国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
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TikTokに興味はあるもののどうすればいいかわからない方
縦型動画を試してみたいけど、アサイン、ディレクションに対してノウハウが無い方
一度は試してみたけど、成果が出ず伸び 悩んでいる方
DX推進のご担当者、事業責任者の方
新規事業や組織改革を担う事業責任者の方
マーケティング担当、Web担当の方
著者: Kaizen 編集部
ランディングページ(Landing Page)とは、資料請求や商品購入といった特定のアクションにユーザーを誘導するための縦長のWebページです。
商品やサービスをWebサイト上で販売促進する企業にとって、ランディングページはコンバージョン獲得のきっかけとなる重要な役割を担います。そのため、Webマーケティング施策の中でも特に注力したい施策の一つです。
本記事では、これまで累計1,000社述べ50,000件を超える改善施策を行ってきたKaizen Platformのノウハウを基に、ランディングページの特徴から効果的な構成まで幅広い内容を紹介します。
"ランディングページ改善"のお役立ち資料を無料でご覧いただけます
デジタルの顧客接点強化の必要性が増す中、Webサイトは重要な役割を持ち、サイト改善は欠かせない施策の一つです。成果を上げるためにも適切な設計と、検証と振り返りを行い改善サイクルを回すことが大切です。
コンバージョン改善や売上げUPの実現を目指したい方へ、これまでKaizen Platformが1,000社・50,000回以上の施策支援から得た知見や実績に基づいた『サイト改善で成果を上げるノウハウガイド』をお届けします。
LPOやEFO、ABテストをはじめとしたサイト改善における打ち手にお悩みの方、ノウハウがないとお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
▼目次
ランディングページとWebサイト(ホームページ)との違いは?
ランディングページの制作を委託する際に知っておきたいポイント
ランディングページとは、広告やSNSなどを経由してユーザーが訪れるページです。
1ページで商品の紹介などを行うシンプルなページ構成をしており、商品の魅力を効果的に伝えることができます。
ただし、以上の定義は狭義でのランディングページを指しており、広義には「ユーザーが最初に訪れるページ」を意味します。
例えば、検索エンジンから「Webマガジンの記事」にアクセスした場合は、その記事がランディングページになるということです。
一般的にランディングページというと狭義の意味で使用されることが多く、本記事でもそちらをメインに解説します。
具体的には、「ランディングページ集めました。」に掲載されているようなページがランディングページとなります。
ランディングページの目的は、商品の購入や資料のダウンロードなどコンバージョンの獲得です。企業の売上げを伸ばす上でランディングページは重要な役割を担います。
ランディングページで着目すべき指標の1つがCVR(コンバージョン率)です。CVRとは、Webサイトやランディングページを訪れたユーザーのうち、コンバージョンに到達した割合です。
CVRは、以下のような計算式で求められます。
「CVR(%) = コンバージョン数 ÷ セッション数 or ユーザー数 × 100」
CVRが高いランディングページは、利益の向上に繋がります。
例えば、ランディングページを訪れたユーザーが100人でそのうち2人がサービスを購入した場合、CVRは「2%」です。1人のみの購入であればCVRは「1%」となり、成果は半減します。
また、LPへのアクセス数が多かったとしても、購入や申し込みに繋がらなければ(つまりCVRが0%であれば)利益は0です。
そのためCVRの向上を重視し、ユーザーをランディングページまで誘導してコンバージョンに繋げる導線設計(Webマーケティング)が、成果に欠かせないと言えます。
成果に繋がるランディングページ制作のポイントは、後ほど解説します。
なお、CVRについては「コンバージョン率とは?業界別・施策別の目安・計算方法・改善施策も」で詳しく解説していますので、CVRを高める施策を知りたい方は、ぜひご覧ください。
では、ランディングページとWebサイトでは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
主に、下記の3つが大きな違いです。
特徴 |
ランディングページ |
Webサイト |
目的 |
コンバージョン獲得(商品の購入や資料ダウンロードなど) |
商品情報、店舗情報、IR情報の提供、最新ニュースや新商品情報などの発信 |
ページ数 |
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ページ数が複数あり、広範囲の情報を提供 |
流入元 |
|
|
ランディングページは、コンバージョン獲得を目的としているため、通常1ページのみで完結します。複数商品があるときは、それぞれ独立したランディングページを複数制作することもあります。検索エンジンで上位の方に表示されることは少なく、主に広告やSNS、メルマガ経由でユーザーを流入させるのが特徴です。
一方Webサイトは商品の情報、店舗情報、IR、採用など、Webサイトの目的に応じたターゲットへ情報を網羅的に伝えるために制作されます。また、企業の最新ニュースや新商品など、Webサイトでは常に新しい情報を発信します。
Webサイトはページ数が複数あり、情報が網羅されていることも特徴の一つです。また、Webサイトは上位表示されやすいため、主に検索エンジンによる流入がメインです。
ランディングページには主に下記の3つの特徴があります。
これらについて解説します。
ランディングページは基本的に「1ページの中で商品・サービスの魅力を伝え、コンバージョンに繋げる」ことを目的に制作されます。
そのため、ユーザーがこの商品・サービスを利用したいと思えるような情報を入れる必要があります。
ただ、ユーザーに商品・サービスの魅力をランディングページ内で過不足なく伝えようとすると、文章のボリュームや画像は多くなり、必然的に「縦長のレイアウト」になります。
前述したようにランディングページは1ページでコンバージョンまで完結するような構成をしているため、外部リンクは基本的に挿入しません。
下記のようにCTA(Call To Action)と呼ばれる、自社のWebサイトに訪れたユーザーに「申し込み」や「資料請求」など、具体的な行動を誘導するボタンやテキストを設置します。
ランディングページで他の商品のリンクなど、外部リンクが複数あると、ユーザーの離脱率が高まるばかりで、CVRを悪化させる可能性もあるからです。
そのため、ランディングページに入れるリンクは、コンバージョンに繋がる注文フォームやお問い合わせフォームなど限定的なものになります。
仮に、関連商品など別ページのリンクを入れたい場合は、フォーム入力後に訴求する方法がおすすめです。
ランディングページは一般的なWebサイトと異なり、コンバージョン獲得に特化しているため、訪問者にアピールできるような目を引くデザインにする必要があります。
一例として、視覚的に情報を伝えるために文章よりも画像を積極的に活用することが多い傾向です。
その結果、ランディングページはチラシやCMなどといった、広告的要素を強めたデザインになる傾向があります。
ランディングページを制作するメリットはいくつかあり、主に下記3つが挙げられます。
ランディングページは、コンバージョンの向上が期待できます。自社の商品に興味のあるターゲットに対して、購入や登録の「背中を押す」役割があるためです。分かりやすい構成やデザインで商品の情報を掲載し、購入に対しての不安や疑問を払拭します。
つまり、HPでは足りない「あと一押しの営業」を行うため、より購入や申し込みに繋がりやすいのです。
またランディングページは情報を1ページに集約しており、外部リンクもありません。離脱することなく、下にスクロールするだけで欲しい情報が得られます。
このような点から、ランディングページはコンバージョンに繋がる可能性が高まると言えます。
ランディングページでは、流入してきたユーザーの心理状態に応じて、コンテンツを最適な順番で配置することが可能です。これによりユーザーに直感的に情報を理解してもらい、求めるアクション(コンバージョン)を促進できます。
例えばターゲットが潜在ユーザーの場合、その人が抱える悩みや課題を最初に明示し、それに対する解決策を段階的に提示するという構成が考えられます。
また、意図的にデザインや構成を工夫できるため、ターゲットに魅せたいイメージや世界観を伝えることにも繋がります。セールス感の強いデザインや訴求であったとしても、ターゲットが限定されるため、意図せぬ企業イメージのダウンも防げるのです。
ランディングページのデザインや構成を工夫することで、他社との差別化にも繋がり、CVRの向上が期待できるでしょう。
構成やデザインのポイントは、後ほど詳しく解説します。
ランディングページはシンプルな構成のため、専門業者に依頼しなくても、自社で分析と改善がしやすいというメリットもあります。
ランディングページは1ページで外部リンクがないため、「離脱ポイントがどこだったか」「CVRがなぜ低いのか」「ユーザーがなぜ離脱したか」など、ユーザーの行動が把握しやすいのです。
また、シンプルな構成で比較する箇所が限られるため、WebサイトよりもABテストが実施しやすいと言えます。
ランディングページは広告経由のものが多く、流入も一定数あるためABテストを実施した際に、結果が反映されるまでが早い傾向があるのも利点でしょう。
自社で分析・改善しやすいため、専門業者などに依頼するコストの削減にも繋がります。
なお、ABテストの事例については、「A/Bテスト事例集」で紹介しています。こちらでは、なぜA案の方が良かったかといった成功パターンの成功理由まで記載しているので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
ランディングページのABテストを行い、よりコンバージョンが獲得できるようにWebサイトを最適化していくことをLPOといいます。詳細は「LPOとは?CVR改善の8つの施策や成功事例、ツールを解説」でも解説しているので、自社で効果的なランディングページを制作したい方は、ぜひご覧ください。
ランディングページのメリットを紹介してきましたが、一方でランディングページにはデメリットもあります。デメリットとしては、主に下記のようなものが挙げられます。
ランディングページのデメリットとして直帰率が高いことが挙げられます。
直帰率とは、ユーザーがWebサイトの最初の1ページを閲覧しただけで離脱してしまった割合のことを指します。
ランディングページには外部リンクを挿入することがほとんどないため、他の関連ページなどに訪問者が回遊できず、直帰率が高くなってしまいます。
ただし、ランディングページにおいて直帰率が高いことは必ずしも問題というわけではありません。先述した通り、ランディングページの目的はコンバージョン獲得のため、ランディングページの運用においてはCVRが最も重要な指標となります。
詳しくは、「直帰率とは?離脱率との違いや平均、6つの改善方法を解説」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
ランディングページは、通常1ページで、内部リンクも少ないため、検索上位表示させることは難しい傾向にあります。SEOは関連ページやリンクの数が多いと評価に有利だからです。
WEBサイトと組み合わせてSEO対策をする方法もありますが、導線設計やサイト全体のSEO対策などが必要となるため、手間やコストがかかります。
ランディングページへ集客するための主な流入経路については、後ほど解説します。
コンバージョンを効果的に獲得できるランディングページを制作するためには、ユーザーの興味を引くようなデザインやWeb制作の知識が必要となります。また、ランディングページは必要に応じて、テキストやデザインの修正をしなければいけません。
そのため、ランディングページの制作および運用には、リソースの確保が必要となります。仮に自社にリソースがなく、外注する場合はある程度のコストが発生します。
外注する際のコストや依頼のポイントは、後ほど詳しく解説します。
ここでは、ランディングページの作り方について解説します。ランディングページを制作するために必要な4つのステップを紹介するので、手順に沿って進めてみてください。
ペルソナの一例
まずはランディングページのターゲットを明確にする必要があります。
ターゲットによって作成するコンテンツやデザインの内容が変わってくるため、ターゲット像をできる限り細かく設定しましょう。訴求や改善案も考えやすくなります。
例えば30代女性をターゲットにしてランディングページを制作するときには、子育てしている主婦なのか、仕事で忙しいビジネスパーソンなのかといった細かい設定を考えます。
なお、ターゲットを定めるために利用したいのが、ペルソナと呼ばれる「企業が提供する商品・サービスにとって最も重要で象徴的な顧客モデル」を設定する方法です。
ペルソナを設定する際には年齢や性別といった大まかなものだけでなく、勤務先や職種、居住地、家族構成、使用アプリやサービスなども決めていきます(上記画像を参照)。
ユーザーの情報を細かく設定することで、商品・サービスを購入したいと思うユーザーの背景がイメージでき、ニーズや刺さるメッセージを考えやすくなるでしょう。
ターゲットが決定したら、次に構成を決めましょう。
競合サービスと比較してどのような点が優れているのか、商品を購入すればどのようなメリットがあるのかなど、自社サービスの魅力や説得力が伝わる構成でないとユーザーの心は動きません。
一般的なランディングページの流れとしては下記のようなものが採用されています。
ランディングページの構成テンプレート |
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ファーストビュー |
|
ボディ |
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クロージング |
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必ずしもこの構成である必要はありませんが、ユーザーにランディングページを読みたいと思ってもらえるよう、ユーザーの視点に立って最適な構成にしましょう。
構成を作成し終えたらデザインの作業に入っていきます。デザイン時には、ユーザーにとっての使いやすさや、商品やサービスを購入する際の導線を意識しましょう。
とはいえ、いきなりゼロから最適なランディングページのデザインを考えるのは難しいもの。そのため、既存のランディングページを参考にするのがおすすめです。
以下のサイトは、さまざまな企業や業種のランディングページが閲覧できるサイトです。自社と近い業界・業種のランディングページを見て参考にすれば、効果的なランディングページのデザインが制作できるでしょう。
▼多数のランディングページを掲載しているサイト
LP(ランディングページ) | SANKOU! | Webデザインギャラリー・参考サイト集
株式会社Ryuki Design|LPの最新デザインまとめ参考サイト|LP アーカイブ
コーディングは、デザインしたページをプログラミング言語で実際にWebサイトとして機能するように実装することです。
ノーコードツールとよばれるソースコードが必要ないツールを利用する場合はコーディングせずに実装することが可能ですが、利用しない場合は自社で行うか制作会社へ外注する必要があります。外注で特定の機能や動きを入れたい場合は、事前に指示を出しましょう。
なお、ランディングページを自社で制作する詳しい手順は「【初心者向け】LPの作り方を7つの手順で解説!事例も紹介」で解説していますので、ぜひご覧ください。
自社で成果の出るランディングページを制作できるか不安に感じ、委託するべきかと迷う方もいるでしょう。
多くの制作会社が存在する中で、何を基準に企業選定を進めれば良いのでしょうか。
この章では、外部に委託する際に必ず知っておきたいポイントを紹介します。
ランディングページ制作を外注するときの費用は制作会社によってさまざまであり、大抵は数万円から数十万円の価格となります。価格によって、制作にかけられる期間やデザイン、ランディングページ完成後のサポートといった幅広い分野に違いが生じます。目安程度に価格帯ごとで、どのような内容を依頼できるのかを紹介します。
10万円以下の安い価格の場合は、「フリーランス」や「中小の制作会社」への依頼が大半となります。テンプレートのデザインを使ったランディングページの制作となるでしょう。ランディングページの戦略立案や構成案、原稿や画像などは自分たちで用意し、デザインやコーディングだけお願いしたいときに依頼するのがおすすめです。
10〜30万円の価格帯では、「ターゲットに合わせたデザイン」や「効果的なページ構成」など、低価格のものに比べ凝ったランディングページの制作を依頼できることが大半です。ただ、この場合でも、ランディングページの戦略立案や原稿・画像の準備などは自分たちで行うことが多いと言えます。
30万円以上の場合、戦略立案から構成、デザイン制作、原稿執筆、画像などの素材手配まで依頼できます。また、さらに費用を上乗せすると、LPOといったランディングページの運用まで対応してくれる場合もあります。
まずは予算を決め、相見積もりを取って価格ごとにどこまで対応してくれるかを確認しましょう。
前述したように、制作会社によってランディングページ制作における対応範囲は異なります。また、材料を自社で準備しなければならないケースもあるため注意が必要です。
例えば、A社とB社で同じ価格にもかかわらず、A社の方では原稿まで制作してくれる、素材の準備もしてくれるなどのケースもあります。依頼できる範囲や自社の対応範囲を必ず確認しましょう。
その後、制作会社が過去に制作したランディングページなどを確認し、自分たちの依頼したいコンテンツを制作できる最適な制作会社かどうかを検討するのがおすすめです。
特に、見積もりの段階で作業内容を明確にしてくれる企業は信頼できます。
納期、デザイン、納品後の修正など作業内容を明確にしてもらえれば、依頼したい内容とズレがないか分かるため、外注する際の1つの目安となります。
現在、数多くのランディングページ制作ツールがあり、個人でもランディングページを作ることができます。無料プランの範囲で制作すれば、コストもかかりません。
このようなツールは「ノーコード」と呼ばれ、専門的なプログラミングスキルや知識がなくてもランディングページの制作を可能にしてくれます。
ここでは、代表的なランディングページ制作ツールを紹介します。
ペライチはオンライン決済や予約システムの機能をもち、ECサイトなどのランディングページを制作するのにおすすめのツールです。
ページ制作が簡単にできるだけでなく、ページを公開したその日からすぐに、商品販売や予約の受付が可能です。
また、オンライン決済の手数料が3.5%と業界最安値となっています。
こんな人におすすめ
ネットショップをいますぐ簡単に始めたい人
価格
1,465円/月~(無料プランあり)
※2024年1月時点での料金・サービス内容です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
STUDIOはサイト制作から公開までがスピーディで簡単というメリットがあるランディングページ制作ツールです。
デザインの自由度が高く、制作したデザインは1クリックで実際のWebサイトとして公開できるため、コーディングやサーバーの設定も必要ありません。
また、チームメンバーを何人でも招待して編集でき、さらにリアルタイムで同期されるため、チームで1つのサイトを作るときに非常に使いやすいツールです。
こんな人におすすめ
チームでランディングページを制作したい人
価格
980円/月~(無料プランあり)
※2024年1月時点での料金・サービス内容です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
60,000人以上の利用者がいるMOSH。
アカウント名を決め、 基本情報を入力し、サービスページを公開するだけでスマホから簡単にランディングページを制作することが可能です。
MOSHでは決済・予約機能から、ブログやSNS連携、顧客管理までユーザーとの接点が気軽に持てる機能が充実しています。
こんな人におすすめ
スマホで手軽にランディングページを制作したい人
価格
無料(決済手数料3.5%+サービス手数料3%+99円)
※2024年1月時点での料金・サービス内容です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
参考
ネットでサービス売るならMOSH | 無料で使える予約サイトシステム
業界や企業によって、ランディングページの設計方法はさまざまです。ただし、コンバージョンを目的に制作されたランディングページにはいくつかの共通点が見られます。
ここでは、ランディングページでコンバージョンを獲得するためにどのような構成にするべきか、7つのポイントに絞って紹介します。
ファーストビュー改善の一例
ファーストビューとはユーザーがWebサイトに訪れて最初に目にするページのことを指します。
ランディングページにおいてファーストビューでの離脱率は非常に高く、70%以上のユーザーが離脱すると言われています。言い換えると、多くのユーザーはランディングページを訪れた瞬間にそのランディングページの続きを見るかどうかを判断しているということになります。
離脱率はファーストビューを工夫することで下げられます。そのためには、画像を用いることをおすすめします。
1つの画像には1,000文字分の情報量があると言われており、画像を入れるだけでユーザーに視覚的に多くの情報を提供できます。また、魅力的な画像であればユーザーがランディングページの続きに関心を持ち、離脱率の低下に繋がります。
画像は特に凝ったものを利用する必要はなく、サービスや商品の内容をシンプルに伝えるものだけでも効果的です。
例えば、Microsoftが制作したXboxのランディングページでは、ファーストビューに実際に遊べるゲームのイラストを載せることで、ゲームに興味関心を持つユーザーの気持ちを高めるようなページに仕上げています。
イラストで視覚的にユーザーへ訴えかけることにより、ファーストビュー以降を読み進めるモチベーション作りに大きく貢献している良い事例と言えます。
では、ファーストビューを工夫するだけでどれくらい効果に差が出るのでしょうか。実際にKaizen Platformが行った、ファーストビュー施策とその結果を紹介します。
課題:ファーストビューで70%に近いユーザーが離脱
改善:ペルソナに合った訴求内容に差し替えることでCVRが107.4%向上
ユーザーとの初回接触であるファーストビューを変更するだけで、コンバージョンに大きな影響を与えていることが分かります。そのため、ファーストビューでユーザーが魅力的だと思えるページ作りが必要です。
ファーストビュー改善のポイントについては「ファーストビュー改善の重要性とは?効果を出す7つのポイントを解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
導線の中で、サービスの機能だけでなくターゲットにとってのメリットも記載することが重要です。
また、企業視点のメリットと実際にターゲットが感じるメリットは異なるため、ターゲットが魅力に感じるであろうポイントをしっかりと落とし込んだ訴求をする必要があります。
実際にKaizen Platformが行った、キャッチコピーの改善事例を紹介します。
月額制動画配信サービスのHuluでは、「2週間無料でお試し!」というユーザー目線のメリットを訴求したところ、会員登録率が108%改善しました。
もしもこれが「月額〇〇円で動画が閲覧できます」のみなら、サービス紹介だけなので、ユーザー目線のメリットが伝わりづらいでしょう。
この改善事例のように、ターゲットに良いと感じてもらえる訴求を追加すれば、より効果の高いランディングページが制作できます。
INBOUND 2019に登壇したMarcus Sheridan(シェリダン)氏は、メールアドレスや個人情報などユーザーがどのように使われるか不安を抱くものの使い道を明示するだけで、CVRが最大で80%上がったと報告しました。
また、サブスクリプション型サービスでは、無料期間が終了した際に自動的にサービスの契約が終了するかどうかを記載すると、同様にCVRが上がると言われています。
ユーザーが不安に思っていることを解消するだけでCVR向上に繋がるため、口コミや事例、Amazonのスコアなど、ユーザーが信頼できる情報を載せるとより効果的です。
前述したように、ユーザーが商品を購入するうえで重要なポイントの一つに、申し込みへの不安を払拭できるかが挙げられます。企業からの一方的な商品紹介やメリットの提示だけでは、「本当に信頼できるのか」と不安になるユーザーもいるでしょう。
そこで、第三者の意見としてお客様の声を掲載したり、疑問点を解決できるFAQを用意したりすると、ユーザーから信頼できる情報として認識され、不安を軽減できます。
お客様の声や口コミを掲載しているランディングページは多く見られますが、FAQはおろそかにされがちです。しかしFAQは、顧客が望む情報が記載されていて疑問が解消できるなど、ユーザーの申し込み行動に対して効果的な働きをします。
FAQの効果については「FAQページはサイト改善で後回しになりがち。しかし、その最適化の効果は大きい」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
CTA最適化の一例
コンバージョンを獲得するためには、ユーザーにCTAをクリックしてもらわなければいけません。
CTAとは、Call To Actionの頭文字をとった言葉で、「行動喚起」という意味を持ちます。WebサイトやWeb広告から、ユーザーを起こしてほしい行動へ誘導することを意味しており、ボタンやリンクの形であることがほとんどです。
CTAの文言変更の効果は小さいように思えますが、CTAによってCVRは大きく変化します。
実際にHubSpot社の調査結果では、通常のCTAとターゲットに合わせたCTAでランディングページのABテストをしたところ、後者の方がCVRが202%高いと報告されました。
出典元:15 Call-to-Action Statistics You Need to Know About to Increase Your Conversion Rate|HubSpot
※Default:1つのCTAのみで構成されたランディングページ
※Multivariate CTA:2つ以上のCTAを用いABテストを行ったランディングページ
※Smart CTA:ユーザーごとにCTAを変更したランディングページ
ターゲットに合わせたCTAとは、サービスを利用したことがないユーザーに対しては「無料で製品を利用する」という文言を用い、既にサービスを利用しているユーザーには「製品をアップグレードする」といった内容に変更するものなどを指します。
「ここをクリック」や「詳しくはこちら」といった単純な文言は使わないようにし、ターゲットに合わせたCTAを用意しましょう。
CTAの改善方法については「CTAとは?Web施策での重要性や作り方・改善方法まで解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
ランディングページに動画を入れた例
ランディングページ内に動画を埋め込むと、CVRが高まる傾向にあります。
eyeviewの調査によると、動画を埋め込んだランディングページは埋め込んでいないものに比べ、CVRが最大で80%高くなったと報告されています。
動画には、ユーザーのWebサイトでの滞在時間を増やし、よりコンテンツに興味を抱かせる効果があると言えます。
ここで、ファーストビューに動画を載せることでどれくらい効果が出るのかをKaizen Platformの事例を用いて紹介します。
課題:ファーストビューでユーザーが大量に離脱していた
改善:ファーストビューに動画を活用したことで申し込み完了率が110%に増加
ランディングページに動画を載せると、ページの内容を端的に伝えることができるため、もし素材があるならば積極的に活用しましょう。
実際にランディングページに動画を埋め込む事例については「動画をLPに活用すべきか?導入効果やメリット・成功事例を解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
ランディングページを制作する際は、必ずスマホに対応したデザインを意識しましょう。スマホが普及している現代、多くのユーザーがスマホから閲覧すると考えられるからです。
ランディングページをスマホから見た際、読みやすいかを確認しましょう。文字が多いと離脱する可能性があります。
その他にも、以下を確認するとよいでしょう。
例えば、ターゲットの年齢層が高ければ、スマホからの見やすさや文字の大きさは最重要と言えます。ターゲットも意識して、最適なデザインを制作しましょう。
ここまで紹介したように多くのメリットがあるランディングページですが、実際に制作してみると「期待していたよりもコンバージョンが獲得できなかった」というケースも多く見受けられます。
ランディングページのよくある失敗の一つが、ターゲット設定を間違えていることです。
例えば、40代男性に向けて広告を配信したにもかかわらずランディングページのデザインが20代女性が好むようなものであれば、ユーザーはWebサイトに訪れてすぐに離脱するでしょう。
このような離脱は、ターゲットを明確にすることで防げます。
その際に活用したいのが、ペルソナです。
ペルソナについては「【事例付き】2社のペルソナマーケティングから進め方やメリットを解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
目先のコンバージョン獲得だけを成果指標とし、売上げから逆算したCPAやROAS(広告の費用対効果)、ROI(投資利益率)などを考えられていないケースがあります。
いくらコンバージョンが獲得できていたとしても、かけた費用に対して利益を創出できていなければ何の意味もありません。
また、ランディングページは制作しただけで終わることはなく、改善を続けていくために都度費用が発生します。ただコンバージョンを獲得して満足するのではなく、利益に繋がっているかを意識して運用を進めていきましょう。
ランディングページの流入元とランディングページ、コンバージョンに繋がるフォームの内容が一貫していない場合、離脱に繋がります。
例えばランディングページの流入元がWeb広告の場合、Web広告での訴求とランディングページの訴求がズレていては、疑問や違和感を覚えてしまい離脱に繋がりやすくなるのです。
また、ランディングページ上では「お問い合わせフォーム」と書いてあるのに、実際にエントリーフォームに遷移してみると「無料アカウント登録のフォーム」になっていると「内容が違う」とギャップを感じ、ユーザーは不安や不審感を覚えます。その結果、フォームからの離脱に繋がってしまうことが考えられます。
ランディングページの流入元とランディングページ、フォームの内容は必ず確認し、一貫させることが重要です。
商品の情報をより詳しく伝えるために、画像や動画などを掲載することは効果的な施策の1つです。ただし、画像や動画を複数載せることで、ページの表示速度が遅くなり、ユーザーの離脱率が上がってしまうこともあります。
そのようなことを防ぐためにも、ランディングページの表示速度が少しでも遅いと感じたら、画像や動画の容量を圧縮したり、CSSなどのコードを一部変更したりして、表示速度を改善しましょう。
最後に紹介するよくある失敗は、フォームが使いづらいことです。
企業側が欲しい情報を詰め込んで入力項目が複雑化するケースがあります。その結果、せっかく見込み客を多く集めても離脱されやすくなるでしょう。
極端な例ですが、ランディングページに5,000人のユーザーが流入し、そのうち3,000人がフォームに到達したとします。しかし、フォームの使いづらさが原因で、最終的にコンバージョンへ繋がったユーザーは10人しかいなかったというケースもあります。
ここで、フォームを変更することでどのくらい効果があるのかを知ってもらうために、Kaizen Platformが実施したフォーム変更の事例を紹介します。
課題:1ページの長いフォームのため入力のハードルが高く、離脱率が高かった
改善:入力フォームをSTEP式にし、入力するハードルを低減。入力完了率を136%向上
このように、フォーム変更だけでCVRが大幅に改善する事例も多数存在するため、ランディングページ制作時はユーザーが使いやすいフォームになっているかどうかを意識して進めましょう。
このようなエントリーフォーム最適化施策をEFO(EntryForm Optimization)と言います。
EFOはランディングページのCVRを改善する上で非常に重要な施策であるため、Kaizen Platformでは、入力フォームを有する全ての企業が取り組むべきだと考えています。
EFOの効果については「EFOとは?13の改善施策と始め方、事例、ツールを徹底解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
ランディングページは制作して終わりではありません。常にPDCAを回しながら、より多くのコンバージョンを獲得できるようLPOに取り組んでいく必要があります。
ランディングページを改善する際によくある失敗として、なんとなくで改善箇所を決めつけてしまうケースがあります。そのため、まずはランディングページに蓄積されたデータに基づいて問題点から仮説を立てていき、それらを解消するための施策を考えましょう。
課題・原因・施策を整理してから改善に取り組むことで、結果を振り返るときの精度も向上します。
例えば、ユーザーの滞在時間が短く、CVRが低い場合、下記の仮説と対策が考えられます。
また、改善箇所を決める際は、特に離脱率の高いところにしましょう。
例えば、下記の金融系の企業の場合、フォームから申し込み完了までの時点で多くのユーザーが離脱しています。そのため、改善箇所はフォームとなります。
このような離脱ポイントの把握や申し込み到達件数などの計測は、マーケティングツールを用いて行います。
マーケティングツールについては「【課題別】サイト分析ツール12選|成果をあげる選定ポイント」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
次にページ内の課題を決める必要があります。
その際に解析ツールを使うと、どこまでスクロールされたのか、滞在時間はどれくらいなのか、どこに問題があるのかを詳しく知ることができます。
例えば、ファーストビューで70%離脱し、滞在時間が5秒しかないなら、ページ上部の改善が必須となります。
なお、ランディングページを分析する際は、ヒートマップ(ユーザーがWebページ上でとった行動や反応を確認できるツール)を活用することがおすすめです。
ページのどこが見られているのか、ページ上のどこでクリックやタップしているのかが色や図形で表示されます。
また、ユーザーのスクロール状況、離脱ポイントの可視化も可能です。
これにより、Webサイトの離脱部分や熟読された箇所を分析できるため、Webサイトの問題箇所を特定できます。
ヒートマップの詳細については「ヒートマップとは?見方や使い方・分析方法の具体例まで解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
1つの課題には、複数の原因・打ち手が存在します。
Webサイトの離脱率が高い部分に対して、まずは複数の仮説を立て、その後に複数の打ち手を実行しましょう。
例えば、ファーストビューでの離脱率が高い場合、下記のような原因・打ち手が考えられます。
また、その仮説が正しかったかを検証するためにも、必ずABテストを実施しましょう。
ABテストとは、一部分だけ異なる内容のランディングページを複数用意し、どの内容が最も多くのユーザーに申し込みや資料請求といった狙い通りのアクションをしてもらえるかを比較する手法のことです。
ABテストによって多くのユーザーに選ばれた内容を採用することで、効果が上がりやすくなります。
ABテストの手順については「ABテストとは?初心者向けのやり方や改善事例・重要性を解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
1回のABテストだけでランディングページの最適化が完了するわけではありません。
1つの原因に対してどのような打ち手が効果があるのか理解できたら、再度原因に戻って新たな打ち手を考えましょう。
このサイクルを繰り返すことで、より多くのコンバージョンが獲得できるランディングページになっていきます。
LPOの事例については「LPOとは?SEO・EFOとの違いや施策例・改善事例まで分かりやすく解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
ランディングページの改善は、LPOツールを活用することでより効率的に実施できます。
LPOツールを利用することで、ランディングページを訪問したユーザーの情報や流入経路を数値化でき、現状の課題を把握することが可能となります。
また、流入元やセグメント別のABテストも実施でき、効率的にランディングページの効果検証を行えます。
例えば、Kaizen Platformが提供する「KAIZEN UX」は、自社Webサイトのページにタグを挿入するだけで、HTMLやCSS、PHPなどをコーディングする必要なく、Webサイト改善のための環境を活用可能です。他にも高機能テストツール、分析機能、パーソナライズ機能などが搭載されています。
レガシーシステムが比較的まだ多く残っている金融業界などでも簡単に導入でき、サイト改善に寄与してくれます。
タグを1行追加するだけでUI変更できる
フォームの改善メソッドを独自に保有
UXに強い専門人材がサイト改善に伴走してくれる
KAIZEN UXのユーザーレビュー・口コミ
ランディングページへ集客するための流入経路には、さまざまなパターンがあります。その中でもランディングページへの集客で代表的な3つの手法を紹介します。
出典元:Google
リスティング広告は、「Google」や「Yahoo!」といった検索エンジンの検索結果画面に掲載されるテキスト広告です。
特定のキーワードで広告を出せるため、ニーズのあるユーザーにアプローチしやすいのが特徴です。競合の数によって広告のクリック単価が変わります。
ディスプレイ広告とは、サイトを開いたときに表示される画像広告や動画広告のことです。バナーを利用することが多いのでバナー広告と言うこともあります。
サイトに訪問したユーザー全般に対してアプローチするため、幅広い層へのアプローチが可能です。
検索トップページや提携するWebサイトに広告掲載できるため、オーディエンス(人)へのターゲティングだけでなく、商品カテゴリーでもターゲティングできます。
SNSは企業のマーケティングにおいても重要なツールとなっており、マーケティング手法も多様です。無料で施策を実施できるなどコストが抑えられ、SNSの強みである拡散力により、多くのユーザーに対してサービスや商品購入までの導線を構築できます。
現在日本で代表的なSNSは、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokの5つです。自社のサービスや商品の特徴に基づいて最適なSNSを選択しましょう。
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X |
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YouTube |
TikTok |
月間国内ユーザー数 |
4,500万人 |
3,300万人 |
2,600万人 |
7,000万人 |
1,690万人 |
ユーザー層 |
20代 |
20代~30代 |
30代~40代 |
10代~50代 |
10代~20代 |
この他にも、ランディングページへの集客に役立つ集客方法は多くあります。
新規顧客を増やす集客方法については「新規顧客を増やす26の方法|リピートまで繋げるポイントも解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
広告などから流入したユーザーをコンバージョンに繋げられるかどうかはランディングページの作りによって大きく変化します。
今後はプライバシーの関係でターゲティング広告の効果にも陰りが見えると予測されているため、できる限り早めにランディングページ制作に力を入れましょう。
また、ランディングページは制作して終わりではなく、効果検証してPDCAを常に回す必要があります。
手間と感じると思いますが、これによってWebからの売上げが大きく変化するため、必ずLPOまで実施するようにしてください。
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