【事例つき】YouTube広告の費用相場と適切なPDCAの回し方まで完全解説
2021/02/04 (Thu)
【事例つき】YouTube広告の費用相場と適切なPDCAの回し方まで完全解説
Kaizen 編集部

著者: Kaizen 編集部

この記事に興味を持ち、読んでくださっているということは、あなたは今YouTubeの広告出稿を検討し、相場費用に頭を悩ませているのではないでしょうか。

いまや月間のアクティブユーザーは全世界で20億人を超え 、国内でもひと月に約6200万人が視聴しているYouTube。コロナによる自粛期間を経て、その視聴率はさらにアップしました。 これほどの大きな市場を、広告担当者として見逃す手はないですよね。

ただ、慣れないうちは特に、YouTube広告の費用相場や課金形式が分かりにくいと感じるかもしれません。「予算を組みたいけれど、見当もつかない」と困っている人もいるでしょう。

一見複雑そうですが、広告の種類としては下記の5つです。課金方法もシンプルなので、普段YouTubeを利用しているときに目にする広告を思い出しながらイメージすると、理解しやすいと思います。

YouTube一覧表

今回は、この表をベースに課金の形式や広告パターンごとの費用の目安、実際の配信事例まで、「YouTube広告に必要なお金」をスッキリと納得してもらえるよう解説します。

1.YouTube広告はオークション(入札)形式

2.YouTube広告の3種類の課金の仕組み

3.YouTube広告形式は5種類!費用相場と合わせて解説

4.動画広告作成にかかる予算

5.図解でわかる!YouTube広告の配信方法

6.YouTube広告PDCAのポイント

さいごに:YouTube広告の魅力まとめ

1.YouTube広告はオークション(入札)形式

まずは、YouTube広告の仕組みから見ていきましょう。YouTubeの動画広告は、Google広告で管理・運用されており、オークション(入札)形式が基本です。

希望の広告枠に対して、希望上限額を設定しておきます。当然、注目の広告枠(人気のYouTuberのチャンネルなど)には他社からも入札が殺到するため、入札した広告金額によって競りとなります。

なお、オークションは広告配信のタイミングごとにGoogle広告側によって自動で行われ、入札金額と10段階の品質スコアによって配信される広告が決定する仕組みです。

仮に入札金額が低くても、品質スコアが高ければ広告が表示されることもあるわけです。

たとえば、同じ広告枠にA社が50円、B社は70円で入札していたとします。この場合、品質スコアが同じだとしたらより高い金額で入札していたB社の広告が配信され、広告価格はA社の金額より1円高い51円で決定します。

ただし、広告料金に競り勝ち、金額が決定したとしても、課金条件を満たして初めて費用が発生します。課金条件に関しては、後ほど詳しく説明します。

初心者の方におすすめな費用相場は1日1000円~

では1日どれくらいの広告費用を投じるのが一般的なのでしょうか。

YouTube Adsの料金設定ページには、「ほとんどの企業が、1日の予算をまず1000 円に設定してローカルキャンペーンを展開しています」と記載されています。

ですが、実際の運用現場から見ると「1日1000円」というのは成果を追う上ではあまり現実的ではありません。

いきなり多額の広告費を投じるには不安が大きいので、初心者の方はまず低予算からスタートして、費用対効果を見ながら少しずつ金額をアップしていくと考えるのが良いでしょう。

2.YouTube広告の3種類の課金の仕組み

YouTube広告の3種類の課金の仕組み

YouTube広告には、大きくわけて3種類の課金の仕組みがあります。この後のYouTube広告形式を理解する上で重要となるため、ひとつずつ見ていきましょう。

1)CPC:広告リンクを1クリックごとに課金

「Cost Per Click」の略。広告のリンク先に1クリックするたびに課金される形式です。ユーザーが動画広告のサムネイルもしくは見出しをクリックすると、広告料金が発生します。

2)CPV:動画視聴ごとに課金

「Cost Per View」の略。広告動画を1回再生するたびに、料金が発生する形式です。YouTubeの場合は、ユーザーが広告動画を30秒以上(動画が30秒未満の場合は、最後まで)視聴された場合に費用が発生します。

3)CPM:広告表示ごとに課金

「Cost Per Mille」の略。インプレッション単価とも言われ、1000回表示されるごとに広告費用が発生します。

3.YouTube広告形式は5種類!費用相場と合わせて解説

冒頭でご紹介したように、YouTube広告には5つの種類があります。それぞれ特徴が異なるため、自社にとってどの形式がベストかをイメージしながら考えていきましょう。

1)TrueViewインストリーム広告:動画再生中・前後に流れる広告

YouTube|YouTubeヘルプ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「TrueViewインストリーム広告」とは、ユーザーが選択した動画が始まる前に流れるプレロール広告、再生している途中に流れるミッドロール広告、そして動画終了後に流れるポストロール広告のことを言います。

ポストロール広告は、動画を最後まで見終えた人にのみ流れるため、よほど短い時間の動画の場合をのぞいて、プレロール広告もしくはミッドロール広告が採用されることが多いです。

また、TrueViewインストリーム広告には、「スキッパブル広告(スキップ可能なインストリーム広告)」と「ノンスキッパブル広告(スキップ不可のインストリーム広告)」の2種類があります。

スキッパブル広告(スキップ可能なインストリーム広告)

「リケン」|Youtubeインストリーム広告

※出典元:「リケン」|Youtubeインストリーム広告

動画広告が再生されて5秒経過すると右上に「広告をスキップ」というボタンが表示され、そこをクリックすれば広告を飛ばして動画に戻れる仕組みです。

ユーザーが動画広告をスキップせずに30秒以上視聴した場合、もしくは企業側のウェブサイトにアクセスした場合のみ料金が発生するCPV課金形式。

逆に言えば、30秒未満でスキップされた場合は、広告動画が表示されていても広告料金が発生しません。

商品に関心がないユーザーはスキップボタンを押すため、本当に興味関心を持ったユーザーを取り込めるメリットがあります。

ノンスキッパブル広告(スキップ不可のインストリーム広告)

「SK-Ⅱ」|YouTubeインストリーム広告

※出典元:「SK-Ⅱ」|YouTubeインストリーム広告

15秒以下の動画広告で、途中でスキップできないタイプのインストリーム広告。表示されたインプレッション数によって課金されるCPM方式で、YouTube広告の場合は1000回ごとに料金が発生します。

動画を視聴しているユーザーすべてにアプローチできるため認知度アップがはかれる反面、商品に興味がない場合もスキップできないため、少々ネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。

2)TrueViewディスカバリー広告:YouTubeの検索結果・関連動画横・モバイル版トップページに配信される広告

YouTube|YouTubeヘルプ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「TrueViewディスカバリー広告」とは、YouTubeの検索結果画面や動画再生ページの右側、モバイル版のトップページに表示される動画広告を指します。

「NEC」|YouTubeディスカバリー広告

※出典元:NEC」|YouTubeディスカバリー広告

広告の見出し、説明文、サムネイルが表示され、興味を持ったユーザーがクリックすると動画が再生、クリックごとに広告料金が発生するCPC形式です。

広告に興味を持ったユーザーだけがクリックするため、確実に商品に興味があり、購買を考えている人にアピールすることができます。ターゲットを絞って集客できる点は、大きなメリットでしょう。

3)バンパー広告:動画の再生中に流れる6秒以下の広告

YouTube|YouTubeヘルプ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「バンパー広告」は、YouTube動画の前後や動画の再生中に動画広告が流れ、スキップできないという点では、インストリーム広告のノンスキッパブル広告と同じです。動画広告が6秒以内で終了する、という点が異なります。

つまり、6秒間という短い時間で視聴者にインパクトを与え、なおかつスキップボタンが表示されないので動画内容に集中してもらえるというメリットがあります。

「無理やり(見たくないものを)見せられている」という不快感を与えにくいのは大きな利点です。YouTubeの中でも比較的新しいこの広告手法は、Googleから「動画広告の俳句」と称されています。

「sansan」|YouTubeバンパー広告

※出典元:「sansan」|YouTubeバンパー広告

また、ディスカバリー広告と組み合わせることで、さらなるユーザーへの認知拡大をはかれる点も見逃せません。課金形式は1000回ごとに料金が発生するCPMです。

4)アウトストリーム広告 :動画コンテンツ外に配信される広告

YouTube|YouTubeヘルプ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「アウトストリーム広告」は、YouTube以外のネットワークに配信される動画広告で、モバイルもしくはタブレットのみに表示されるのが特徴です。

画面に表示されると、音声がないミュートの状態で動画が再生されます。タップするとミュートが解除、音声つきで動画を視聴することができます。画面固定ではないため、スクロールで動画を飛ばしたり、好きなタイミングで閉じたりすることが可能です。

課金方式はCPMですが、「視認範囲のインプレッション課金」である点が、他の広告パターンとは異なります。広告面積の50%以上が2秒以上視聴されると「視認可能」とカウントされ、視認範囲のインプレッションが1000回ごとに料金が発生するシステムです。

YouTube利用者以外にアプローチできるため、大きなメリットがあります。

一方で、配信先がモバイルとタブレットのみであること、ユーザーの意図に関係なく動画広告が再生されること、2秒以上の表示で課金対象となるため商品に興味がないユーザーに対しても料金が発生する点などはデメリットといえるでしょう。

5)マストヘッド広告:トップページに表示される広告

YouTube|YouTubeヘルプ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「マストヘッド広告」とは、YouTubeのトップページ最上部に表示される広告を言います。この枠に動画広告を出すには、事前に予約しておく必要があります。

「YouTube Japan」|YouTubeマストヘッド広告

※出典元:「YouTube Japan」|YouTubeマストヘッド広告

課金形式は、1日1社限定で広告枠を買い切る「日別単価制」、もしくは表示回数1000回ごとに料金が発生するCPMのいずれかです。

YouTubeの中でももっとも目立つ場所に表示されるため、短期間の出稿でも商品認知や集客が見込めるでしょう。

4.動画広告作成にかかる予算

動画広告作成にかかる予算ここまでYouTube動画広告の種類や課金方式についてお伝えしてきましたが、もうひとつ忘れてはいけないのが「動画素材制作にかかる費用」があること。

動画広告に初めて挑戦する方のために、動画制作に関するステップと予算の目安をご説明していきます。

1)動画広告作成のステップ

まずは、動画広告を作るにあたって、どんな作業が必要かをざっと書き出してみます。

・広告のコンセプトや伝えたいメッセージを決める

2)動画制作にかかる費用

では、上記のステップを外部の制作会社などに依頼した場合の費用目安はどれくらいでしょうか。

ステップ

さらに、キャスティング代やヘアメイク、スタイリストなどを依頼する場合は、その都度費用がかかってきます。

予算をかければ、その分クオリティの高い動画が完成しますが、一方であまり動画制作に予算をかけすぎると、費用対効果の面ではマイナスになってしまうことも……。

できるだけ低予算で作成するために、「動画作成ツールを利用する」「コンセプトや脚本、キャスティングは自社で行い、撮影・編集のみなど一部を制作会社に依頼する」「プロの手を借りて戦略を練ったほうが得策、一からすべてを制作会社にお願いする」など方法は数多くありますので、ベストな方法を検討してみましょう。

5.図解でわかる!YouTube広告の配信方法

では実際に、YouTube広告を配信する際の手順を見ていきましょう。前準備として、Google、YouTube、Google広告のアカウントを取得しておいてください。

①作成した動画をYouTubeにアップロードする

Googleにログインした状態でYouTubeのトップページを開き、右上の「動画をアップロード」をクリック、広告動画をアップロードします。なお、動画の公開設定は一般公開もしくは限定公開にしておきます。非公開にしてしまうと、広告動画として配信されないので注意が必要です。

②Google広告からYouTube動画広告を作成する

Google広告から新しいキャンペーンを作成していきます。

「キャンペーンの目的」(決定しなくてもOK)と「動画」を選択します。

配信したい広告の種類を選択します。

③広告配信の詳細を設定する

広告配信に関する詳細の設定をしましょう。「入札戦略」「予算」「広告配信期間」をそれぞれ入力します。なお、すぐに配信したい場合でも、Googleの自動審査に通らなくては広告配信ができません。配信開始予定日よりも数日から一週間程度、余裕をみておくと安心です。

ネットワーク上のどこに広告を掲載したいか、ターゲットの地域、言語を設定します

その他の設定をプルダウンで表示すると、「デバイス」「フリークエンシーキャップ(同じユーザーに同じ広告が過剰に表示されることを防ぐ)」「広告のスケジュール」が設定できます。

④広告グループの作成

続いては広告グループを作成します。配信する広告のターゲット層にあわせて、年齢や性別、子どもの有無、世帯収入など細かな情報を入力することで、より狙った層に届きやすい広告配信が叶います。最後に入札単価を入力し、広告グループの設定は完了です。

⑤動画広告を作成

最初にアップロードした広告動画を選択します。URLを入力すると、右画面に実際の動画が表示されるので、チェックしましょう。

最後に、配信する広告の設定を行います。広告をクリックした後、どのサイトにリンクを貼りたいか、バナーの設定、広告名などを記入し、「最後のキャンペーンへ進む」をクリックすれば、作業はすべて完了です。この後、Google広告審査が行われ、審査に通れば広告配信へと進めます。

5.YouTube動画広告、PDCAのポイント2つ

YouTube動画広告、PDCAのポイント2つ

ここまでYouTube広告の種類と相場、配信方法を見てきました。初めて広告配信をする場合は、すぐに効果が出るかどうかがもっとも気になる点でしょう。しかしながら、大切なのは定期的な振り返りと効果測定、広告設定の見直しです。

作成した動画広告をより効率よく運用するための、PDCAのポイントについて考えてみます。

1)目的・ターゲット設定・広告の手法は適切か

あらためて、今回の広告によってどのような効果が欲しいか、どのような結果を得たいかを振り返りましょう。もしかすると、その目的のために設定したターゲットが少しズレているかもしれません。

Google広告の「広告グループの作成」部分にあるキーワード、トピック、プレースメントの見直し、修正をすると、より効果的な広告展開に近づけます。

広告の効果を客観的に見るために、無料で提供されているYouTubeアナリティクスというサービスを活用することもおすすめです。

YouTube STUDIOにログインし、左側にある「アナリティクス」をクリックすると、視聴回数や再生時間などの概要、リーチ、エンゲージメント、視聴者などの情報を見ることができます。

2)時にはプロの手を借りる

もっとも大切なのは、これらPDCAサイクルを継続し、都度テコ入れをしていくことです。場合によっては、動画広告自体を作り直すことが必要かもしれません。

どうしても自分たちの力では修正案や改善策が思いつかない、思うように広告運用ができていないが理由がわからないという場合は、プロの手を借りることも一案。

※出典元:KAIZEN Ad

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まとめ|YouTube広告の費用を理解し適切なプランニングを

YouTube広告の費用を理解し適切なプランニングを

YouTube広告は、対象の年齢や属性が幅広いが故に、しっかりとターゲットにハマる広告プランをもちいれば、想像以上の大きな効果が見込めます。短期間で商品の認知度を上げたり、ブランディングだけでなく自社サイトに誘導して購買に結びつけたりと、その可能性は無限大です。

ぜひ貴社のサービス・商品をアピールするために、YouTube広告をうまく活用していきましょう。

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