックすることで動画が再生されることも一つの特徴です。リンク先の動画時間に制限はありません。
TrueViewディスカバリー広告について詳しくは「TrueViewディスカバリー広告|購入促進につながるポイント」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ
「バンパー広告」は、YouTube動画の前後や動画の再生中に動画広告が流れ、スキップできないという点では、インストリーム広告のノンスキッパブル広告と同じですが、動画広告が6秒以内で終了する、という点が異なります。
つまり、6秒間という短い時間で視聴者にインパクトを与え、なおかつスキップボタンが表示されないので動画内容に集中してもらえるというメリットがあります。
「無理やり(見たくないものを)見せられている」という不快感を与えにくいのは大きな利点です。YouTubeの中でも比較的新しいこの広告手法は、Googleから「動画広告の俳句」と称されています。
また、ディスカバリー広告と組み合わせることで、さらなるユーザーへの認知拡大をはかれる点も見逃せません。課金形式は1,000回ごとに料金が発生するCPMです。
バンパー広告については「バンパー広告|基本や運用ノウハウ、効果のあった3つの事例を解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ
「アウトストリーム広告」は、YouTube以外のネットワークに配信される動画広告で、モバイルもしくはタブレットのみに表示されるのが特徴です。
画面に表示されると、音声がないミュートの状態で動画が再生されます。タップするとミュートが解除でき、音声付きで動画を視聴することができます。画面固定ではないため、スクロールで動画を飛ばしたり、好きなタイミングで閉じたりすることが可能です。
課金方式はCPMですが、「視認範囲のインプレッション課金」である点が、他の広告パターンとは異なります。広告面積の50%以上が2秒以上視聴されると「視認可能」とカウントされ、視認範囲のインプレッションが1000回ごとに料金が発生するシステムです。
YouTube利用者以外にアプローチできるため、大きなメリットがあります。
アウトストリーム広告には、インバナーとインリード、配信のタイミングが異なる2種類の広告があります。インバナー広告は、ユーザーに向けてバナー枠で広告を配信するため、YouTubeなどの動画サイト以外でも動画広告の配信が可能です。インリード広告は、コンテンツの間に挟まれて挿入され、スクロールをした時点で動画広告が流れます。そのため、ユーザーの目に留まりやすいという特徴があります。
アウトストリーム広告については「動画広告の種類を解説|YouTubeからSNSまで徹底網羅」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
※出典元:「YouTube Japan」|YouTubeマストヘッド広告
「マストヘッド広告」は、YouTubeのトップページ最上部に表示される広告です。この枠に動画広告を出す課金形式は、1日1社限定で広告枠を買い切る「日別単価制」、もしくは表示回数1000回ごとに料金が発生するCPMのいずれかです。
YouTubeの中でも、もっとも目立つ場所に表示されるため、短期間の出稿でも商品認知や集客が見込めるでしょう。
YouTube広告については「YouTube広告の費用対効果|静止画と比べてCVR17%増も」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
Facebook動画広告にはシンプルに分けて、インストリーム広告、フィード広告、ストーリーズ広告の3種類があります。それぞれ特徴を解説していきます。
概要 |
課金方式 |
|
インストリーム広告 |
動画コンテンツの前後や再生中に表示される。 |
CPV |
フィード広告 |
フィード(タイムライン)に表示される。 |
CPM |
ストーリーズ広告 |
ストーリーズに表示される。 |
CPM |
出典元:Facebookインストリーム動画|Meta
動画コンテンツの再生前後や再生中に、スキップができる広告に接触したことはありませんか?1分以上の動画コンテンツの再生前後や、再生中に流れる15秒以内の動画広告が、インストリーム広告です。
ブランドの認知向上やリーチの拡大だけでなく、見込み顧客の獲得、商品の検討ユーザーに購買を促す目的でも利用されます。
視聴時間が長くなる傾向にあり、テキストや静止画で伝わりにくいマーケティングメッセージを伝えるのに適しています。
Facebookインストリーム広告は、再生1回あたりで課金されるCPV方式です。
出典元:Facebookフィード|Meta
Facebookフィード広告では、Facebookのアプリ、モバイル、PCのフィード(タイムライン)に動画配信ができます。
オーガニックの投稿と同じ形式で表示され、閲覧ハードルが低いためクリック数が多くなる傾向にあります。より多くのユーザーにブランド認知をさせたい場合に有効なのが、このフィード広告になります。
一方で、ユーザーにとって視認性が高いため、狙っていないオーディエンスからの視聴も増えてしまうリスクがあるので注意が必要です。
Facebookフィード広告は、表示1回あたりで課金されるCPM方式です。
出典元:Facebookストーリーズ|Meta
Facebookのストーリーズに配信ができる広告です。スマホに最適化されており、15秒以内の短い動画でユーザーのアクションに繋げられることが特徴です。
ユーザーがスマホデバイスを縦に持って利用する割合は90%と言われており、この縦型での利用シーンで大きなインパクトが出せるのがストーリーズ広告の醍醐味です。
ユーザーは、ストーリーズ広告からリンク先に遷移するために下からスワイプする必要があります。
広告作成画面で設定したコールトゥアクション(CTA)が上向き矢印で表示され、目につきやすく、フィードよりもアクションを促しやすい見た目になっています。
Facebookストーリーズ広告は、表示1回あたりで課金されるCPM方式です。
より詳しいFacebook動画広告については「【22年最新】6種類のFacebook動画広告と料金形態を解説」でも解説しています。参考にしてください。
Instagramで配信される動画広告は、フィード広告、ストーリーズ広告、リールズ広告、発見タブ広告の4種類です。
概要 |
課金方式 |
|
フィード広告 |
タイムライン上に表示される |
CPM |
ストーリーズ広告 |
ストーリーズに表示される |
CPM |
リールズ広告 |
リールズ動画の間に表示される |
CPM |
発見タブ広告 |
発見タブに表示される |
CPM |
引用:Instagramフィード|Meta
フィード広告とは、通常の投稿と同じようにInstagramのタイムライン上に表示させることができる広告のことです。画像や動画だけではなくテキストも記載することができるため、より詳細に商品・サービスの説明をすることができます。
引用:Instagramストーリーズ|Meta
ストーリーズ広告とはInstagram内にあるストーリーズと呼ばれる枠に配信される広告のことです。フォローをしているアカウントのストーリーが3回再生されると、約15秒間動画広告が流れます。
ストーリーズ広告は、通常のストーリーズと同様に縦長のフルスクリーンで表示されます。縦の長さを活用して広告を配信することができるため、フィードなどと違った表現のクリエイティブが作成可能です。また、フィード広告が縦にスクロールして表示されることに対し、ストーリーズ広告では、ユーザーのストーリーズの間に自然と表示されます。
そのため、ユーザーがストーリーズの閲覧を止めない限り、ストーリーズ広告は必ず見られ、クリエイティブ次第では大きな印象を残すことができます。CTAボタンをクリックするだけでLPなどに遷移させることができるため、ユーザーをリンク先に飛ばすことがそれほど難しくないのも特徴の一つです。
ストーリーズ広告については「図解でわかるInstagramストーリーズ広告のコツと配信手順!」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
引用:Instagramリール|Meta
リールズ広告はストーリーズ広告と同様に縦長の全画面で表示され、通常のReels動画の間に表示されます。フィード広告と同様にリールズ広告はユーザーがコメント、いいね、保存、シェアができる仕組みです。
リールズはユーザーの行動や閲覧履歴からそのユーザーの興味を引きそうな動画を表示します。また、ユーザー側もこの仕組みから何か面白い動画を発見するためにReelsを使っており、クリエイティブ次第ではスキップせずにしっかりと広告を見てくれます。
リールズ広告については「Instagram Reels広告を解説|ユーザーに刺さるクリエイティブとは?」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
引用:Instagram発見タブ|Meta
発見タブ広告は、自分の興味・関心に合ったInstagramの新たな利用方法を探っている利用者や、コンテンツやクリエイターを発見したいと考えている利用者に動画広告を届けることができます。
既存のフィード広告のクリエイティブを発見タブで使用し、同じ利用者をベースとしたターゲット設定を活用することが一般的です。
Twitterで動画を配信できる広告は、プロモビデオ広告、Amplify動画広告、Twitterライブビデオ広告の3種類です。
概要 |
課金方式 |
|
プロモビデオ広告 |
タイムラインに表示される |
CPVもしくはCPM |
Amplify動画広告 |
動画の前に表示される |
CPVもしくはCPM |
ライブビデオ広告 |
タイムラインに表示される |
CPVもしくはCPM |
引用:プロモ広告|Twitter
Twitterのタイムラインに表示される広告で、Twitter利用者が最も目にする部分のため、多くのリーチが期待できます。また、リンクを貼ることができるので、Webサイトへの集客やアプリのダウンロードなどの導線へ利用されることが多いです。広告として出稿したツイートは通常のツイートと同様に、リプライやリツイート、いいねのアクションを取ることができます。
プロモビデオ広告の料金形態は、CPVもしくはCPMが選択可能です。
引用:Twitter Amplify|Twitter
Twitterで再生されようとしている動画の前に再生される動画広告です。
Amplifyプレロール広告とAmplifyスポンサーシップ広告の2種類があり、表示のされ方は同じですが、配信先の動画が異なります。プレロール広告では15以上のカテゴリーの中から動画広告を配信する動画のコンテンツカテゴリーを選ぶことができるのに対し、スポンサーシップ広告では1つのパブリッシャーと1対1で提携関係を結び、キャンペーン期間中はツイート単位で広告を管理できます。
料金形態は、CPVもしくはCPMが選択可能です。
引用:Twitterライブ|Twitter
生配信中のライブ映像を、タイムライン上に動画広告として配信できます。ライブ配信をしていることが前提になるため、なかなか利用が難しい広告です。
Twitterの動画広告については「Twitter動画広告の種類と出稿方法、3つの運用ポイントを解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
LINE動画広告はおもに、5種類の動画広告が配信できます。
概要 |
課金方式 |
|
Card |
16:9サイズの動画を配信 |
CPCもしくはCPM |
Square |
1:1サイズサイズの動画を配信 |
CPCもしくはCPM |
Vertical |
9:16サイズの動画を配信 |
CPCもしくはCPM |
Talk Head View |
トークリスト最上部に配信 |
CPCもしくはCPM |
動画リワード広告 |
アプリに配信 |
CPCもしくはCPM |
引用:【LINE広告】クリエイティブの制作│配信面やサイズについて|LINE for Business
16:9サイズの動画広告を配信するフォーマットです。Cardは全てのLINE広告面で配信が可能であるため、比較的汎用性が高く、はじめて動画を制作するならばこのフォーマットがおすすめです。
引用:【LINE広告】クリエイティブの制作│配信面やサイズについて|LINE for Business
1:1サイズの動画広告を配信できるフォーマットです。トークリスト以外の全ての面で配信が可能です。
SquareではCardよりも大きく表示されるため、ユーザーにより大きな印象を与えることができます。
引用:【LINE広告】クリエイティブの制作│配信面やサイズについて|LINE for Business
LINE VOOMにも投稿できる、9:16サイズの動画専用広告フォーマットです。
フォーマット上では上記の数値ですが、タイムライン上では3:4の比率で広告が表示されるため、上下が一部省略されているようにみえますが、ユーザーが動画をタップすると全画面(9:16)で表示されるようになります。
3:4の比率で表示される時は、上下がカットされているので、字幕などを入れる際はカットされる場所を考慮して作成するようにしましょう。
引用:Talk Head View|LINE for Business
Talk Head Viewとは、2020年1月にリリースされた「LINE」アプリのトークリスト最上部に配信することができる動画広告です。
LINEの中でも最もアクセス数が多いと言われ、1日に5000万以上のユーザーにリーチが可能で、特に若年層である15〜29歳のLINE利用者に絞ると1日で約90%へリーチすることができるといいます。
またユーザーの性別や年齢などターゲットを絞って配信することが可能で、認知拡大という点において非常に有効な施策の一つといえます。配信できる企業が一日一社限定と制限があることを覚えておきましょう。
引用:LINE広告ネットワークが「動画リワード広告」に対応!特徴と導入フローを解説|LINE for Business
動画リワード広告とは、Talk Head View同様、2020年にリリースされた新機能で動画を視聴したユーザーがアプリ内で利用可能なインセンティブの獲得ができるフルスクリーン型の動画広告です。
例えば、LINEマンガを利用した際、動画を視聴したユーザーに対してマンガを読めるクーポンがプレゼント出来ます。またLINEマンガ以外にもLINE広告ネットワークを使った配信で、様々な面に配信が可能です。
視聴完了率が、他の配信面に比べ高く、動画を最後まで視聴して欲しいという企業にはおすすめの機能といえます。
LINE動画広告については「5分で理解するLINE動画広告|3社の成功事例からその効果を探る」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
TikTok広告は媒体そのものが動画専門のSNSであるため、配信できる広告も動画のみです。TikTok広告は、起動画面広告、チャレンジ広告、インフィード広告、運用型広告の4種類があります。
概要 |
課金方式 |
|
起動画面広告 |
画面起動時に表示される |
CPM |
チャレンジ広告 |
ハッシュタグを活用するユーザー参加型 |
期間契約型 |
インフィード広告 |
おすすめ欄に表示される |
期間契約型 |
運用型広告 |
TikTok以外のアプリへも広告が配信できる |
CPC、CPV、CPM |
起動画面広告は、アプリを起動した際に表示される広告です。起動時に全画面で表示される広告であるため、TikTokの全ユーザーにアプローチできます。広告内には、外部サイトへのリンクが設置可能なので、広告を経由して自社サービスの認知や購入へと繋げられます。
起動画面広告は1日に1社のみしか配信できないため、広告枠は高額かつ確保が難しいです。1,000回の表示につき770円程度の課金が発生し、全体の想定費用は500万円程度と言われています。
多くのユーザーに短期間でアプローチしたい場合におすすめの広告です。
チャレンジ広告は、企業がお題となるハッシュタグを作成し、そのハッシュタグに沿う形でユーザーが動画を作成する、ユーザー参加型の広告です。ユーザーが動画を作成するので、自主的に拡散してくれる可能性があります。
ユーザー参加型のチャレンジ広告はTikTokで最も反応率の高くなる施策です。掲載期間も2ヶ月間もあるので、中長期的にTikTok内での商品やサービスの認知拡大に注力したい人におすすめです。ただし、広告費用はどのプランも1,000万円を超える点にご注意ください。
スタンダードチャレンジ |
バナーとおすすめに6日間表示。1日だけバナーの1番目に表示される期間がある |
1,500万円 |
ハッシュタグチャレンジプラス |
バナーとおすすめに5日間表示。2日間、バナーの1番目に表示される期間がある |
1,700万円 |
バトルハッシュタグチャレンジ |
2つのハッシュタグをバナーとおすすめに3日間表示 |
2,000万円 |
ベーシックハッシュタグチャレンジ |
おすすめに3日間表示 |
1,000万円 |
インフィード広告は、視聴ページの「おすすめ欄」に動画が表示される広告です。通常の投稿と同じような形で、5〜15秒の動画広告が投稿できます。いいねやシェア、コメントが可能で、パッと見て通常の投稿と変わりがないので広告と気づかれにくいのが特徴です。
投稿を表示するユーザーは事前に細かく設定可能なので、アプローチしたいユーザーに向けて効果的な宣伝が行えます。
インフィード広告でかかる費用は、以下3つのプランに分かれています。
TopView |
起動後最初の動画として表示される |
625万円 |
OneDayMax |
おすすめ欄の4番目に表示される |
300万円 |
BrandPremium |
おすすめ欄の80番目以内に表示される |
42万円 |
運用型広告とは、自分で専用のアカウントを運用することで広告を出す方法です。「TikTok For Business」というプラットフォームを活用することで、TikTokに広告を出せます。また、TikTokの運営会社が同じく運営している「TopBuzz」や「BuzzVideo」などのアプリにも同時に展開可能です。
運用型広告は、自社でターゲットの設定から広告の作成、配信までを行う必要があります。
個人でも少額の費用で広告の出稿が可能なので、他の広告が高額で手が出せないのであれば運用型広告の活用がおすすめです。
TikTok広告については「【22年最新】TikTok広告費用はいくら?配信手順を徹底解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
日本国内でよく使われる検索エンジンといえば、GoogleとYahoo!です。この2つの検索エンジンに動画広告を出稿できる方法が、ディスプレイ広告です。
Google動画広告 |
インストリーム広告 |
CPV |
アウトストリーム広告 |
CPM |
|
Yahoo!動画広告 |
インストリーム広告 |
Views保証型:最低100万円 |
アウトストリーム広告 |
インプレッション保証型:最低500万円 |
動画広告を配信できるGoogle動画広告はディスプレイ広告といい、下図のようなWebサイトやアプリの広告枠に表示する広告です。
こうしたGoogleが提供するディスプレイ広告はGDNと呼ばれ、提携する200万以上のウェブサイトに広告を配信できます。
アウトストリーム広告は、Google動画パートナーのWebサイトやアプリのみに表示される動画広告です。料金形態は、2秒以上で広告表示面積が50%以上で表示された広告を1インプレッションとしてカウントされ、1,000インプレッションで課金されます。
インストリーム動画広告では、ユーザーが動画を30秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したときか、動画のインタラクティブ要素を操作したときに料金が発生します。
Google動画広告については「Google動画広告の種類やクリエイティブ制作のポイントを解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
Yahoo!で動画広告を取り扱っているのは、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)、アウトストリーム動画、インストリーム動画の3種類です。
Yahoo!ディスプレイアドネットワークは、広告の出稿目的に合わせて運用が可能な広告です。目的は、コンバージョン、動画再生、サイト誘導、アプリ訴求などから選ぶことができます。
アウトストリーム広告は、Yahoo!JAPANのトップページに掲載され、スマートフォン・PCのそれぞれに分かれています。
インストリーム広告は、動画コンテンツの再生前や再生中に挿入される動画広告です。動画を閲覧しようとしているユーザーが見ている広告のため、音声がオンで再生されることが多く、広告の内容が伝わりやすいのが特徴です。
Yahoo!動画広告については「YDNとは?Yahoo!で動画広告を運用する方法について徹底解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
広告を運用している中で多くの方が重要視しているのは、CPAをどれだけ下げられるかではないでしょうか。CPAとは「顧客獲得単価」をあらわし、顧客・成果を獲得するためにかかった1人あたりの費用を数値化するために用いられます。
しかし、CPAを下げるためにさまざまな運用方法を試したものの、逆にCPAが悪化したという経験をされた方も少なくないかと思います。
CPAを改善したいと考えたときには、「ROI」と呼ばれる数値も考慮する必要があります。ROIは「Return on Investmen」の略で、投資した広告に対してどれだけ利益を上げられたかを示したものです。
ROI(%)=(平均利益単価 × コンバージョン(CV)数 - 広告費)÷ 広告費 × 100
ROIが0%のときは、収益と収益獲得のためにかかった費用が同じ金額であるため、利益が0円となります。一方、マイナスになれば、収益よりも費用が高く赤字となってしまいます。そのため、広告で利益を出すためにCPAをKPIとしつつ、最終的な指標であるROIをプラスにしなければいけません。
Web広告はROIを高めることが最終目標であり、その通過点にCPAの改善があるというイメージです。
計算式から考えると、CPAを下げるにはより多くのコンバージョンを獲得するか広告費を下げて効率よく配信する、または両方を実現する必要があります。
費用対効果を考えた動画広告の戦略については「CPAを改善するには動画広告がオススメ!費用対効果まで考えた戦略」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
動画広告を検討する際にはCPM、CPV、CPCの3つの単価指標をみることが大切です。得たい成果をもとに、どのSNSで出稿するのか、どの方法で配信するのかを検討していきましょう。
また、動画広告はそのクリエイティブの出来栄えが、ユーザーの反応や関心に大きく影響を与えます。より低予算で多くのユーザーを獲得するには、クリエイティブのPDCAを回し続ける必要があるでしょう。
動画広告を利用する際には、ぜひ参考にしてみてください。
動画広告の運用にお悩みではありませんか?
YouTubeを筆頭に動画市場が盛り上がりを見せる中、動画広告の需要はますます増えています。そこで重要となるのが、ただ動画を作るだけではなく、いかに成果へ繋がる動画を作るか、です。
しかし、いざ施策を打つとなると「自社にノウハウがない」「制作リソースがない」「すでに配信しているが成果が出ない」と悩まれる企業は少なくありません。
もしも現在動画広告の成果にお悩みを抱えていらっしゃるのであれば、Kaizen Platformの「KAIZEN AD」の活用をご検討ください。KAIZEN ADは、低コスト・短納期でクオリティーの高い動画を作り「広告の勝ちパターン」を確立できるクリエイティブサービスです。
「勝ちパターン」をベースに運用することで、無駄な動画を作ることなく効果を継続させられるようになります。
これまで累計1,000社以上、30,000本を超える動画制作で得た知見や実績をもとに、動画広告施策の勝ちパターンや成功事例を資料にまとめました。
CVR改善やCPA改善、売上UPを実現したい方、スピーディーで質の高い動画制作を継続したい方、施策の打ち手にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。