国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
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#DX白書2023
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TikTokに興味はあるもののどうすればいいかわからない方
縦型動画を試してみたいけど、アサイン、ディレクションに対してノウハウが無い方
一度は試してみたけど、成果が出ず伸び 悩んでいる方
DX推進のご担当者、事業責任者の方
新規事業や組織改革を担う事業責任者の方
マーケティング担当、Web担当の方
著者: Kaizen 編集部
本記事を読まれている方の中には「動画広告で本当にコンバージョンが取れるのだろうか」と疑問に思われている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
動画広告は認知獲得で使われるイメージが強く、オンラインビデオ総研/デジタルインファクトの「動画広告の出稿目的」の調査によると、91%以上の方が動画広告を認知のために利用していると回答しています。
しかし、実は動画広告は認知獲得だけでなく、コンバージョンにも繋がりやすいのです。
dateboxの「Videos vs. Images: Which Drives More Engagement in Facebook Ads?」によると、動画広告は静止画に比べ以下のような結果となったことを発表しています。
このように認知度獲得だけではなく、コンバージョンにも繋がりやすいのが動画広告の特徴です。
今回の記事では、なぜ動画広告がコンバージョンを獲得できるのか、その理由を解説していくとともに、効果的なクリエイティブやコンバージョン獲得に結びつきやすい広告メニューについて解説していきます。
動画広告におけるお役立ち資料をご覧いただけます
動画広告市場は一層の盛り上がりを見せ、もはや動画を作ればよい時代から、いかに動画で成果を出すかという時代に変化してきました。動画広告で成果をあげるためにも適切な設計と、クリエイティブの勝ちパターンを見つけるPDCAサイクルが大切です。
コンバージョン改善や売上UPの実現を目指したい方へ、これまでKaizen Platformが900社・50,000回以上の改善支援から得た知見や実績に基づいた『動画広告で成果を上げるノウハウガイド』をお届けします。
YouTube広告やTikTok広告、Facebook広告などの動画広告において、打ち手に悩んでいる、ノウハウがないとお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
▼ 目次
動画広告はなぜ静止画と比較してコンバージョン獲得に効果的なのでしょうか?
動画広告ならではのメリットがいくつかあります。本章では、動画広告がなぜコンバージョンを獲得しやすいのかについて紹介します。
なお、静止画と動画広告の比較は「【5G時代の到来】静止画・動画広告どちらにするべき?5つの視点で徹底比較」にて詳しく記載されている併せてお読みください。
動画広告は静止画に比べ、ユーザーの印象に残りやすいと言われています。
株式会社電通と株式会社ディーツーコミュニケーションズが発表した「iPhone向け動画広告効果調査」では、動画広告を「確かに見た」と答えた人は、バナー広告を「確かに見た」と答えた人の約1.7倍となりました。
※出典元:D2C|iPhone向け動画広告効果調査
動画広告がバナー広告よりユーザーの印象に残っている理由は、視聴時間が長いためです。
静止画の場合、ページ途中に広告が出る場合が多く、ユーザーは静止画を見て広告があるとは感じますが、すぐにスクロールして飛ばしてしまいます。
一方、動画広告は画像だけでなく動きも入れて広告を配信できるため、よりユーザーの注意を引きやすくなります。そのため、静止画に比べ動画広告は見られる時間が長くなり、ユーザーの記憶に強く残ったと考えられます。
また、動画広告は静止画に比べ、長く見られているという点から、クリック率の増加などエンゲージメント率向上にも繋がります。エンゲージメント率の向上は結果として、動画広告がコンバージョンを獲得しやすい要因の一つになっているとも考えられます。
人間は感覚の9割以上の情報を「視覚(87%)と聴覚(7%)」から受け取ると言われています。
動画広告は静止画広告と異なり、音声を使ってユーザーにアプローチできるため、テキストや画像だけの広告よりも多くの情報量を与えられます。
そのため、静止画だけでは伝えられなかったことも動画広告では伝えることができるため、より大きなインパクトをユーザーに与えられます。
前述の通り、動画広告は静止画広告に比べ、クリック率が高い傾向にあります。
DoubleClickによる「Video Ad Benchmarks」の調査では、同じ配信枠で動画広告とバナー広告を配信した際に、バナー広告のクリック率は約0.1%ほどに対し、動画広告では0.4%から0.74%という結果となりました。
また、HubSpotがFacebookで静止画と動画広告のどちらがより効果的か検証をした際、動画広告のクリック数はバナー広告の約20%高かったと報告しています。
動画
https://blog.hubspot.com/marketing/to-video-or-not-to-video
画像
引用:Hubspot|Video or Images: Which Performs Better in Facebook Ads?
クリック数が増えれば、それだけ商品に興味を持ってくれたユーザーが増えることになり、コンバージョンの獲得にも繋がります。
クリエイティブによって、動画広告は静止画広告よりも高いコンバージョン率を出すことがあります。
シンガポール拠点のキャッシュバックアプリ「ShopBack」は静止画広告と動画広告の両者を用いて配信を行いました。
その結果、静止画広告のみを使用した場合と比較し、動画広告のコンバージョン率が5.5倍向上、さらに1人あたりの登録コストが5.7倍低くなりました。
また、Facebookの調査によると、静止画広告と動画広告の両方を使用しているブランドは、静止画広告のみを使用しているブランドと比較し、コンバージョン率が17%高くなると報告しています。
このように、動画広告を用いることでコンバージョン率を高めることが可能です。ただし、クリエイティブによって効果は大きく変動します。
前章では、動画広告がコンバージョン獲得に効果的だと解説しました。動画広告でさらなるコンバージョンを獲得したい、そう思った際に考えたいのがクリエイティブです。クリエイティブはその良し悪しで大幅に成果が変わるほど重要な構成要素の一つとなります。
では、コンバージョンを獲得できるクリエイティブとはどのようなものでしょうか。
本章では、コンバージョン獲得が期待できるクリエイティブを以下3つの視点から解説していきます。
動画広告において動きを取り入れることで広告が目立つため、ユーザーの目を引きやすく広告を見てもらえる可能性が高くなります。
ただ、モーションと言ってもダイナミックなものにする必要はなく、次々と製品を出す、背景を変える、製品が光るエフェクトなどといった、簡単な工夫だけでも効果的です。
ユーザーに「この広告何か動いてるな」と思われて、注意を引けそうなものを制作してみてください。
動画広告の中にユーザーが製品・サービスに興味を持ってくれるようなメッセージを入れるようにしましょう。
例えば、製品を使うことでユーザーにどのようなメリットがあるのか、割引キャンペーン中、顧客の声、複数の商品があることなどが挙げられます。
動画広告を視聴したユーザーに「広告をクリックしたい」と思わせるメッセージを入れることで、コンバージョンに繋がりやすいクリエイティブが作れます。
広告をみたユーザーに行動を促すように動画の最後にCTAボタンを必ず入れるようにしましょう。CTAの文言についてはプロモーションしているもの次第で変わってきます。
良いCTAに共通していることは、CTAをクリックしてくれるユーザーに「クリックするメリットを伝えられている」ということです。
例えば、単純に「こちらをクリック」といった文言よりも、「すぐに購入する」などにすればボタンを押した際に何ができるか明確にわかります。
そのため、CTAの文言はクリックした際に具体的に何ができるかを記載するようにしましょう。また、今回紹介した工夫を用いたクリエイティブは下記サイトからご確認できます。
▼参考:「Facebook|4 Ways to Turn Still Image Ads Into Video Ads」
動画広告の中には、認知とコンバージョンに特化したメニューがあります。
今回は、数ある広告メニューの中で特にコンバージョン獲得に特化した以下2つの広告メニューをご紹介していきます。
認知目的ではなく、すぐにコンバージョンといった直接的な成果を獲得したいと思う人におすすめの広告メニューです。
「TrueViewアクション」は2018年4月にリリースされた、コンバージョン獲得に特化したYoutube広告です。そもそも、「TrueView(トゥルービュー)」とはYouTubeのサイト上に掲載される動画広告を指します。
TrueViewアクションの役割は、視聴した人の「行動(アクション)を促す」ことです。
認知獲得だけでなく、購入やダウンロードなどのコンバージョン獲得が目的の広告となっています。
TrueViewアクションは、動画広告と同時に商品・サービスを説明する見出し・テキストを掲載することが可能です。
行動を促すフレーズも別に掲載しながらリンク先にアクセスができるため、見込み客の獲得やコンバージョンを促進します。
※引用:Google|コンバージョンに特化し「行動」促す「 TrueView アクション」の効果:大手も中小企業も活用
インリード広告とは記事やフィードの間に差し込まれている動画広告です。前述したように、インリード広告は画面に表示されてはじめて広告が再生されます。
例えば、アプリで記事を読んでいたら、突然広告動画が再生されたという経験はありませんか?インリード広告は、コンテンツの間の広告枠に挿入され、スクロールした時点ではじめて動画広告が流れます。そのため、動画広告が高確率でユーザーの目に入ります。
また、インリード広告の特徴は、記事の間に動画を表示させるためメインコンテンツの一部のように広告を見せられることす。
ユーザーが広告だと思わず、嫌悪感が少ないため、アクションに繋がりやすく通常の静止画広告に比べコンバージョン率が高い傾向があります。
Yahoo!が2017年に発表した「インフィード広告」でスマホ版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載によると、通常のディスプレイ広告に比べ、インフィード広告(インフィードとは、静止画を含めたインリード広告のこと)のコンバージョン率が1.2倍ほど高い結果になっています。
本章では、前述したコンバージョンを獲得しやすいTrueViewアクションの入稿方法について紹介します。
Google広告を通じて広告を配信するために、最初にGoogle広告のアカウントを用意する必要があります。
また、インリード広告に関しては、媒体によって設定方法が変わるため本記事では省略させていただきます。
TriueViewアクション広告を配信するために、動画をYouTube上でアップロードする必要があります。動画はYouTubeスタジオからアップロードできます。
右上の[作成〕をクリックし[動画をアップロード〕選択します。アップロードするファイルを選択します。今回はバンパー広告のため6秒以下の動画でアップロードします。
Google広告にログインし、ページの左にキャンペーンと書かれている項目をクリックします。
プラスボタン をクリックして新しいキャンペーンを作成します。
目標に [販売促進]、[見込み顧客の獲得]、[ウェブサイトのトラフィック] のいずれかを選択します。キャンペーンのサブタイプとして、[コンバージョンの促進] が自動的に選択されます。
キャンペーンタイプとして、動画を選択します。
入札戦略を [コンバージョン数の最大化] または [目標コンバージョン単価] に設定します。[目標コンバージョン単価] を選択した場合は、1 回あたりのコンバージョンの目標額を設定します。
[予算と日付] セクションで、予算タイプ、キャンペーンの開始日と終了日、予算を設定します。
ネットワークをYouTube動画を設定します。
キャンペーンのターゲットとする言語と地域を選択します
広告グループ名を入力します。
ターゲットと広告の表示対象とするキーワード、トピック、プレースメントを選択します。
可能であれば入札単価を設定します。
[動画広告を作成] で YouTube 動画(長さは 10秒以下)の URL を入力します。
広告フォーマットとして「インストリーム広告」が自動的に選択されます。
動画の最終ページ URL、表示 URLを入力します。
行動を促すフレーズを入力します。最終ページ URL として指定したウェブサイトにユーザーを誘導できるような、説得力のあるフレーズを入力するようにしましょう。
次に、見出しを入力します。これは、商品やサービスを宣伝する、最もユーザーの目に付きやすいテキストになります。
最後に、広告名を入力し保存して次へを押せば作成完了となります。
本章では、TrueViewアクションを用いて、コンバージョンを獲得できた企業を紹介します。
事例を見て「TrueViewアクションは効果があるのか」「動画広告でどれくらいのコンバージョンがとれるのか」など確認してみてください。
出典:エン転職公式
施策概要
エン・ジャパン株式会社が運営する転職サイト「エン転職」。会員獲得のために、TrueViewアクションを用いて広告配信を行いました。
エン転職ではまず、1回の視聴に対して支払いが発生するCPV(広告視聴単価)入札を行ったところ、通常のTrueViewと比べCVRが1.6倍以上に向上し、CPAは64%抑えることができました。
さらに、通常のデモグラフィックをベースにしたものと転職活動中のビジネスパーソンに向けたもののABテストを行ったところ、後者の方が CVR が 7 倍、CPA はさらに 64% 低く抑えることができました。
また、入札方式を目標コンバージョン単価にしたところ、最終的にCPAは93%も減少しました。
課題
エン転職での会員登録数に伸び悩んでいた
施策
TrueViewアクションを用いて会員登録数を増やすようにした
結果
CPAを大幅に下げ、会員登録数を大幅に増加
出典:リナビス公式
施策概要
兵庫県の西脇市で地域密着のクリーニングサービスを 60 年以上にわたって提供してきた東田ドライ。
提供する宅配クリーニングサービスの「リナビス」の売上を伸ばすために、TrueViewアクションを用い配信しました。
その結果、首都圏を中心に注文が増え、売上を前年比で 150% に伸ばすことができました。
また、動画を見てから「リナビス」と検索してくれる人が実施前に比べて 30倍増加しました。
課題
リナビスの売上を伸ばしたい
施策
リナビスの注文獲得を目的としてTrueViewアクションを導入した
結果
売上150%増、リスナビの検索率30倍
コンバージョンに限らない、動画広告のさまざまな導入事例を知りたい方は「動画広告の導入を検討する前に読みたい、企業の成功事例10選」
も併せてご覧ください。
※参考:Think with Google 編集部 |コンバージョンに特化し「行動」促す「 TrueView アクション」の効果:大手も中小企業も活用より
動画広告の市場シェアが拡大したことで、Webマーケティングにおいて動画広告はもはや欠かせない手段の一つとなりました。
配信方法やクリエイティブによっては、商品・サービスの認知だけでなく、コンバージョンの獲得に繋げることもできます。
効果的なクリエイティブを作るポイントは以下の3点です。
本記事を参考に、コンバージョンを獲得できるクリエイティブを取り入れた動画広告を導入してみてください。
動画広告の運用にお悩みではありませんか?
YouTubeを筆頭に動画市場が盛り上がりを見せる中、動画広告の需要はますます増えています。そこで重要となるのが、ただ動画を作るだけではなく、いかに成果へ繋がる動画を作るか、です。
しかし、いざ施策を打つとなると「自社にノウハウがない」「制作リソースがない」「すでに配信しているが成果が出ない」と悩まれる企業は少なくありません。
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「勝ちパターン」をベースに運用することで、無駄な動画を作ることなく効果を継続させられるようになります。
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