国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
TikTokに興味はあるもののどうすればいいかわからない方
縦型動画を試してみたいけど、アサイン、ディレクションに対してノウハウが無い方
一度は試してみたけど、成果が出ず伸び 悩んでいる方
DX推進のご担当者、事業責任者の方
新規事業や組織改革を担う事業責任者の方
マーケティング担当、Web担当の方
著者: Kaizen 編集部
SNS上に広告を出そうと考える場合、選択肢の一つとしてTikTokがありますか。しかし、TikTokの広告にかかる費用や、どのような広告の種類があるのかが分からない方も多いと思います。
TikTok広告には4つの種類があり、それぞれにかかる費用や特徴が異なります。自社の運用目的に合ったものを選ばなくてはなりません。
本記事では、TikTok広告にかかる費用と広告の種類を解説しています。広告を出すための手順や、広告の成功事例についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
SNS広告におけるお役立ち資料をご覧いただけます
動画広告市場は一層の盛り上がりを見せ、もはや動画を作ればよい時代から、いかに動画で成果を出すかという時代に変化してきました。動画広告で成果をあげるためにも適切な設計と、クリエイティブの勝ちパターンを見つけるPDCAサイクルが大切です。
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SNS広告において、成果に伸び悩んでいる、ノウハウがないとお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
▼目次
TikTok広告とは、TikTok上に出せる広告のことです。TikTokの起動画面や視聴ページなどに出稿が可能です。例えば、上記の図をご覧いただくと下部に「プロモーション」の表記があります。「詳細を見る」をクリックすると広告ページへと遷移します。
MarkeZineのデータによると、2018年時点でのTikTokの月間アクティブユーザー数は950万人です。Instagram(3,300万人)やFacebook(2,600万人)、Twitter(4,500万人)と比べるとユーザー数の面では劣るものの、1,000万人近くのユーザーにリーチできる効果的な媒体といえます。
また、TikTokには以下のような2つの特徴があります。
それぞれの特徴については、以下をご覧ください。
日本のTikTok利用者の年齢層はやや高めで30代、40代のユーザーが多いです。10代、20代の利用者がメインだと思っていた方も多いのではないでしょうか。
DIGIDAYに記載されているデータによると、TikTok利用者の平均年齢は34歳です。また、#GROVEや参考記事に記載されているデータによると、30代、40代のユーザーが多く存在することが分かります。
もちろん、10代~20代のユーザーも一定数が利用しています。TikTokは若い世代に限らず、幅広い世代に利用されているSNSであると言えるでしょう。
2つ目の特徴として、他の主要SNSと比べて動画が能動的に視聴されているというデータがあります。
TikTok For Businessによると、他のSNSと比較した際、視聴態度に以下のような違いを確認できました。
データから、ユーザーがより積極的に動画を視聴していることが分かります。
なぜ積極的に視聴を行うのか、同データ内では以下のように紹介されています。
話をまとめると以下の通りです。
<特徴>
<こんなユーザー向けに広告を出す場合におすすめ>
TikTokに広告を出す際、気になるのが費用面でしょう。ここからは、TikTok広告にかかる費用について広告の種類別に解説していきます。
4種類あるTikTok広告のそれぞれにかかる費用を以下の表にまとめました。
種類 |
起動画面広告 |
チャレンジ広告 |
インフィード広告 |
運用型広告 |
費用 |
500万円程 |
1,000万円〜 |
42万円〜 |
予算に合わせて設定可能 |
特徴 |
画面起動時に表示 |
ハッシュタグを活用 |
おすすめ欄に表示 |
自社で運用する |
こんな人におすすめ |
短期で多くのユーザーにアプローチしたい |
中長期的に多くのユーザーにアプローチしたい |
動画コンテンツに溶け込む形で広告を出したい |
少額から広告を出したい |
初めて広告を出す場合は、少額から広告出稿が可能な「運用型広告」の活用をおすすめします。運用型広告以外は、広告費用が高額です。失敗してしまったときのリスクを考えると、少額から始められる運用型広告からトライしてみるのも一つの手でしょう。
それぞれの広告の特徴と詳細については、以下をご覧ください。
起動画面広告は、アプリを起動した際に表示される広告です。起動時に全画面で表示される広告であるため、TikTokの全ユーザーにアプローチできます。広告内には、外部サイトへのリンクが設置可能なので、広告を経由して自社サービスの認知や購入へと繋げられます。表示できる広告は以下の3種類です。
起動画面広告は1日に1社のみしか配信できないため、広告枠は高額かつ確保が難しいです。1,000回の表示につき770円程度の課金が発生し、全体の想定費用は500万円程度と言われています。
多くのユーザーに短期間でアプローチしたい場合におすすめの広告です。
チャレンジ広告は、企業がお題となるハッシュタグを作成し、そのハッシュタグに沿う形でユーザーが動画を作成する、ユーザー参加型の広告です。ユーザーが動画を作成するので、自主的に拡散してくれる可能性があります。
ユーザー参加型のチャレンジ広告はTikTokで最も反応率の高くなる施策です。掲載期間も2ヶ月間もあるので、中長期的にTikTok内での商品やサービスの認知拡大に注力したい人におすすめです。ただし、広告費用はどのプランも1,000万円を超える点にご注意ください。
チャレンジ広告の具体的な費用については、以下の通りです。
プランごとに、バナーやおすすめハッシュタグへの表示期間と順番が異なります。
インフィード広告は、視聴ページの「おすすめ欄」に動画が表示される広告です。通常の投稿と同じような形で、5〜15秒の動画広告が投稿できます。いいねやシェア、コメントが可能で、パッと見て通常の投稿と変わりがないので広告と気づかれにくいのが特徴です。
投稿を表示するユーザーは事前に細かく設定可能なので、アプローチしたいユーザーに向けて効果的な宣伝が行えます。
インフィード広告でかかる費用は、以下3つのプランに分かれています。
契約期間はいずれも1日単位です。投稿に自然に溶け込む形で広告を出したい方におすすめの方法です。
運用型広告とは、自分で専用のアカウントを運用することで広告を出す方法です。「TikTok For Business」というプラットフォームを活用することで、TikTokに広告を出せます。また、TikTokの運営会社が同じく運営している「TopBuzz」や「BuzzVideo」などのアプリにも同時に展開可能です。
運用型広告は、自社でターゲットの設定から広告の作成、配信までを行う必要があります。
これまでご紹介してきた「起動画面広告」「チャレンジ広告」「インフィード広告」は、純広告と呼ばれるもので、まとまった広告費用がかかるという特徴がありました。しかし、運用型広告であれば、少額の費用でも広告を出すことができます。
運用型広告は、以下3種の課金方法から選ぶことが可能です。
個人でも少額の費用で広告の出稿が可能なので、他の広告が高額で手が出せないのであれば運用型広告の活用がおすすめです。
TikTokで以下の広告を出す場合は、こちらの公式サイトから問い合わせを行ってください。
担当者と連絡をとることで、以下の広告出稿の準備が行えます。
まずは、TikTok For Businessにアクセスします。ページ上にある「今すぐスタート」をクリックします。
アカウントの登録画面に移動するので、必要な情報を入力して登録を行います。
登録が完了したら、アカウント情報の入力を行う画面に移動します。必要な情報を入力してアカウントを作成します。
会社のURL、請求先の住所、支払い方法の入力を行います。支払い方法は、前払いと後払いのどちらかを選べるので都合のよい方を選択します。
情報の入力が完了したら、ログインが完了します。初期画面で管理画面のレイアウト選択が行えるのでお好きな方を選択しましょう。「簡易モード」はビジネスの運営に集中できるように設計されています。「カスタムモード」はあらゆる要素を自分でカスタマイズ可能です。
今回は、簡易モードを選択します。
広告の目標が表示されるので、自分の目標に合うものを選択します。
ターゲットとなる顧客の設定を行っていきます。オーディエンスを自動で選んでもらう場合と、手動で設定する場合を選べるので都合のよい方を選択しましょう。
次に予算と、広告の配信スケジュールを決定します。予算は、1日ごとの課金か、週ごとの課金かを設定可能です。スケジュールは、期間を指定する場合と、すぐに始める場合のどちらかを選択できます。
TikTokへログインし、広告の作成を行います。ログインが完了したら、広告に利用したい動画を選択しましょう。
動画の選択が終わったら、広告に関する情報を入力します。
広告にかける金額を決定します。
支払い方法を選択します。
広告の配信が開始されます。
ここからは、TikTok広告を出すための事前準備を2つご紹介します。
TikTok広告を出す前に最初に決めておきたいのは、何を目的としてTikTok広告を出すのかという点です。商品や企業のブランディングなど、目的によって広告の内容や施策が大きく異なります。
例えば、商品やサービスの認知拡大が目的であれば、起動画面広告などを使って広くアプローチする方法が有効です。商品やサービスの購入に繋げたいのであれば、少し長めの動画を作成してインフィード広告を活用する方法などが考えられます。
このように、目的によって施策の内容が変わる可能性があるため、広告の目的を事前に確認しておくことが重要です。
併せて、予算についても確認しておきましょう。広告に使える予算次第でどのような種類の広告を出せるのかが決まるからです。
予算がある程度かけられるのであれば、起動画面広告やインフィード広告、チャレンジ広告などを活用できますが、少ない予算しか割けないのであれば、運用型広告を活用することになるでしょう。
また、ターゲットとなる顧客についても明確にしておく必要があります。ターゲットが明確でないと、適切な訴求が行えず広告の効果が小さくなるからです。
TikTokの公式サイトによると、TikTok広告では以下のような項目を設定できます。
このように設定可能な項目が細かく分かれているため、詳細なターゲティングが可能です。結果として少ない費用でターゲットとなるユーザーにアプローチすることが可能になります。
TikTok広告を最大限活用するためにも、事前に予算や目的、ターゲットなどを細かく決定しておきましょう。
TikTokの広告の方向性を決めたら、次に運用方法を決定します。TikTok広告は自社で広告を運用するか、代理店に広告運用を任せるか、2つの選択肢があります。自社運用と代理店運用についての詳細は以下をご覧ください。
・起動画面広告 ・チャレンジ広告 ・インフィード広告 |
TikTokへ問い合わせ |
・運用型広告 |
広告アカウントを作成する |
TikTok広告を自社で管理する場合は、出したい広告の種類によって必要となる動きが異なります。
起動画面広告、チャレンジ広告、インフィード広告を出したい場合は、TikTokの問い合わせページから問い合わせましょう。
運用型広告を自社で運用する場合は、TikTok広告アカウントを作成する必要があります。TikTok for Businessにアクセスすることでアカウントの作成が可能です。
広告アカウントの作成方法については「【初心者向け】TikTok広告を制作から運用までわかりやすく解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
TikTok広告は、広告代理店に依頼する形でも出稿可能です。代理店に依頼することで、広告動画の作成や出稿作業、分析作業などを代行してもらえます。
利用する代理店によっては、TwitterやFacebook、Instagramなど、他のSNS媒体への広告出稿にも対応している場合があるので、広告業務全体を代理店に丸投げすることも可能です。
ただし、代理店に依頼すると初期費用や代行手数料が発生するため、自社で運用するよりも広告にかかる費用が割高になる可能性があります。コストを抑えて広告運用したいのであれば、自社で運用した方が良いでしょう。
ここからは、TikTok広告を活用する際の注意点を2つご紹介します。紹介する注意点は以下の広告が対象となります。
注意点を押さえておかないと、広告費を無駄にすることになりかねませんので、事前に確認しておきましょう。
一度広告の出稿が決定してしまうと、キャンセルはできません。もし広告出稿前に何らかのトラブルがあり、キャンセルの必要が出ても予定通りの費用を支払う必要があります。
広告出稿の申し込みは、事前に計画を立てた上で慎重に行いましょう。
出稿した広告に誤りがあっても、広告期間中の途中修正はできません。例えば、表示している金額が間違っている、サイトへのリンクを設置し忘れていたといった場合です。
途中で広告を取り下げても請求される金額は同じです。出稿する広告に誤りがないか必ず確認しておきましょう。
ここからは、TikTok広告の成功事例を3つご紹介します。
コリアマーケティング株式会社は「充電式UV除菌器PEDIC」を提供しています。PEDICとは、紫外線によって除菌を行う小型の商品です。コリアマーケティング株式会社はTikTokの運用型広告を活用し、PEDICの売上げを向上させました。
具体的には、コロナが流行しマスク不足の時期に、マスクを再利用するためのPEDICを使った除菌方法を紹介する動画や、スマートフォンの除菌啓発動画などを作成し、認知を拡大させていきました。
コリアマーケティング株式会社は、同時期に他のSNSにも広告を出していました。他のSNSと比較してTikTok広告は、3分の1の金額で同じ効果が出たそうです。PEDICに関しては、TikTok広告の方がコスパが良く成果に繋げられました。
運用型広告をうまく活用し、売上げを向上させた成功事例の1つです。
【課題】
売上、問い合わせを増加させたい
少ない費用で広告を出したい
【施策】
ユーザーの除菌意識が高まるような動画を投稿した
【結果】
問い合わせ数が2倍になった
株式会社I-neはイオンフェイシャルブラシ(電動洗顔ブラシ)を提供しています。イオンフェイシャルブラシとは顔をこすることなく、本格的な毛穴ケアが行える機器です。TikTokにインフィード広告を出すことで、問い合わせの増加を実現させました。
株式会社I-neがターゲットとしたのは若い女性なので、TikTokの利用者層とも合致しています。
具体的には、イオンフェイシャルブラシを実際に使用している動画を作成することで商品に興味を持ってもらい、問い合わせに繋がるように導線を設計しました。動画内では有名TikTokクリエイターを起用することで、さらに関心を引くことに成功しています。
インフィード広告を効果的に活用して、広告を成功させた事例の1つです。
【課題】
ターゲットを自社サイトに誘導したい
【施策】
商品を実際に使用している動画を作成し、ユーザーの興味を引いた
【結果】
サイトへの問い合わせが増加した
資生堂が提供する日焼け止めブランド「ANESSA」は、当時の新商品であった「アネッサブライトニングUVジェル」を認知してもらうためにチャレンジ広告をうまく活用しました。
具体的には「#アネッサおうちで夏フォトチャレンジ」というキャンペーンを実施しました。ANESSAが提供するエフェクトを使うことで、ユーザーはANESSAのポスターモデルになりきることができます。
キャンペーンへの参加者は7,600人を超え、2021年の上半期で最も盛り上がったキャンペーンの1つとなりました。商品の認知を大きく拡大させた広告事例の1つです。
【課題】
新商品の認知を拡大したい
【施策】
「#アネッサおうちで夏フォトチャレンジ」というキャンペーンを実施した
【結果】
2021年上半期で最も盛り上がったキャンペーンの1つになり、商品の認知拡大に寄与した
脱毛サロンを提供している「KIREIMO」は起動画面広告を活用することで、主催するキャンペーンへの参加者を集めることに成功しました。
具体的には、起動画面広告内に「#指ハートチェンジ」というハッシュタグを設定することで多くのユーザーに動画投稿を促しました。動画を投稿してキャンペーンに参加すれば、KIREIMOのCMに出演するチャンスが得られます。
多くのユーザーにアプローチできる起動画面広告を活用することで、動画投稿を促すことに成功した事例です。
【課題】
キャンペーンへの参加者を集めたい
【施策】
起動画面広告を使ってキャンペーンを広く認知してもらった
【結果】
キャンペーンへの参加者を集めることに成功した
TikTokは動画視聴に特化しているSNSなので、動画広告の効果が他のSNSと比べて高くなる可能性があります。10代〜40代の幅広い層に対して、動画を使ってアプローチしたいのであれば、TikTok広告を活用すると良いでしょう。
TikTok広告のうち「インフィード広告」「起動画面広告」「チャレンジ広告」は高い効果が望めるものの、まとまった費用が必要になります。少額から広告を出したいのであれば、運用型広告を活用することをおすすめします。
動画広告の運用にお悩みではありませんか?
YouTubeを筆頭に動画市場が盛り上がりを見せる中、動画広告の需要はますます増えています。そこで重要となるのが、ただ動画を作るだけではなく、いかに成果へ繋がる動画を作るか、です。
しかし、いざ施策を打つとなると「自社にノウハウがない」「制作リソースがない」「すでに配信しているが成果が出ない」と悩まれる企業は少なくありません。
もしも現在動画広告の成果にお悩みを抱えていらっしゃるのであれば、Kaizen Platformの「KAIZEN AD」の活用をご検討ください。KAIZEN ADは、低コスト・短納期でクオリティーの高い動画を作り「広告の勝ちパターン」を確立できるクリエイティブサービスです。
「勝ちパターン」をベースに運用することで、無駄な動画を作ることなく効果を継続させられるようになります。
これまで累計1,000社以上、30,000本を超える動画制作で得た知見や実績をもとに、動画広告施策の勝ちパターンや成功事例を資料にまとめました。
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