2022/04/14 (Thu)
初めてのYouTube広告|費用の目安とクリエイティブのポイント

著者: Kaizen 編集部

YouTube広告の費用相場と費用対効果

YouTubeの広告出稿を検討しているものの、相場費用が分からず、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

いまやYouTubeの月間アクティブユーザーは全世界で20億人を超え 、国内でもひと月に約6,200万人が視聴しています。コロナ禍での自粛期間を経て、その視聴率はさらにアップしました。 これほどの大きな市場を、広告担当者として見逃す手はありません。

ただ、慣れないうちはYouTube広告の費用相場や課金形式が分かりにくいと感じるかもしれません。「予算を組みたいが、仕組みや必要費用がわからない」と困っている方もいるでしょう。一見複雑そうですが、広告

の種類としては下記の5つです。課金方法もシンプルなので、普段YouTubeを利用しているときに目にする広告を思い出しながらイメージすると、理解しやすいのではないでしょうか。

インストリーム広告:CPV(動画視聴ごとに課金される)、ディスカバリー広告:CPC(広告リンクを1クリックごとに課金される)、バンパー広告:CPM(1000回表示されるごとに課金される)、アウトストリーム広告:視認範囲のCPM(広告面積の5割以上が2秒以上表示されると課金される)、マストヘッド広告:CPMとCPD(日ごとの固定単価)の2通り

今回は、この表をベースに課金の形式や広告パターンごとの費用の目安、実際の配信事例まで、「YouTube広告に必要な費用」を納得していただけるように解説します。

YouTube広告におけるお役立ち資料をご覧いただけます

動画広告市場は一層の盛り上がりを見せ、もはや動画を作ればよい時代から、いかに動画で成果を出すかという時代に変化してきました。動画広告で成果をあげるためにも適切な設計と、クリエイティブの勝ちパターンを見つけるPDCAサイクルが大切です。

コンバージョン改善や売上UPの実現を目指したい方へ、これまでKaizen Platformが累計1,000社以上、合計30,000本以上の動画制作から得た知見や実績に基づいた『YouTube広告におけるベストプラクティス』をお届けします。

YouTube広告において、成果に伸び悩んでいる、ノウハウがないとお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

お役立ち資料をダウンロードする

▼目次

1.YouTube広告はオークション(入札)形式

2.はじめて出稿する際に用意しておく予算相場

3.YouTube広告の3種類の課金の仕組み

4.YouTube広告形式は5種類!費用相場と合わせて解説

5.YouTube広告の費用対効果はどれくらいあるのか

6.Youtube広告作成にかかる費用

7.図解でわかる!YouTube広告の配信方法

8.YouTube動画広告を運用するにあたってPDCAを行う2つのポイント

9.Kaizen PlatformによるYouTube広告の成功事例

10.失敗しないクリエイティブプランニング、6つのポイント

11.まとめ|YouTube広告の費用を理解し適切なプランニングを

 

1.YouTube広告はオークション(入札)形式

まずは、YouTube広告の仕組みから見ていきましょう。YouTubeの動画広告は、Google広告で管理・運用されており、オークション(入札)形式が基本です。

希望の広告枠に対して、希望上限額を設定しておきます。当然、注目の広告枠(人気のYouTuberのチャンネルなど)には他社からも入札が殺到するため、入札した広告金額によって競りとなります。

なお、オークションは広告配信のタイミングごとにGoogle広告側によって自動で行われ、入札金額と広告の品質を表す10段階の「品質スコア」によって配信される広告が決定する仕組みです。

仮に入札金額が低くても、品質スコアが高ければ広告が表示されることもあるわけです。

たとえば、同じ広告枠にA社が50円、B社は70円で入札していたとします。この場合、品質スコアが同じだとしたらより高い金額で入札していたB社の広告が配信され、広告価格はA社の金額より1円高い51円で決定します。

ただし、広告料金に競り勝ち、金額が決定したとしても、課金条件を満たして初めて費用が発生します。課金条件に関しては、後ほど詳しく説明します。

 

2.はじめて出稿する際に用意しておく予算相場

YouTube広告はオークション形式で、競合他社が少ないと安く配信できるため、必要予算はPRする「商品・サービス」によって異なります。そのため、本記事では目安の予算を紹介します。

YouTube広告を本格的に運用して効果を上げていきたいと考えているなら、最低でも10万円の予算を用意しましょう。10万円程度あれば広告を出稿するだけでなく、広告効果を高めるためのデータも取れるためです。

YouTube Adsの料金設定ページには、「ほとんどの企業が、1日の予算をまず1,000円に設定してローカルキャンペーンを展開しています」と記載されています。

しかし、実際の運用現場から見ると「1日1,000円」というのは成果を追う上ではあまり現実的ではありません。1インプレッション = 1円とすると、1日で1,000インプレッションしか獲得できず、広告効果を定量的に測るのが難しいためです。

正確な費用対効果や成果を測定するためには10万インプレッション程度は費用なので、広告費は10万円を最低金額と考えておきましょう。

 

3.YouTube広告の3種類の課金の仕組み

YouTube広告には、大きくわけて3種類の課金の仕組みがあります。この後のYouTube広告形式を理解する上で重要となるため、ひとつずつ見ていきましょう。

 

1)CPC:広告リンクを1クリックごとに課金

「Cost Per Click」の略。広告のリンク先を1クリックするたびに課金される形式です。ユーザーが動画広告のサムネイルもしくは見出しをクリックすると、広告料金が発生します。

2)CPV:動画視聴ごとに課金

「Cost Per View」の略。広告動画を1回再生するたびに、料金が発生する形式です。YouTubeの場合は、ユーザーが広告動画を30秒以上(動画が30秒未満の場合は、最後まで)視聴された場合に費用が発生します。

 

3)CPM:広告表示ごとに課金

「Cost Per Mille」の略。インプレッション単価とも言われ、1000回表示されるごとに広告費用が発生します。

 

4.YouTube広告形式は5種類!費用相場と合わせて解説

冒頭でご紹介したように、YouTube広告には5つの種類があります。それぞれ特徴が異なるため、自社にとってどの形式がベストかをイメージしながら考えていきましょう。

    1. TrueViewインストリーム広告
    2. TrueViewディスカバリー広告
    3. バンパー広告
    4. アウトストリーム広告
    5. マストヘッド広告

 

1)TrueViewインストリーム広告:動画再生中・前後に流れる広告

TrueViewインストリーム広告のイメージ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「TrueViewインストリーム広告」とは、ユーザーが選択した動画が始まる前に流れるプレロール広告、再生している途中に流れるミッドロール広告、そして動画終了後に流れるポストロール広告のことを言います。

ポストロール広告は視聴されることが少ないため、プレロール広告もしくはミッドロール広告が多く採用されています。

また、TrueViewインストリーム広告には、「スキッパブル広告(スキップ可能なインストリーム広告)」と「ノンスキッパブル広告(スキップ不可のインストリーム広告)」の2種類があります。

 

スキッパブル広告(スキップ可能なインストリーム広告)

スキッパブル広告のイメージ

※出典元:「リケン」|Youtubeインストリーム広告

動画広告が再生されて5秒経過すると右下に「広告をスキップ」というボタンが表示され、そこをクリックすれば広告を飛ばして動画に戻ることができる仕組みです。

ユーザーが動画広告をスキップせずに30秒以上視聴した場合、もしくは企業側のウェブサイトにアクセスした場合のみ料金が発生するCPV課金形式。

逆に言えば、30秒未満でスキップされた場合は、広告動画が表示されていても広告料金が発生しません。

商品に関心がないユーザーはスキップボタンを押すため、本当に興味関心を持ったユーザーを取り込めるメリットがあります。

 

ノンスキッパブル広告(スキップ不可のインストリーム広告)

ノンスキッパブル広告のイメージ

※出典元:「SK-Ⅱ」|YouTubeインストリーム広告

15秒以下の動画広告で、途中でスキップできないタイプのインストリーム広告。表示されたインプレッション数によって課金されるCPM方式で、YouTube広告の場合は1000回ごとに料金が発生します。

動画を視聴しているユーザーすべてにアプローチできるため認知度アップがはかれる反面、商品に興味がない場合もスキップできないため、少々ネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。

インストリーム広告については「TrueViewインストリーム広告とは|課金形態やメリットを解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

2)TrueViewディスカバリー広告:YouTubeの検索結果・関連動画横・モバイル版トップページに配信される広告

TrueViewディスカバリー広告のイメージ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「TrueViewディスカバリー広告」とは、YouTubeの検索結果画面や動画再生ページの右側、モバイル版のトップページに表示される動画広告を指します。

TrueViewディスカバリー広告のイメージ

※出典元:「NEC」|YouTubeディスカバリー広告

広告の見出し、説明文、サムネイルが表示され、興味を持ったユーザーがクリックすると動画が再生、クリックごとに広告料金が発生するCPC形式です。

広告に興味を持ったユーザーだけがクリックするため、確実に商品に興味があり、購買を考えている人にアピールすることができます。ターゲットを絞って集客できる点は、大きなメリットでしょう。

また、視認性の高いサムネイルやタイトルを表示することができれば、広告をクリックされずとも認知を広げていくことができます。

またTrueViewディスカバリー広告は、サムネイル画像とテキストで構成されます。広告のサイズや表示形式は表示先によって異なりますが、どの広告も共通してユーザーがクリックすることで動画が再生されることも一つの特徴です。リンク先の動画時間に制限はありません。

TrueViewディスカバリー広告について詳しくは「TrueViewディスカバリー広告|購入促進につながるポイント」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

バンパー広告:動画の再生中に流れる6秒以下の広告

バンパー広告のイメージ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「バンパー広告」は、YouTube動画の前後や動画の再生中に動画広告が流れ、スキップできないという点では、インストリーム広告のノンスキッパブル広告と同じです。動画広告が6秒以内で終了する、という点が異なります。

つまり、6秒間という短い時間で視聴者にインパクトを与え、なおかつスキップボタンが表示されないので動画内容に集中してもらえるというメリットがあります。

「無理やり(見たくないものを)見せられている」という不快感を与えにくいのは大きな利点です。YouTubeの中でも比較的新しいこの広告手法は、Googleから「動画広告の俳句」と称されています。

バンパー広告のイメージ

※出典元:「sansan」|YouTubeバンパー広告

また、ディスカバリー広告と組み合わせることで、さらなるユーザーへの認知拡大をはかれる点も見逃せません。課金形式は1000回ごとに料金が発生するCPMです。

バンパー広告については「バンパー広告|効果を最大化する2つの戦略とクリエイティブの作り方」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

4)アウトストリーム広告 :動画コンテンツ外に配信される広告

アウトストリーム広告のイメージ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「アウトストリーム広告」は、YouTube以外のネットワークに配信される動画広告で、モバイルもしくはタブレットのみに表示されるのが特徴です。

画面に表示されると、音声がないミュートの状態で動画が再生されます。タップするとミュートが解除でき、音声つきで動画を視聴することができます。画面固定ではないため、スクロールで動画を飛ばしたり、好きなタイミングで閉じたりすることが可能です。

課金方式はCPMですが、「視認範囲のインプレッション課金」である点が、他の広告パターンとは異なります。広告面積の50%以上が2秒以上視聴されると「視認可能」とカウントされ、視認範囲のインプレッションが1000回ごとに料金が発生するシステムです。

YouTube利用者以外にアプローチできるため、大きなメリットがあります。

一方で、配信先がモバイルとタブレットのみであること、ユーザーの意図に関係なく動画広告が再生されること、2秒以上の表示で課金対象となるため商品に興味がないユーザーに対しても料金が発生する点などはデメリットといえるでしょう。

アウトストリーム広告には、インバナーとインリード、配信のタイミングが異なる2種類の広告があります。インバナー広告は、ユーザーに向けてバナー枠で広告を配信するため、YouTubeなどの動画サイト以外でも動画広告の配信が可能です。インリード広告は、コンテンツの間に挟まれて挿入され、スクロールをした時点で動画広告が流れます。そのため、ユーザーの目に留まりやすい特徴があります。

アウトストリーム広告については「動画広告の種類を解説|YouTubeからSNSまで徹底網羅」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

5)マストヘッド広告:トップページに表示される広告

マストヘッド広告のイメージ

※出典元:YouTube|YouTubeヘルプ

「マストヘッド広告」は、YouTubeのトップページ最上部に表示される広告です。この枠に動画広告を出すには、事前に予約しておく必要があります。

マストヘッド広告のイメージ

※出典元:「YouTube Japan」|YouTubeマストヘッド広告

課金形式は、1日1社限定で広告枠を買い切る「日別単価制」、もしくは表示回数1000回ごとに料金が発生するCPMのいずれかです。

YouTubeの中でも、もっとも目立つ場所に表示されるため、短期間の出稿でも商品認知や集客が見込めるでしょう。

目的別に広告の種類を選びたいと考えている方や網羅的にYouTube広告については「6種類のYouTube広告|単価相場と設定手順【2022年最新】」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

5.YouTube広告の費用対効果はどれくらいあるのか

YouTube広告を制作・出稿するうえで、一体どれくらいの費用対効果があるのかは気になるところです。

同じWebマーケティングで代表的な広告出稿方法にリスティング広告があります。リスティング広告は訴求方法が動画ではなくテキストと静止画のみというのがYouTube広告との大きな違いです。

そこでリスティング広告とYouTube広告、どちらの費用対効果が高いのか、仮に1日1CV(コンバージョン)を得る目標でプランニングをしてみました。

 

リスティング広告の場合

リスティング広告は業界やキーワードによって異なりますが、CVR(コンバージョン率)の平均相場は1~2%です。CPC(クリック単価)も業界・キーワードにより上下しますが、運用当初は100円前後で入札して様子を見ていくのが現実的です。

1日1CVを達成するには、CVR1~2%としても100クリックあれば1CV達成できる計算になります。100クリックを得るのに要する予算は1クリック100円を想定すると1万円です。1日1万円、月30万円の予算で1日1CVの目標を達成できます。

 

1CV÷CVR1%=100クリック

100クリック×クリック単価100円=1万円(1日予算)

1日1万円×30日=1ヶ月30万円

 

YouTube広告の場合

YouTube広告も業界やキーワードによって異なりますが、CVRの平均相場は2.06%です。1再生あたりの相場はリスティング広告と同じく業界やキーワードによって異なりますが、2円〜20円くらいが相場となっています。

1日1CVを達成するには、CVR2.06%として50クリックがあれば1CVが達成できます。50クリックを得るのに要する予算は1クリック20円としても1000円です。1日1000円、月3万円の予算で1日1CVの目標が達成できます。

 

1CV÷CVR2.06%=50クリック

50クリック×クリック単価20円=1000円(1日予算)

1日1000円×30日=1ヶ月3万円

 

今回は簡単に1日1CV獲得を目標にプランニングを行いました。以上のように、同じ1CVを獲得しようと思っても、リスティング広告とYouTube広告では10倍もの費用差が生まれています。このことからも、YouTube広告は費用対効果が非常に高いことがお分かりいただけたかと思います。

 

■動画広告はコンバージョン率が高い

クリエイティブ次第で、動画広告は静止画広告よりも高いコンバージョン率を出せます。この理由として「音声を使ってユーザーにアプローチできる」「静止画に比べて広告の印象が残りやすい」「強い印象を与えた結果、高クリック率につながる」という3つが挙げられます。

シンガポールのキャッシュバックアプリ「ShopBack」は静止画広告と動画広告の両方を用いて配信を行いました。両者を比較したところ、動画広告のコンバージョン率は静止画広告の5.5倍高く、さらに1人あたりの登録コストは5.7倍低くなりました。

また、Facebookの調査によると、静止画広告と動画広告の両方を使用しているブランドは、静止画広告のみを使用しているブランドと比較し、コンバージョン率が17%高くなると報告されています。

このように、動画広告を用いることでコンバージョン率を高めることが可能です。

詳しくは「動画広告でコンバージョン獲得UPを狙える効果的なクリエイティブ」でも解説しています。ぜひ参考にしてください。

YouTube広告の費用対効果が高い理由については「動画広告が「効果の高い施策」として注目を集めているその理由を解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

費用対効果を見るための指標

YouTube広告を使ってマーケティングを行う場合、成果に対してどのくらいの効果が出たのかを測定するためにKPI(Key Performance Indicator、重要業績指標)を決める必要があります。

KPIを設定するには、まずは動画広告の出稿目的を明確にすることからはじめましょう。最終的なゴールは、自社サービスや商品の購入や登録となることが多いと考えますが、下記の図のように目的に応じて設定するKPIは異なります。

一例ですが、出稿目的には下記のようなものがあります。

  • 認知拡大:自社サービスや商品の認知度を高める
  • 検討:自社サービスや商品の購入検討を促す
  • 行動:ユーザーに購入や問い合わせなどの行動を起こしてもらう

目的の決め方としては、ターゲット層のインサイトを把握し、どこが課題なのかを明確にしたうえで、ふさわしい解決策となり得るものを選ぶとよいでしょう。

認知のKPI:再生回数、表示回数、ユニーク視聴者数、ブランド認知度、広告想起率、検討のKPI:視聴完了率、再生時間、ブランド好感度、比較検討、ブランド関心度、行動のKPI:クリック数、問い合わせ数、会員登録数、売上、購入意欲

動画広告の効果測定の方法や改善の方法については、「動画広告の効果ってどうやって測定するの? 動画広告で見るべき指標まとめ」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

6.YouTube広告作成にかかる費用

ここまでYouTube動画広告の種類や課金方式についてお伝えしてきましたが、もうひとつ忘れてはいけないのが「動画素材制作にかかる費用」があること。

動画広告に初めて挑戦する方のために、動画制作に関するステップと予算の目安をご説明していきます。

 

1)動画広告作成のステップ

動画広告を制作するには大きく分けて以下5つのステップが必要です。

  1. 広告のコンセプトや伝えたいメッセージを決める
  2. メッセージを台本に落とし込む
  3. 台本をもとに撮影に移る
  4. 撮影した動画を編集する
  5. アニメーションであればナレーションを入れ込む

 

このステップを全て外部の制作会社に依頼したい際の費用をまとめました。

企画構成・ディレクション10~40万円、台本作成5~10万円、撮影10~30万円、編集3~15万円、ナレーション3~10万円

上記にプラスして、キャスティング代やヘアメイク、スタイリストなどを依頼する場合は、その都度費用がかかってきます。

予算をかければ、その分クオリティの高い動画を作成することが可能ですが、一方であまり動画制作に予算をかけすぎると、費用対効果の面ではマイナスになってしまう可能性もあります。

できるだけ低予算で動画を作成するためには主に以下の4つの手段がおすすめです。

  • 動画作成ツールを利用する
  • 撮影・編集のみなど一部を制作会社に依頼する
  • プロの手を借りて一からすべてを制作会社にお願いする
  • アニメーション動画にする

制作の手段は数多くありますので、自社の方針に合うベストな方法を検討してみましょう。

 

■動画制作費の相場は?

制作会社に依頼する場合、1本あたりの相場は20万円〜50万円で、アウトプット次第で費用感が大きく変動します。

<制作費の内訳>

プロジェクトの企画構成、ディレクション:10〜40万円

台本作成:5〜10万円

撮影:10〜30万円

編集:3〜15万円

ナレーション:3〜10万円

 

■アウトプット次第で大きく変動する費用感

動画制作費の内訳について述べましたが、「インタビュー動画」「会社紹介PR映像」など、どのような動画をつくるかでも費用感は変わってきます。

動画種類別だとどれくらいの料金がかかるのか、相場を確認していきましょう。

 

(1)インタビュー動画

採用目的や、自社サービスの導入事例紹介などに用いる場合が多い「インタビュー動画」。

必ずしもスタジオで撮影する必要は無く、ほとんどの場合、特別な機材も必要ありません。

5分程度で収まることが多く、そのぶん編集にかかる時間も抑えられます。

一般的な相場感としては5万円〜40万円と言われています。

 

(2)セミナー・イベント動画

セミナー・イベントを収録した動画は、60分〜120分程度と尺が長めになります。

そのため、編集をおこなう時間も長くなり、インタビュー動画に比べてやや費用感が高くなり

だいたい15万円〜50万円が相場と言われています。

 

(3)Webムービー

商品・サービスの認知拡大や、販促用の動画等、幅広く活用できる「Webムービー」。

相場感は30万円〜200万円です。

アニメーションにするか、実写にするかで大きく変動します。

既存イラストを用いたアニメーション動画にすると、コストを大幅に抑えられます。

一方、実写にしたい場合は予算を多めに見積もっておくほうが良いでしょう。

 

(4)会社紹介PR映像

会社紹介PRは自社の外観・内観の撮影に、社員のインタビュー動画など、多くのカットが必要です。費用感は50万円〜200万円と他の動画と比べるとその分やや高めです。

動画制作費相場については「動画広告の制作費相場と費用をおさえる方法!」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

安く品質の良いものを制作したい場合は、数多くの動画クリエイターが在籍し柔軟かつ大量にリソースの提供ができる制作プラットフォーム会社を利用するのも一つの手です。

例えばKAIZEN ADでは、制作費1本5万円から発注が可能です。

動画クリエイティブのよくある課題と勝ちパターン、改善事例を知りたい方はぜひこちらの無料ダウンロード資料をご覧ください。

動画制作プラットフォーム「KAIZEN AD」の特長・機能、スケジュール、料金体系についてもご紹介しています。

動画制作費については「動画広告の費用いくらかかる?制作費から課金タイミングまでまとめてみました」でも触れています。こちらもぜひ参考にしてください。

 

7.図解でわかる!YouTube広告の配信方法

では実際に、YouTube広告を配信する際の手順を見ていきましょう。前準備として、Google、YouTube、Google広告のアカウントを取得しておいてください。

①作成した動画をYouTubeにアップロードする

YouTubeのホーム画面

Googleにログインした状態でYouTubeのトップページを開き、右上の「動画をアップロード」をクリック、広告動画をアップロードします。なお、動画の公開設定は一般公開もしくは限定公開にしておきます。非公開にしてしまうと、広告動画として配信されないので注意が必要です。

 

②Google広告からYouTube動画広告を作成する

Google広告から新しいキャンペーンを作成していきます。

Google広告での新しいキャンペーンの作成画面

「キャンペーンの目的」(決定しなくてもOK)と「動画」を選択します。

サブタイプ選択の画面

配信したい広告の種類を選択します。

 

③広告配信の詳細を設定する

「入札戦略」「予算」「広告配信期間」の設定画面

広告配信に関する詳細の設定をしましょう。「入札戦略」「予算」「広告配信期間」をそれぞれ入力します。なお、すぐに配信したい場合でも、Googleの自動審査に通らなくては広告配信ができません。配信開始予定日よりも数日から一週間程度、余裕をみておくと安心です。

ターゲットの地域、言語の設定画面

ネットワーク上のどこに広告を掲載したいか、ターゲットの地域、言語を設定します。

その他の設定画面

その他の設定をプルダウンで表示すると、「デバイス」「フリークエンシーキャップ(同じユーザーに同じ広告が過剰に表示されることを防ぐ)」「広告のスケジュール」が設定できます。

 

④広告グループの作成

広告グループの作成画面

続いては広告グループを作成します。配信する広告のターゲット層にあわせて、年齢や性別、子どもの有無、世帯収入など細かな情報を入力することで、より狙った層に届きやすい広告配信が可能です。最後に入札単価を入力し、広告グループの設定は完了です。

 

⑤動画広告を作成

動画広告の作成画面

最初にアップロードした広告動画を選択します。URLを入力すると、右画面に実際の動画が表示されるので、チェックしましょう。

最後に、配信する広告の設定を行います。広告をクリックした後、どのサイトにリンクを貼りたいか、バナーの設定、広告名などを記入し、「最後のキャンペーンへ進む」をクリックすれば、作業はすべて完了です。この後、Google広告審査が行われ、審査に通れば広告配信へと進みます。

各配信方法の種類によって、「②Google広告からYouTube動画広告を作成する」の設定方法が少しずつ異なります。配信したい広告枠の方法に沿って設定しましょう。

各配信方法における広告設定については「図解で学ぶYouTube広告の設定方法|7つの種類別【初心者向き】」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

8.YouTube動画広告を運用するにあたってPDCAを行う2つのポイント

ここまでYouTube広告の種類と相場、配信方法を見てきました。はじめて広告配信をする場合は、すぐに効果が出るかどうかが、もっとも気になる点でしょう。しかしながら、大切なのは定期的な振り返りと効果測定、広告設定の見直しです。

作成した動画広告をより効率よく運用するための、PDCAのポイントについて考えてみます。

 

1)目的・ターゲット設定・広告の手法は適切か

あらためて、今回の広告によってどのような効果が欲しいか、どのような結果を得たいかを振り返りましょう。もしかすると、その目的のために設定したターゲットが少しズレているかもしれません。

Google広告の「広告グループの作成」部分にあるキーワード、トピック、プレースメントの見直し、修正をすると、より効果的な広告展開に近づけることができます。

広告の効果を客観的に見るために、無料で提供されている「YouTubeアナリティクス」というサービスを活用することもおすすめです。

YouTube STUDIOにログインし、左側にある「アナリティクス」をクリックすると、視聴回数や再生時間などの概要、リーチ、エンゲージメント、視聴者などの情報を見ることができます。

Web広告全般で役立つCPAの改善について詳しくは「CPAを改善するには動画広告がオススメ!費用対効果まで考えた戦略」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

2)時にはプロの手を借りる

もっとも大切なのは、これらPDCAサイクルを継続し、都度テコ入れをしていくことです。場合によっては、動画広告自体を作り直すことが必要かもしれません。

どうしても自分たちの力では修正案や改善策が思いつかない、思うように広告運用ができていないが理由がわからないという場合は、プロの手を借りることも一案です。

KAIZEN AD

※出典元:KAIZEN AD

KAIZEN ADは、動画広告のノウハウ、トレンド事例などの情報を持つスペシャリストが、動画制作から動画広告運用のPDCAを廻すことで、オンラインでの顧客獲得の成果を向上するサービスです。最安5万円から動作制作を依頼でき、最短5分で発注、5営業日で納品というスピーディーさも魅力です。

さらに動画広告のPDCA改善率が平均50%と、納品後のサポート体制に関しても万全の体制を整えています。

動画広告を出したいけれど予算や時間の面で厳しい、すでに出稿しているもののPDCAが上手く回らない……といった悩みを抱えている企業担当者の皆さまは、ぜひ一度ご検討ください。

 

9.Kaizen PlatformによるYouTube広告の成功事例

実際にYouTube広告でどのような成果が得られるのか、Kaizen Platformが提供する動画広告制作プラットフォーム「KAIZEN AD」で制作した以下企業のYouTube広告事例を紹介していきます。

  • 株式会社オーネット
  • キラメックス株式会社
  • 株式会社ANAP

それぞれの課題点から改善内容を詳しく解説します。

 

1)株式会社オーネット:リード獲得とPDCAの効率化

結婚相手紹介サービスを展開していた株式会社オーネットは、KAIZEN AD利用前にも動画広告を配信していましたが、以下の課題を抱えていました。

  • リード獲得のための新規マーケティングチャネルを開拓したい
  • 配信先プラットフォームを利用しているユーザーに合わせた情報提供をしたい

今までの動画配信はサービス情報を網羅的に説明した内容をさまざまなメディアで画一的に配信しているだけでした。ユーザーに最適化した訴求ができていない状態でいなかったため、ユーザーのインサイトに合わせて細かく動画を制作していく方針を固めました。

そして、KAIZEN ADにて男女で分けた8パターンの動画を1ヶ月で制作し、配信しました。

▼制作動画例

 

複数の訴求軸を用意したこと、1つの動画で複数のターゲットを狙うのではなく、複数の動画にそれぞれターゲットを設定したことで、初月から設定したコンバージョンの目標を超えるキャンペーンが複数生まれ、入会率も他のSNSに比べて3〜4倍にものぼる効果が得られました。

株式会社オーネットの成功事例については「楽天オーネットとの取り組みから考える、画一的な動画配信からの脱却」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

2)キラメックス株式会社:リソース不足解消と自社に合った動画広告の改善

キラメックス株式会社はプログラミングオンラインスクール「TechAcademy」を運営しており、無料体験ユーザーの獲得を目的として広告運用をしていました。

もともとはインハウスで広告を運用しており、以前CMで用いた素材を使ってYouTube広告を配信したところ、反響が良かったため本格運用しようと考えました。しかし、手元にある素材は現在とは訴求内容が異なっていることと、新しい動画の制作リソースがないことから、KAIZEN ADを導入。

テレビCMで用いた素材を使い、訴求内容を変えた動画広告を制作しました。

 

「2週間程度の期間配信し、次の2週間で修正する」というPDCAサイクルを回していきました。さまざまなパターンを試すことで勝ちパターンが見え、CPAが40%改善、コンバージョン数は2倍近く伸びるという結果を得られました。

動画広告をきっかけに、現在はプログラミング学習者向けにTechAcademyのYouTubeチャンネルを週2〜3本ペースで更新するなど、動画マーケティングを積極的に活用しています。

キラメックス株式会社の成功事例については「いかに動画広告でユーザー獲得を狙うのか。キラメックスが仮説検証を繰り返し、CPA40%改善を実現できた理由」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

3)株式会社ANAP:ECサイトへのリード獲得

株式会社ANAPは女性向けファッションブランドの企業です。実店舗に来店する顧客の7〜8割が新規顧客である一方、オンラインショップでは7〜8割が既存顧客という構造に課題を感じていました。

そこでインターネット上で新しいターゲット層を集客するため、YouTube広告を導入しました。プロジェクト開始当初は短い動画広告であることから、インハウスで制作していましたが、クオリティに納得がいかず、KAIZEN ADを導入。

認知を取るために「ANAP」とわかりやすく文字を出すファーストビューやプライスがしっかりとわかる表現など、訴求ポイントについて細かく相談し、動画を制作しました。

認知を目的とした広告の効果比較は難しいですが、配信後、新規会員録者数は月平均と比較して120〜130%ほど向上しました。

また、直近のブランド効果のレポートでは「ANAP」というブランド名での指名検索率がなんと640%増加。動画広告を出したことで認知を獲得できた事例です。

株式会社ANAPの成功事例については「動画広告で指名検索は640%増加も。オンラインとオフラインの両立を目指す、ANAPの新戦略」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

10.失敗しないクリエイティブプランニング、6つのポイント

Youtube広告で効果を出すためには、クリエイティブプランニングも重要です。

動画の内容を企画するうえで重要なポイントを6つご紹介します。

 

1.ターゲットに合わせたメッセージを考える

ターゲットが誰かによって、打ち出すメッセージやテイストが変わるので、まずはターゲットを決めましょう。ターゲットは具体的なイメージが湧きやすいように、「性別」「年代」「職業」「趣味・思考」などを具体的に決めます。ターゲットが決まったら、ターゲットに合わせた伝え方やテイストを決めます。

 

2.常に複数のクリエイティブを試す

ターゲットに合わせた訴求を考えて、これが一番伝わりやすいと思ったクリエイティブであっても、できるだけ複数のクリエイティブでテストを行いましょう。

パターンとしては、最低でも2種類のクリエイティブパターンに対して2種類の訴求メッセージをかけ合わせた4種類を用意しておくことをおすすめします。そうすることで、最適なクリエイティブと最適な訴求メッセージを同時に検証することができます。

クリエイティブは、イラスト基調か実写かといったように、全く違うクリエイティブのパターンを試すことができます。

 

3.CTAを配置する

Youtube広告を運用する際は、必ずCTA(=Call To Action、行動喚起)を設定しましょう。

よくあるのは「今すぐ購入」と表示し、ECの商品販売ページに誘導するパターンです。

Youtube広告を見て、「商品を買いたい」と思ったユーザーを次のアクション(購買等)につなげるための非常に重要な導線なので、目的に応じて適切なものを設定しましょう。

YouTube広告CTAのイメージ

[画像出典]YouTube 広告に Call-to-Action オーバーレイを追加する - ディスプレイ&ビデオ 360 ヘルプ

 

4.広告とLPの一貫性を持たせる

CTAのLP(ランディング先のページ)は、広告と一貫性のあるものにしましょう。広告と、誘導先ページで訴求する商品にズレがない、テイストやカラーが揃っているなど、ユーザーに不安感を抱かせないことが重要です。

 

5.社会的な評価を含める

「グルメサイトTOP100」「ファンデーションランキング1位」など、第三者評価を含めましょう。

ユーザーは「他の人も使っているから大丈夫」という心理状態となり、購買の安心材料・後押しになります。

6.広告の掲載場所に合わせたクリエイティブを制作する

Youtube広告といっても、「インストリーム広告」「ディスカバリー広告」などいくつかの異なる掲載場所・広告種別があります。

掲載場所が違うと、最適な見せ方やクリエイティブのサイズが異なります。事前に掲載できるクリエイティブの種類やサイズを確認したうえで制作を進めるようにしましょう。

クリエイティブプランニングの重要性については「失敗しない広告クリエイティブ方法|制作に重要な6つのポイント」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

まとめ|YouTube広告の費用を理解し適切なプランニングを

YouTube広告は、対象の年齢や属性が幅広いが故に、しっかりとターゲットにハマる広告プランをもちいれば、想像以上の大きな効果が見込めます。短期間で商品の認知度を上げたり、ブランディングだけでなく自社サイトに誘導して購買に結びつけたりと、その可能性は無限大です。

ぜひ貴社のサービス・商品をアピールするために、YouTube広告をうまく活用していきましょう。

YouTube動画広告の運用にお悩みではありませんか?

YouTubeを筆頭に動画市場が盛り上がりを見せる中、動画広告の需要はますます増えています。そこで重要となるのが、ただ動画を作るだけではなく、いかに成果へ繋がる動画を作るか、です。

しかし、いざ施策を打つとなると「自社にノウハウがない」「制作リソースがない」「すでに配信しているが成果が出ない」と悩まれる企業は少なくありません。

もしも現在動画広告の成果にお悩みを抱えていらっしゃるのであれば、Kaizen Platformの「KAIZEN AD」の活用をご検討ください。KAIZEN ADは、低コスト・短納期でクオリティーの高い動画を作り「広告の勝ちパターン」を確立できるクリエイティブサービスです。

「勝ちパターン」をベースに運用することで、無駄な動画を作ることなく効果を継続させられるようになります。

これまで累計1,000社以上、30,000本を超える動画制作で得た知見や実績をもとに、動画広告施策の勝ちパターンや成功事例を資料にまとめました。

CVR改善やCPA改善、売上UPを実現したい方、スピーディーで質の高い動画制作を継続したい方、施策の打ち手にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

サービス資料をダウンロード

関連記事

記事一覧へ戻る