国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
TikTokに興味はあるもののどうすればいいかわからない方
縦型動画を試してみたいけど、アサイン、ディレクションに対してノウハウが無い方
一度は試してみたけど、成果が出ず伸び 悩んでいる方
DX推進のご担当者、事業責任者の方
新規事業や組織改革を担う事業責任者の方
マーケティング担当、Web担当の方
著者: Kaizen 編集部
Web広告の中でも特に代表的な媒体であるGoogleとYahoo!。
特にGoogleは配信できる面が非常に多く、Webサイトの広告枠に画像や動画を表示するディスプレイ広告に関しては200万以上のサイトに配信することが可能だと言われています。
さまざまな広告配信媒体がある中、5Gの普及により、今後は動画を使った広告が増えると予測されます。
ただ「本当にGoogleで動画広告を使うべきなのか」「静止画でも効果があるのではないか......」と疑問に思われる方もいらっしゃることかと思います。
そこで本記事ではGoogle動画広告のメリット、効果の上がりやすいクリエイティブなどを紹介します。
※Google動画広告とは、ディスプレイに配信する広告(アウトストリーム広告)のことを指しており、YouTubeなどに動画広告を配信するYouTube広告については「【22年最新】6種類のYouTube広告フォーマットと料金形態」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
動画広告におけるお役立ち資料をご覧いただけます
動画広告市場は一層の盛り上がりを見せ、もはや動画を作ればよい時代から、いかに動画で成果を出すかという時代に変化してきました。動画広告で成果をあげるためにも適切な設計と、クリエイティブの勝ちパターンを見つけるPDCAサイクルが大切です。
コンバージョン改善や売上UPの実現を目指したい方へ、これまでKaizen Platformが1,000社・50,000回以上の改善支援から得た知見や実績に基づいた『動画広告で成果を上げるノウハウガイド』をお届けします。
YouTube広告やTikTok広告、Facebook広告などの動画広告において、打ち手に悩んでいる、ノウハウがないとお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
▼ 目次
3.アウトストリーム広告|Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリにのみ表示される広告
4.インストリーム広告|Google動画コンテンツの配信場所と同じ画面で配信される広告
8.アウトストリーム広告におけるクリエイティブ作成のポイント
Google広告はディスプレイに配信する広告(アウトストリーム広告)のことを指し、リスティング広告、GDN(グーグルディスプレイネットワーク)などのさまざまな種類があります。
そして、今回ご紹介するGoogle動画広告とはディスプレイ広告のことを指します。ディスプレイ広告とは、下図のようなWebサイトやアプリの広告枠に表示する広告です。
こうしたGoogleが提供するディスプレイ広告はGDNと呼ばれ、提携する 200 万以上のウェブサイトに広告を配信できます。
多くのサイトに配信できるGDNはインターネットユーザーの90%以上にまでリーチ可能です。
また、GDNではWebサイトだけでなくGoogle Finance、Gmailといったモバイルアプリにも配信できます。GDNのように、Webサイトやアプリの広告枠に配信する動画広告のことをアウトストリーム広告と呼びます。
一方、YouTube広告は名前の通り、YouTubeのサイトで配信する動画広告のことを指し、インストリーム広告と呼ばれます。
Google広告のプラットフォームを用いることで、これら2つの動画広告の配信が可能です。それぞれの特徴について紹介します。
ディスプレイ広告であるGDN。本章では、3つのメリットについて解説していきます。
前述したように、Googleは大手サイトから個人ブログを含め連携する200万以上のサイト・アプリに広告を配信することが可能です。
そのため、自分たちの商品・サービスに関連したサイトに広告を配信したいと思った際でも問題なく配信面を確保できるというのが大きなメリットです。
GDNでは「オーディエンス(人)」と、「コンテンツ」からターゲティングが可能です。それぞれの特徴について簡単に紹介します。
特徴
人・性別・住んでいる地域などユーザー属性で絞り込んだ配信や、そのユーザーがどのようなものに興味があるのか、一度サイトに訪れたユーザーに再度広告を配信するリマーケティング配信などが可能です。
こんなケースにおすすめ
特徴
コンテンツ配信は人ではなく、サイトのコンテンツを指定して広告を配信する方法です。
例えば、美容系のサイトに広告を配信したいならば、美容コンテンツを指定します。
すると、それに関連したWebサイトに広告を配信できます。
また、コンテンツを指定するだけでなく、特定のURLを入力し、そのページにのみ配信するといった狭い範囲のターゲティングもできます。
こんな人におすすめ
商品・サービスに関連した配信面に広告配信したい人
ディスプレイ広告では、非常に多くのサイトに配信できるため、自社のサービスの潜在層に対してもアプローチをすることが可能です。まだ課題などに気づいてない潜在顧客に対して広告を配信できます。
アウトストリーム広告は、リーズナブルな費用で動画のリーチを拡大することを目的としています。「YouTube」などのGoogle動画パートナーのWebサイトやアプリのみに表示される動画広告です。
アウトストリーム広告は音声なしで再生が開始されるのが特徴です。ユーザーが動画画面をタップするとミュートが解除される仕組みになっています。
料金形態は、2秒以上で広告表示面積が50%以上で表示された広告を1インプレッションとしてカウントします。1000インプレッションで課金されます。
また、アウトストリーム広告はインバナー広告とインリード広告の2種類に分けられます。それぞれについて解説します。
インバナー広告とは通常のディスプレイ広告枠に配信できる動画形式の広告です。別名をインディスプレイ広告とも呼びます。
インバナー広告は、主にターゲティングやリターゲティングに効果的なのがメリットです。また動画広告開始時に音声がミュートになっているのもメリットと言えるでしょう。
動画広告で一般的に活用されるインストリーム広告は、動画音声が突然再生されます。比べてインバナー広告はミュートされて動画広告が始まるため、音声によるユーザーへの不快感を軽減できるのです。
企業や商品・サービスへのブランドを比較的損なわずに訴求できる広告と言えるでしょう。
入稿規定
項目 |
詳細 |
ダウンロードサイズ |
40KB(初期読み込み)、2.2 MB(動画を含めた全読み込み) |
クリエイティブのサイズ |
300×250、336×280 |
アスペクト比 |
4:3を推奨。他のアスペクト比も利用可能ですが、レターボックス表示されることがあります。 |
枠 |
1ピクセルのコントラスト枠を推奨 |
フレームレート |
最小14フレーム/秒(30FPSを推奨) |
音声 |
-12dB以下の音量でのエンコードが必要 |
アニメーション |
最大30秒(開始画像にアニメーションは使用できません) |
※引用:インバナー動画のガイドライン|ディスプレイ&ビデオ360ヘルプ
インリード広告は、Webページをスクロールして広告画面が表示された瞬間に動画が再生される広告です。イメージしにくいと思いますので、こちらのデモ広告をご覧ください。
インバナー広告とは違い、表示されてから動画が再生されるため最初から広告内容を見せられます。また、動画を最初から認知させられるので、商品・サービスのストーリー性を訴求しやすいのが特徴です。
インリード広告は、広告を不快に思うユーザーが増えている現状を打破するための仕組みとして開発されました。広告を広告として認知させず、ユーザーに自然に広告を視認させられるのが最大のメリットです。
通常のバナー広告よりも、アニメーションを加えることでユーザーの注目を集めやすい広告と言えるでしょう。
入稿規定
アセット |
要件 |
ロゴ(必須) |
形式: JPG、PNG 最小サイズ: 100x100ピクセル 最大サイズ: 1,999x1,999ピクセル 最大ファイルサイズ: 1,200KB アスペクト比: 1:1 カラーモデル: RGBまたはCMYK ファイル名は半角50文字以内で指定する必要があります。 |
動画(必須) クリエイティブで表示する動画のソースファイルです。 |
ディスプレイ&ビデオ360がアセットをできるだけ多くの配信ファイルにトランスコードできるように、可能な限り高画質のソースファイルをアップロードするようにしてください。 動画仕様 |
カバー画像(必須) 動画が再生される前に動画プレーヤー上に表示する長方形(アスペクト比1.91:1)の画像です。 |
アスペクト比: 1.91:1(推奨、広告枠全体の85%に相当)。16:9、4:3、1:1のアスペクト比のカバー画像を含むクリエイティブを追加で作成すると、ほとんどの広告枠にアクセスできます。 形式: JPG、PNG 最小の高さ: 627ピクセル 最大サイズ: 1,999x1,999ピクセル 最大ファイルサイズ: 1,200KB アスペクト比: 1.91:1 カラーモデル: RGBまたはCMYK ファイル名は半角50文字以内で指定する必要があります。 |
広告主名(必須) クリエイティブに表示されます。ディスプレイ&ビデオ360の広告主名はデフォルトで入力されています。 |
半角25文字(全角12文字)まで |
見出し(長い見出しを使用する場合は省略可) クリエイティブに表示されます。 |
半角25文字(全角12文字)まで |
長い見出し(見出しを使用する場合は省略可) 長い見出しです。一部のネイティブレイアウトにのみ表示されます。 |
半角50文字(全角25文字)まで |
本文(長い本文を使用する場合は省略可) 商品やサービスの説明です。 |
半角90文字(全角45文字)まで |
長い本文(本文を使用する場合は省略可) 長い説明です。一部のネイティブレイアウトにのみ表示されます。 |
半角150文字(全角75文字)まで |
ランディングページURL(必須) 広告をクリックしたユーザーの移動先となるウェブページです。 |
半角1,024文字まで |
キャプションURL(必須) クリエイティブに表示されるランディングページ URLの覚えやすい短縮バージョンです。一部のネイティブレイアウトにのみ表示されます(例: 「example.com/shop」)。 |
半角30文字(全角15文字)まで |
行動を促すフレーズ(必須) 広告内の行動を促すボタンやリンクに使用するテキストです(「今すぐ購入」など)。 |
半角15文字(全角7文字)まで |
※引用:ネイティブ動画クリエイティブ|ディスプレイ&ビデオ360ヘルプ
インストリーム広告はGoogle広告のプラットフォームを使ってYouTube視聴ユーザーに対して動画広告を配信できる広告です。視聴動画の再生前と再生中、再生後に広告を表示できます。
インストリーム広告はそれぞれ以下の4種類の広告に分けられます。
プレロール広告・ポストロール広告には、5秒間でスキップできる「スキッパブル広告」とスキップできない「ノンスキッパブル広告」があります。
基本的な課金形態はクリックによる課金または、CPVとなっています。CPVとは1回の視聴で30秒以上再生された際に料金が発生する課金形態です。
入稿規定
項目 |
詳細 |
ファイル形式 |
MPEG-2形式またはMPEG-4形式 |
動画の継続時間 |
最低33秒(バンパー広告は6秒以内) |
フレームレート |
24fpsまたは25fps |
アスペクト比 |
16:9または4:3 |
動画の解像度 |
アスペクト比16:9の動画には1280x720以上の解像度、 アスペクト比4:3の動画には640x480以上の解像度 |
動画のビットレート |
50Mbpsまたは80Mbps |
※引用:動画と音声の形式設定の仕様|YouTubeヘルプ
インストリーム広告について詳しく知りたい方は「YouTubeインストリーム広告とは?メリットと失敗しない出稿方法 」で解説しています。参考にしてください。
プレロール広告はユーザーが視聴する動画の再生前に表示される動画広告です。動画視聴前に流れるため、ユーザーにとって興味関心のある動画広告であれば視聴されやすいのが特徴といえます。
しかし、興味のない動画広告だと見られないどころか広告に対して不快感を抱かれてしまう可能性もあるため、ターゲティングを明確にして視聴されやすいクリエイティブを作成する必要があります。
ミッドロール広告は、視聴中の動画の途中に差し込んで表示される広告です。動画の視聴中に表示されるため視聴されやすく、視聴を継続するユーザーからの離脱率が低い特徴があります。
ただし動画視聴に割り込んでしまうため、興味関心を引くクリエイティブの作成が必要です。
ポストロール広告は、ユーザーが動画視聴後に表示される動画広告です。動画視聴後に表示されるため離脱率は高くなってしまいますが、動画視聴の邪魔をしないため不快感をもっとも与えにくい動画広告とも言えます。
また、動画本編との関連性を強めた広告にするなどの工夫を加えることで高い関心を持って広告を視聴してくれる可能性もあります。
広告内容に関心の強いユーザーに視聴してもらえれば、コンバージョンに繋がりやすいというのも特徴のひとつです。
バンパー広告は6秒間スキップできないのが特徴の広告です。広告を最後まで見てもらえる点と、動画再生が6秒と短いためユーザーに不快感を与えにくいというメリットがあります。
とはいえ6秒しか表示できないため、動画広告で何を伝えるべきかを明確にして訴求できるクリエイティブの作成が必要です。
バンパー広告について詳しく知りたい方は「バンパー広告の成功事例3選!クリエイティブ制作のポイントとは 」で解説しています。参考にしてください。
アウトストリーム広告は、主にブランド認知度を高めることやリーチの拡大を目的に利用されます。一方、インストリーム広告の場合、ブランド認知、リーチ拡大だけではなく、商品を比較検討しているユーザーへの販売促進や、見込み顧客の獲得なども目的として利用されます。
利用用途だけをみると、一見インストリーム広告が優れているように感じますが、アウトストリーム広告はWebサイト全般で広告を配信できるため、動画媒体のみで配信するインストリーム広告に比べて幅広いユーザーにリーチをすることが可能です。
そのため、より多くのユーザーにリーチを拡大したいならアウトストリーム広告、認知だけでなくコンバージョンも獲得したいならインストリーム広告、と使い分けての利用をおすすめします。
インストリーム動画広告の詳細は、「TrueViewインストリーム広告とは?メリットや料金形態を解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
動画広告の種類について詳しく知りたい方は「動画広告の種類を解説|YouTubeからSNSまで徹底網羅」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
GDNは同じディスプレイ広告であるYDNとよく比較されます。
YDNとは、「Yahoo! ディスプレイアドネットワーク」の略で、Yahoo!で出稿できるディスプレイ広告のことを指します。
基本的にGDNと同様に人やコンテンツをターゲティングして静止画や動画広告を配信することができます。
この2つはどこが違うのかと気になっている方も少なくないと思いますので、本章ではその違いについて述べたいと思います。
なお、2020年7月からYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)の提供が開始され、2021年春にはYDNは提供を終了する予定です。
1つ目の違いは、広告を配信できる場所です。
GDNは前述したように、Googleが提供している200万以上のウェブサイトに広告を配信することができます。
一方、YDNはYahoo!が運営している広告なので、Yahoo!Japanはもちろん、Yahoo!ニュースなど、Yahoo!関連のサイトに広告を配信できるというのが大きな特徴です。また、Yahoo!のサイトだけでなく、朝日新聞、goo、食べログなどにも配信が可能となっています。
配信先の詳細は下記サイトから確認できます。
「Yahoo!|広告掲載サイト」
Yahoo!は日本の企業であることからYahoo!が提携しているサイトは国内中心になるため、YDNの主な配信先は日本のサイトです。一方Googleは世界的なサイトと提携しているため、GDNは日本国内だけでなく世界中のサイトに対しても配信が可能となっております。
以上から、Yahoo!を中心に利用しているユーザーに配信したいならYDN、Googleを中心に利用しているユーザーに配信したいならGDNを使うのをおすすめします。
GDNとYDNはターゲティング方法に共通のものが多くあります。ディスプレイ広告での基本的なターゲティング方法としては前述したように人とコンテンツで配信ができます。
ただ、これに加えそれぞれが独自にもつターゲティング手法もあるので、そちらについても紹介します。
GDNの特徴的なターゲティングは、キーワードによるコンテンツターゲットができることです。
YDNでは、コンテンツターゲティングをする際、カテゴリのリストから選択するか、手動でURLを指定して配信する方法のみとなっています。
GDNではそれに加えキーワードによるコンテンツターゲットと呼ばれる手法があり、サービス・商品に関連したキーワードを入力すれば、自動的にそのコンテンツに配信ができます。
例えば、「サーフィン」とキーワードを登録すれば、サーフィンに関連した内容を記載したサイトに広告の配信が可能です。
GDNではこのようにコンテンツ配信において、自由度の高い配信ができる特徴があります。
YDNの特徴的なターゲティングとして、サーチターゲティングと呼ばれるものがあります。
サーチターゲティングでは、過去に特定のキーワードを検索したことがある人に広告を表示する方法です。
たとえばサーチターゲティングで「美容院」をキーワードで登録すると、過去に「美容院」で広告を配信したユーザーに広告を表示できます。
自社のサービス・商品に関連するキーワードを登録すれば、そのキーワードに興味があるようなユーザーに広告を配信ができます。
ここまで、GDNとYDNとの違いを述べてきました。
YDNの詳細に関しましては、「YDNとは?ヤフーで動画広告を配信するポイントや種類を解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
ここではGoogleのアウトストリーム広告の入稿方法について紹介します。
Googleで動画広告を入稿するには4つのステップが必要です。
アウトストリーム広告を配信するために、動画をYouTube上にアップロードする必要があります。
動画はYouTubeスタジオからアップロードすることができます。
広告作成にあたって、まずGoogle広告にログインします。
その後、ページの左項目にあるキャンペーンをクリックし、プラスボタン をクリックして新しいキャンペーンを作成します。
キャンペーンの目的はブランド認知度とリーチを選択します。
キャンペーンタイプは動画を選択します。
複数の動画配信方法がありますが、今回はアウトストリーム広告を選択します。
キャンペーン名を入力し、予算と日程を決めます。
配信したい地域と言語を設定します。
配信したくないコンテンツやコンバージョン設定や、配信するデバイスの設定をしたいならばその他の設定から設定します。
広告グループ名を入力します。
ターゲットするユーザー、コンテンツを決めます。
入札単価を設定します。
アウトストリーム広告はCPM課金が採用されているため、ここでは1,000インプレッションあたりの単価を設定します。
1〜3まで情報の入力が完了したら、最後に配信したい動画のURLを貼り付けします。
設定に問題なければ、左下のキャンペーンの作成をクリックし、プレビューを確認して「キャンペーンに進む」をクリックして作成完了です。
GDNをはじめとしたアウトストリーム広告を配信する際のポイントを本章で紹介していきます。
動画コンテンツに流れて目立つインストリーム広告と違い、アウトストリーム広告はページの途中で表示されるため、ユーザーに見てもらえるような工夫をする必要があります。
アウトストリーム広告では基本的に音声がオフで広告が流れるため、音声がなくてもユーザーにメッセージが伝わるようにする必要があります。
字幕を入れたり、迫力のある動画を使ったりしてユーザーに商品・サービスの特徴をわかりやすく伝えるような工夫をしましょう。
動画広告を作成するにあたって「誰に広告を出すか」ということは非常に重要です。例えば、同じ商品であっても20代の男性に出すのと、50代の女性に出すのでは、クリエイティブの内容は大きく異なってきます。
そのため、クリエイティブを作成する際は、性別や年齢などをあらかじめ決め、ターゲットに刺さるような動画を作成しましょう。
もしターゲットにしたいユーザー層が複数いるならば、各層に応じて広告を作成することをおすすめします。
また、下記のようにペルソナと呼ばれる、サービスや商品を考える上で象徴的となるユーザー象を作るとよりユーザー目線を持って広告の作成がしやすくなります。
アウトストリーム広告は、Webサイトに表示される広告のため、ユーザーが広告をしっかりと見てくれる可能性は高くありません。
そのため、ユーザーが広告をチラッと見ただけでその広告が何を伝えたいかわかるようにし、ユーザーの興味を引くような工夫をしましょう。
特に、1つの広告には1つのメッセージのみを意識することをおすすめします。
広告全般に言えますが、訴求を行う際に数値を入れるとよりユーザーに刺さりやすいものとなります。
例えば、下記の2つのコピーがあったとき、惹かれる内容はどちらでしょうか?
「動画広告を用いた結果、CVRが大幅上昇」
「動画広告を用いた結果、CVRが60%上昇」
おそらく多くの人は、後者のコピーに惹かれるかと思います。
前者でも、動画広告の凄さはなんとなく伝わるかもしれませんが、抽象的な表現のためユーザーにそれほど響かない可能性があります。
ユーザーにより魅力的だと思われるように、具体的な数字を記載すると良いでしょう。
自分たちがいくら良いと思える動画広告を作ったとしても、必ずしもそれがユーザーにとって魅力的なものとは限りません。
複数のコピーや見せ方を変えたりして、どのようなクリエイティブがユーザーの反応がいいかABテストをするようにしましょう。
どのクリエイティブが良いかについては、CTR(クリック率)やCVR(コンバージョン率)など、さまざまな指標から判断できるため、そちらを参考にすることをおすすめします。
動画広告を改善していく上で最初に見るべき数値指標は主に下記の3つです。
表示回数
広告が表示された回数を指します。
ターゲティングの範囲が狭すぎると数値が伸びないため、まずはしっかりと表示されているかを確認する必要があります。
視聴回数
ユーザーが動画を30秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴した回数を指します。
視聴回数が少なすぎる場合、動画の途中にユーザーが離脱してしまうポイントがあるので、動画のストーリーを見直すことで広告効果を高められる可能性があります。
視聴率
ユーザーの動画広告の視聴回数を広告の表示回数で割った値を指します。
視聴率に関連する指標として「動画が再生された長さ」があります。動画の25%、50%、75%、100%の4指標で分析することが可能です。「動画が再生された長さ」は完全視聴もしくは、動画の再生途中にクリックが発生した場合にカウントされます。
例えば、ユーザーが1分間の動画を40秒視聴したタイミングでURLをクリックした場合、視聴回数は1回とカウントされますが「動画が再生された長さ:100%」にはカウントされません。
動画広告の指標の詳細については「Google動画広告とは?効果の出るクリエイティブ作成方法も解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
アウトストリーム広告で効果を最大限発揮するためには、効果的なLPを作成する必要があります。
この理由としては、Googleのプライバシー強化により、ターゲティング広告の効果が減衰していることが挙げられます。
これにより広告を通じてLPに流入するユーザーの数と質が悪化し、対策しないとLPのCV数が減少する可能性があるのです。
ターゲティング広告の効果が減少してもCVをしっかりと獲得するためには、広告からWebサイトに訪問したユーザーのCVRを向上させる必要があります。
効果的なLPを作成するためには、主に下記の5つのポイントがあります。
特にCTAによってCVRは大きく変化するため、LP改善において重要なポイントです。
実際にHubSpot社の調査では、通常のCTAとターゲットに合わせたCTAでLPのA/Bテストをしたところ、後者の方がコンバージョン率が202%も高いと報告されています。
効果的なLP作成方法は「効果の出るランディングページ(LP)とは?制作の流れやポイントを解説」で解説しています。併せてご覧ください。
ここまでGoogle動画広告の特徴やクリエイティブ制作のポイントについて解説しましたが、実際に制作を検討する際にまず悩まれるのが、自社(インハウス)で制作するべきか?それとも、外部に委託するべきか?という点かと思います。この点に関して、それぞれおすすめするタイプを以下にまとめました。
それぞれメリットはありますが、例えば外部に依頼するとしても、動画制作の基本的な知識が無ければ、成果物の良し悪しの判断は難しくなります。そのため、自社制作・外部委託のどちらの場合にも、動画広告の作り方については深く理解しておく必要があるでしょう。
では具体的に、動画制作をプロに依頼するメリットをご紹介します。
制作会社には映像編集のプロが在籍しているので、複雑なエフェクトやアニメーションを組み込んだクオリティの高い動画が制作できます。
クリエイティブのクオリティの高さは視聴者の心を掴むための絶対条件ではありませんが、質の低い動画広告はブランドイメージを損なう恐れがあるため、注意しましょう。自社で制作を開始しても理想とする動画を実現できず、結局制作会社に依頼することになって人件費や制作費がかさんでしまう可能性もあります。
まずは他社の事例などを参考にして、理想とする動画広告のサンプルを見つけてください。そしてそのサンプルのレベルに見合うクリエイティブを自社で作れるか、考えてみましょう。制作会社なら相当複雑な映像でない限りは再現できますし、回数制限があることは多いものの、修正も依頼できます。
動画広告を外注すると、自社制作をする際に必要となる人件費に加え、以下のようなものの用意にかかる負担を抑えられます。
定期的に動画広告を作り続けるのであれば初期投資として許容できると思いますが、まだ成果が出るか分からない状態ですべて揃えるのは、負担や不安が大きいのではないでしょうか。
将来的に自社制作を考えているとしても、1つ目の動画広告はリーズナブルな価格設定の制作会社に依頼することをおすすめします。必要なものをすべて揃えようとすると商品を選定する時間もかかりますが、動画制作会社に依頼すればそのような手間もありません。
動画広告に限らず、広告で成果を出すためにはPDCAサイクルを回す必要があります。PDCAサイクルとは、以下の英単語の頭文字をとった、継続的なプロジェクトの改善を示す言葉です。動画広告に当てはめるとそれぞれ()内のフェーズにあたります。
制作会社によってはアフターフォローの一環として、Checkにあたる効果測定とActionにあたる改善までサポートしてくれます。
動画広告は出稿後に効果測定を行い、クリエイティブの改善を図ることによって、さらに高いマーケティング効果を発揮できます。アフターフォローまでパッケージ化された制作会社に外注すると、積み重ねたノウハウに基づく分析により、自社制作よりも効果的に動画広告を運用していくことが可能となります。
動画制作会社に委託することへの是非については「動画制作会社を選ぶ3つのポイント|事例も併せて紹介」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
動画広告の制作や運用にお困りではありませんか?
このようなお悩みをお持ちの方に向け、Kaizen Platformでは、これまでYouTubeの公認パートナーとして50,000回以上の動画制作を1,000社以上に提供した実績をもとに、YouTube広告で成果を出すための動画広告運用のサポートを提供しております。
まずはサービス資料をご覧ください。
今回の記事では、Googleの動画広告について紹介しました。動画広告は静止画より多くの情報をユーザーに与えることができます。
その分、クリエイティブは静止画に比べ難易度が高いものとなっています。
今回の記事を参考にGoogle動画広告の特徴を把握し、認知を獲得できるような動画広告を作成していただけたら幸いです。
動画広告の運用にお困りではありませんか?
YouTubeを筆頭に動画市場が盛り上がりを見せる中、動画広告の需要はますます増えています。そこで重要となるのが、ただ動画を作るだけではなく、いかに成果へ繋がる動画を作るか、です。
しかし、いざ施策を打つとなると「自社にノウハウがない」「制作リソースがない」「すでに配信しているが成果が出ない」と悩まれる企業は少なくありません。
もしも現在動画広告の成果にお悩みを抱えていらっしゃるのであれば、Kaizen Platformの「KAIZEN AD」の活用をご検討ください。KAIZEN ADは、低コスト・短納期でクオリティーの高い動画を作り「広告の勝ちパターン」を確立できるクリエイティブサービスです。
「勝ちパターン」をベースに運用することで、無駄な動画を作ることなく効果を継続させられるようになります。
これまで累計1,000社・50,000回以上を超える動画制作で得た知見や実績をもとに、動画広告施策の勝ちパターンや成功事例を資料にまとめました。
CVR改善やCPA改善、売上UPを実現したい方、スピーディーで質の高い動画制作を継続したい方、施策の打ち手にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。