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2023/01/31 (火)
競合分析とは?Web戦略策定に必要な手順や活用事例を解説

著者: Kaizen 編集部

UX

Web戦略策定に必須!競合分析とは?手順とコツ

自社のビジネスが市場で優位性を保ち、シェアを拡大するために、競合分析は欠かせません。戦略に基づいた競合分析を行うことで、自社の強みや弱みを把握し、新たな施策を打つことができます

しかし、いざ競合分析を行おうと思っても、他社のWebサイトや商品を並べたり、目に見える数値を比較したりするだけに終始してしまっている方は少なくないのではないでしょうか。戦略策定に繋がる競合分析を行うためには、正しい手順を踏むことが必要です。

Kaizen Platformでは、競合分析をWeb戦略策定に欠かせないフローの一つとして位置づけています。この記事では、過去に1,000社のWebサイトの改善を手掛けてきたKaizen  Platform流の競合分析の手順や注意すべきポイントを、画像付きでご紹介します。

Webサイト改善のお役立ち資料をご覧いただけます

デジタルの顧客接点強化の必要性が増す中、Webサイトは重要な役割を持ち、サイト改善は欠かせない施策の一つです。成果をあげるためにも適切な設計と、検証と振り返りを行い改善サイクルを回すことが大切です。

コンバージョン改善や売上UPの実現を目指したい方へ、これまでKaizen Platformが1,000社・50,000回以上の施策支援から得た知見や実績に基づいた『サイト改善で成果を上げるノウハウガイド』をお届けします。

LPOやEFO、A/Bテストをはじめとしたサイト改善における打ち手にお悩みの方、ノウハウがないとお困りの方はぜひ参考にしてみてください。お役立ち資料をダウンロードする

 

▼目次

1.競合分析とは|Web戦略の策定に必須

2.競合分析の手順

3.競合分析で使える5つのツール

4.過去に競合分析を行った事例|保育業界A社

5.競合分析を行うにあたって注意すべきこと

6.まとめ|競合分析を用いてWeb戦略を強化

 

1.競合分析とは|Web戦略の策定に必須

競合分析とは、同業他社の企業をさまざまな観点から分析することです。

分析する点は幅広く、競合の商品やサービス、Webサイト、Webサイトの流入キーワード、広告、SNSなどが対象です。

競合分析を行うことで、市場の中での自社のポジションや自社の強み、弱みを知ることができ、Web戦略の策定に役立てることができます。

例えば、自社サイトを分析した際、フォームの離脱率が80%だったとしましょう。それだけでは比較対象がないため、高いのか低いのか分からず、解決すべき問題なのかも分かりません。

一方、競合他社の分析を行い、他社サイトの離脱率が50%というデータが出たとすれば、ここで初めて自社サイトの離脱率は高そうだということが明らかになります。

競合他社の分析結果と比較して初めて、示唆が生まれて、課題や問題として認識される。フォームからの離脱率:フォームに流入したユーザーの80%が離脱。競合他社:フォームに流入したユーザーの50%が離脱。

比較により課題が明らかになれば、次にようやく、自社サイトの離脱率を抑えるために、サイトをどのように改善すればいいのかという具体的な施策を考えることができます。

このように、競合分析を行うことで自社のさまざまな問題点を明確にすることで、それを改善するための施策を打つことができます。

競合分析は、課題を明らかにして施策の優先順位を付けるために重要な分析のひとつと言えるでしょう。

なお、競合分析はWeb戦略以外でも以下のようなシーンで役立てられます。

  • 市場ニーズや業界のトレンドの把握
  • 自社の商品・サービス価格の見極め
  • 新規顧客の設定

今回の記事はWeb戦略策定に役立つ競合分析がメインテーマになりますが、他のさまざまな場面でも生かせる内容のため、参考にしてみてください。

 

2.競合分析の手順

効果的・効率的なWeb戦略を策定するために、気をつけるポイントや競合分析で行うべきステップをおさえておきましょう。

競合分析の方法は目的や企業によってもさまざまですが、ここでは1,000社以上・50,000回以上の施策を行ってきたKaizen Platform流の方法を紹介します。

STEP1:競合分析を行う目的を決定する。STEP2:分析する競合他社の選定。STEP3:フレームワークを用いて分析。STEP4:競合他社の商品・サービスの調査。STEP5:競合他社のWeb戦略の調査。STEP6:比較対象の定量分析、定性分析。STEP7:施策決定

STEP1:競合分析を行う目的を決定する

まず、競合分析を行う目的を決定します

競合分析を行う目的は、Web戦略の策定や商品のアプローチ方法の変更、自社の弱みの把握などさまざまなものがあります。

あらかじめ目的を決定することで分析の優先順位が明確になるので、コストを抑えて競合分析を実施できます。

 

STEP2:分析する競合他社の選定

次に、自社と比較する競合他社を5社から10社程度選びます。比較する数は業界や目的によります。選ぶ際の基準としては、自社と似た商品・サービスを提供しているというだけでなく、ビジネスモデルも類似している企業を選ぶようにしましょう。

例えば動画サイトを運営する企業であれば、動画サイトというサービス内容だけでなく、ビジネスモデルが「動画配信自体を有料で展開するモデル」なのか「広告収入によって無料で提供するモデル」なのかというところまで踏まえて選定する必要があります。

競合他社をうまく選定できない場合は、GoogleやAmazonで自社の製品やサービスを検索してみましょう。上位に表示された企業の多くが競合であるため、競合他社の選定に役立ちます。

 

STEP3:フレームワークを用いて分析

競合他社の情報を集めたら、次にフレームワークを用いて自社と競合を分析します。

Kaizen Platformでは3C分析をよく使いますが、他にも4P分析・SWOT分析などのフレームワークが使われることもあります。

 

3C分析

3C分析は自社および自社を取り巻くマーケット環境を分析できるフレームワークです。

3C分析では、「Customer(顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3つのCから分析を行います。

自社の顧客の特徴(Customer)や、競合企業のシェア率や強み(Competitor)、自社の現在の強みや弱み(Company)という多角的な視点で情報を集めます。

 

4P分析

4P分析は、企業目線で分析を行うフレームワークです。

4P分析では、「Product(製品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販促)」の4つのPから分析を行います。

販売している商品のデザイン(Product)、販売価格(Price)、販売エリア(Place)、PR方法(Promotion)というように、企業視点に立って分析を行います。

 

SWOT分析

SWOT分析は内部環境や外部環境の自社への影響を分析するフレームワークです。

SWOT分析では、「競合他社に対する自社の強み(Strengths)」「競合他社に対する自社の弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」の4つの視点から分析を行います。

上記4つのうち、StrengthsとWeaknessesは自社の内部環境の把握、OpportunitiesとThreatsは外部環境による影響の分析をするための視点です。

外部環境の「機会」「脅威」から分析し、その内容も踏まえて内部的な「強み」「弱み」の分析をするという順番が一般的です。

 

STEP4:競合他社の商品・サービスの調査

SEEEVUEW-X:https://www.seeeview_x.com、契約数2,000万、サービス開始2007/8/1、ベーシックプラン1,000円スタンダードプラン1,800円、作品数20,000本、無料期間無し、全作品字幕あり、海外ドラマが多く外国語を学びやすい。NEV、https://www.netenjoyvideoscom、契約数1,200万、サービス開始2009/2/2、ベーシック800円、プレミアム1,500円、作品数15,000本、無料期間2週間、独占配信が多い。MEGATON VIDEOS:http://www.megatonvideos.com、契約数4,500万、サービス開始2007/9/30、月額2,000円、作品数100,000本、無料期間1ヵ月、毎月還元キャンペーン実施中、最速配信の作品が多い。

自社と競合の商品・サービスを比較するために、競合について調査します。

比較する点としては、主に以下のようなものがあります。

  • 価格
  • 商品のターゲット層
  • 契約できるプラン数
  • UIやデザイン
  • サポート体制
  • ユーザー数
  • ユーザーにとってのメリット

これらを調査する際はスプレッドシートなどを用いて比較表を作成しておくと、見やすいだけでなく、分析後に情報を参照するときにも役立ちます。

 

STEP5:競合他社のWeb戦略の調査

デバイス別訪問・CV・CVRの比較表:SPが全体の84%のセッションを占めている一方でCVRはPCと比較して低い。SP:セッション数17,797,372、セッション比率84.78%、CV297,166、CV比率79.56%、CVR1.67%。PC:セッション数3,195,505、セッション比率15.22%、CV76,390、CV比率20.45%、CVR2.39%。TOTAL:セッション数20,992,677、セッション比率100%、CV373,556、CV比率100%、CVR2.25%。他社比較の表:セッションはC社が頭一つ抜けている状況展開する各サービスからの被リンクが多いことが理由と考えられる。A社:PCセッション数10,400,000、セッション比率39.5%、SP:セッション数15,900,000、セッション比率60.5%、TOTAL:セッション数26,300,000、セッション比率100%。B社:PC:セッション数13,400,000、セッション比率35.0%、SP:セッション数24,900,000、セッション比率65.0%、TOTAL:セッション数38,300,000、セッション比率100%。C社:PC:セッション数115,000,000、セッション比率68.1%、SP:セッション数53,800,000、セッション比率32.9%、TOTAL:セッション数:168,800,000、セッション比率100%。

次に、競合他社のWeb戦略の調査を行います。

調査する項目は以下の通りです。

  • Webサイトの内容
  • SNSの活用状況
  • 広告の出稿先
  • 広告文の表現
  • Webサイトのターゲット層

ツールを使うことで、競合他社が狙っているキーワードや流入元のチャネルなどさまざまな要素を確認できます。

 

STEP6:比較対象の定量分析、定性分析

これまでに行った調査から、自社の課題点を把握するために定量分析定性分析を行います。

まず定量分析で、自社の競合と比べて弱みとなる部分を把握します。

例えば、自社サイトの定量分析を行ったところ、他社に比べてコンバージョン率が低いということが分かったとしましょう。コンバージョン率が低い原因を特定するためにさらに細分化して分析したところ、直帰率が高いことが問題でした。

定量分析により、課題ページの優先順位をつけることが目的。課題ページ→ページ内課題→原因仮説→打ち手

 

問題があったページに対してインタビューなどの定性分析を行うことで、直帰率が高かった理由や原因の仮説を立てます。

定性分析により、課題ページに対して起きている課題と原因仮説をあぶりだす。課題ページ→ページ内課題→原因仮説→打ち手

定性分析については「ユーザーの背景を探る「定性分析」とは?定量分析との使い分け方」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

STEP7:施策決定

最後に、立てた仮説に対する施策を決めます。

得られた調査結果から自社の課題を可視化し、優先順位をつけてそれぞれの打ち手を検討、実施します。

例えば、自社のサイトで検索エンジンからの流入が他社に比べて弱いためSEO対策を行う、というように具体的な施策に落とし込んでいきましょう。

競合分析を施策に活かす例

1.LP改善

競合のLPを見てどんなコミュニケーションを取っているのか、どういう訴求軸なのか、ファーストビューをどうしているのかなどを分析して施策に活かす例があります。

自社LPとの差分を洗い出し、参考にすべきところを取り入れる、または差別化できそうなところを探し強みとして活かすことでCVR改善につながることもあります。

このようなLP改善施策のことをLPO(Landing Page Optimization)と呼びます。

より詳しいやり方や分析ポイントなどはLPOとは?改善方法や施策例・成功事例・使用ツールを完全解説」でも解説しています。参考にしてください。

2.フォーム改善

競合サイトのフォームを調査することによって、離脱を防止・CVRを向上するためのヒントを得ることができます。

例えば下記のようなポイントに着目して分析し、自社のフォーム改善に活かせる要素はないかを考えます。

  • 競合はどのようなフォームにしているのか?
  • 項目の数はどのくらいか?
  • 入力完了率を高めるためにどのような工夫をしているのか?

ユーザーがコンバージョンに至る経路はさまざまありますが、最後はかならず入力フォームを通過します。そのため、フォームでの離脱率を下げることで、CVRを大きく改善できる可能性があるのです。

このようなフォーム改善は「EFO」と呼びます。詳細は「EFOとは?13の改善施策と始め方、事例、ツールを徹底解説」でも解説しているので、併せてご覧ください。

3.競合分析で使える5つのツール

Webサイトの競合分析に便利なツールを紹介します。ここでは、競合として分析する企業をすでに選定したあと、特に他社のWeb戦略を調査するときに使いやすいツールを5つ紹介します。

  • Similarweb(シミラーウェブ)|サイトアクセス解析
  • Ahrefs(エイチレフス)|SEOの被リンク分析・競合調査ツール
  • Semrush(セムラッシュ)|オールインワン競合分析ツール
  • Dockpit(ドックピット)|ビッグデータ×マーケティングで事業の成長を支援
  • consim.(コンシム)|iOSとAndroidのアプリ画面の比較

 

Similarweb(シミラーウェブ)|サイトアクセス解析  

Similarwebのホームページ

引用:Similarweb

「Similarweb」とは、Webサイト分析に使える、解析ツールや調査機能が多数搭載されたツールです。

競合サイトのアクセス数、流入経路、遷移状況など、Webサイトが検索エンジン、ユーザーからどのように評価されているかという指標を知ることができます。

無料版と有料版があり、有料版はドメインの数により価格が異なります。

ホームページから見積もりが可能なため、詳しく知りたい方は下記Webサイトからお問合せください。

Similarweb 料金プラン

 

Ahrefs(エイチレフス)|SEOの被リンク分析・競合調査ツール

Ahrefsのホームページ

引用:Ahrefs

「Ahrefs」はSEOの被リンク分析・競合調査ができるツールです。

自社サイトだけでなく競合サイトの被リンク数など、外部サイトの調査にも活用できます。

また、競合サイトの上位表示キーワードやリスティング広告で出しているキーワード、サイト全体のトラフィック量なども分かります。

<料金>

ライト

$99/月(2022年現在の為替レートで13,662円)

スタンダード

$199/月(2022年現在の為替レートで27,462円)

アドバンスド

$399/月(2022年現在の為替レートで55,062円)

企業

$999/月(2022年現在の為替レートで137,862円)

※2022年7月時点での料金・サービス内容です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

 

Semrush(セムラッシュ)|オールインワン競合分析ツール

Semrushのホームページ

引用:Semrush

「Semrush」はSEO、広告分析、SNS分析、トラフィック分析などデジタルマーケティングに必要な機能が豊富に揃っているツールです。

このツールひとつで、ほとんどのチャネルにおける競合調査から施策立案までを完結できます。

<料金>

Proプラン

$119.95/月(2022年現在の為替レートで16,555円)

Guruプラン

$229.95/月(2022年現在の為替レートで31,733円)

Businessプラン

$449.95/月(2022年現在の為替レートで62,093円)

※2022年7月時点での料金・サービス内容です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

 

Dockpit(ドックピット)|ビッグデータ×マーケティングで事業の成長を支援

Dockpitのホームページ

引用:Dockpit

「Dockpit」は、消費者のWeb行動ログデータをもとに市場調査・ユーザー理解を実現するツールです。

Dockpitのダッシュボードは、マーケティングに必要な情報がひと目で分かりやすく表示され、直感的な操作でデータ分析を進めていくことができます。

無料トライアル版もあるため、気になった方は実際に使ってみるのがおすすめです。

ホームページから見積もりをすることが可能なため、詳しく知りたい方は下記サイトからお問合せください。

Dockpit

 

consim.(コンシム)|iOSとAndroidのアプリ画面の比較

consim.のホームページ

引用:consim

「consim.」は、iOSとAndroidの画面を比較できるデザインギャラリーサイトです。

Apple MusicやTwitter、Slackなど有名なアプリのiOSとAndroidでの画面が大量に登録されており、アプリのUIを確認したいときに便利なサイトです。

会員登録は必要なく、全て無料で確認できます。

 

4.過去に競合分析を行った事例|保育業界A社

では実際に、過去に競合分析を実施した事例を見てみましょう。

Kaizen Platformが競合分析で何を分析し、どのような施策を立案したかを具体的に紹介します。ぜひ自社で分析するときの参考にしてみてください。

業種

保育業界

分析の目的

自社メディアのトラフィックと会員登録数を増加させるために新規施策を打ち出す必要がある。

そのために、競合他社を分析し自社メディアの弱みを把握したい。

分析による提案

  • 分析結果から、他社に比べ平均滞在時間が長く、離脱率も低い傾向にあるため、メディアとしての質が高いことが分かる。
  • 一方、集客チャネルにおいては、検索・ノーリファラー(どこから訪問してきたのか特定できない流入)からの流入が少ないため、改善する必要がある。
  • 検索については、競合他社は獲得できているが、自社では取れていないキーワードが大量に存在することが分かったため、獲得を目指していく。
  • ノーリファラーについては、競合他社はLINEの公式アカウントの登録数が多く、LINEから多くのユーザーが流入している。そのため、今後はLINEの強化を行っていく必要がある。

 

提案前に行った競合分析

競合他社と比較した自社の定量分析を、Webサイト、集客チャネル、SNS利用状況、獲得キーワードの4つの側面から行いました。

 

1.自社サイトと競合他社のユーザー数や滞在時間という定量的な比較

再訪数/一人当たりPV/平均滞在時間/直帰率などの数字は競合他社よりもいい→メディアとしての質が高い。競合他社と比較したトラフィック数に課題がある状況。2022/04にて算出、ユーザー数/セッション数については、GAの数字に揃えて競合の数字を試算。A社:ユーザー数269,886、セッション数364,147、一人当たりセッション数1.6、一人当たりページビュー数3.5、平均滞在時間(秒)101、直帰率73.10%。B社:ユーザー数60,251、セッション数71,219、一人当たりセッション数1.4、一人当たりページビュー数2.2、平均滞在時間(秒)33、直帰率82.50%。C社:ユーザー数1,150,252、セッション数1,496,436、一人当たりセッション数1.5、一人当たりページビュー数2.4、平均滞在時間(秒)48、直帰率85.30%。D社:ユーザー数886,341、セッション数1,153,062、一人当たりセッション数1.5、一人当たりページビュー数3.8、平均滞在時間(秒)136、直帰率69.90%。

  • 再訪数 / 一人当たりPV数 / 平均滞在時間 / 直帰率などの数値は競合他社よりも良く、メディアとしての質が高い
  • 競合他社と比較したトラフィック数に課題がある状況

2.集客チャネルの比較

差がついている要因は奥に検索・ノーリファラからの流入が多い

  • 差がついている要因は特に検索・ノーリファラーからの流入が多い

3.競合他社とのSNSの利用者比較

競合他社とのSNS利用者比較。A社631、B社49,336、C社10,862

  • A社の600に対して、B社は50,000弱の接点を獲得

 

4.獲得キーワードの比較

競合9社でトラフィックが発生しているキーワードから自社未獲得のキーワードを抽出したところ約3万件キーワードを確認。検索ボリューム1万以上:キーワード数61、検索ボリューム合計1,319,000、検索ボリューム5000以上10000未満:キーワード数97、検索ボリューム合計:681,600。1000以上5000未満:キーワード数1,528、検索ボリューム合計2,669,800。500以上1000未満:1,886、検索ボリューム合計1,250,300。500未満:キーワード数29,825、検索ボリューム合計3,954,440。合計:キーワード数33,397、検索ボリューム合計9,875,140。

  • 競合9社でトラフィックが発生しているキーワードから自社未獲得のキーワードを抽出したところ、約3万件キーワードを確認

 

5.競合分析を行うにあたって注意すべきこと

競合分析を手順通りに行っても効果が出ないときは、以下のポイントを参考に改善してみましょう。

 

競合分析は何度も行う必要がある

競合分析は一度だけで終わらず何度も実施する必要があります

市場のトレンドは常に移り変わっており、再度分析することで全く違う分析結果になることもあります。

そのため、競合分析は何度も行うものと認識しておきましょう。一度だけの分析で施策を実施しても継続して効果を出し続けるのは難しくなります。

 

必ず行動を起こす

競合分析を行っただけでは、自社の弱みや市場におけるポジションが判明するだけです。必ずアクションに繋げ、データを有効活用しましょう。

競合分析は、分析からWeb戦略を策定し、施策まで実行することで初めて効果が発揮されます。

Webサイトの改善施策については、「成果に繋がるWebサイト改善|課題を抽出する4つのポイント」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

 

先入観を持たずに競合分析を実施する

分析の際に、問題点はここにあるという先入観を持って行うと、データに偏りが出るため注意しましょう。

例えば、自社はSEO対策に優れており流入には問題がなく、ページのUIに問題があるという先入観を持って分析するとします。すると、特定のページの離脱率などWebサイトのユーザー行動を中心にデータ分析し、流入キーワードなどの流入分析を怠る可能性があります。

自社の課題に気づくためにも、入手可能なすべてのデータに基づいて客観的に分析しましょう。

 

6.まとめ|競合分析を用いてWeb戦略を強化

自社と競合他社を比較することで、初めて強みと弱みが分かり、課題が明らかになります。行うべき施策の優先順位を付け、効果的かつ効率的なWeb戦略を策定するためにも、ぜひ紹介した手順で競合分析を行ってみてください。

Kaizen Platformでは「定量分析」「定性分析」を用いて競合分析を行うことができます。

興味がある方は、KAIZEN UXの資料も併せてご覧ください。

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サイト改善に取り組んでいる、あるいは検討しているけれど、「自社にノウハウがない」「施策の打ち手が分からない」「成果が上がらない」といったお悩みはありませんか?

いざサイト改善に取り掛かっても、導入したツールがうまく運用できていなかったり、施策がやりっぱなしで振り返りができておらず、成果に繋がらないケースは少なくありません。

LPOやEFO、A/Bテストをはじめとしたサイト改善施策では、成果をあげるための適切なKPI設計と施策の検証と振り返りによってPDCAサイクルを回すことが大切です。

そこで、サイト改善のノウハウや次の打ち手にお悩みの方へ、『サイト改善で成果を出すノウハウガイド』をお届けします。これまでKaizen Platformが1,000社・50,000回以上の施策支援から得た実績を元に、サイト改善に活用できるノウハウや成功事例をまとめました。

コンバージョン改善や売上UPを実現したい方、改善の打ち手に悩んでいる、ノウハウがないとお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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