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2021/04/21 (水)
音楽のヒット傾向からもわかる「DX」の本格到来。 顧客体験が変わると、未来はどう変わる?

著者: Kaizen 編集部

2021年2月10日、Kaizen Platformは、各界でDXに向けた取り組みを進めるトップランナーの方々をお招きし、日本のDXを加速させるカンファレンス「DX Drive 2021」をオンラインにて開催しました。


1,300名を超える方々にお申し込みいただき、大盛況のうちに幕を閉じた本カンファレンス。今回から4回にわたり、当日配信した各セッション内容の一部をご紹介していきます。

第1弾となる今回は、Keynote「コロナ禍と5Gで加速する顧客体験DX -2021年の論点大解剖-」より抜粋。Kaizen Platform 代表取締役の須藤憲司が、多くの方々にとっての身近な事例をもとに、DXの論点を整理し、「DXによって何がどう変わるのか?」を解説します。

 

▼ 目次

テクノロジーの進化が引き起こした、音楽業界の変化

「New Normal」で加速するDX、より大きな“変化”を起こすには?

 

 

テクノロジーの進化が引き起こした、音楽業界の変化

スーツを着た須藤憲司がマイクを持って語っている写真

突然ですが、2020年の紅白歌合戦に“CDを1枚もリリースしていないアーティスト”が初出場していたのをご存じでしょうか?

そのアーティストは、若い世代を中心にYouTubeやTikTokで人気を集め、2020年のストリーミング再生数ランキングで1位を獲得した「YOASOBI」です。

ここで、2020年の「CDセールスランキングTOP10」と「ストリーミング再生数ランキングTOP10」において、2020年の紅白歌合戦に出場したアーティストを緑色に色付けした表を見てみましょう。

CDセールスランキングTOP10とストリーミング再生数ランキングTOP10。CD販売は、1位:AKB48 失恋、ありがとう143万枚、2位:乃木坂46 しあわせの保護色119万枚、3位:Snowman vs SixTONES D.D/Imitation Rain 105万枚、4位:Stories Snowman KISSIN'MY LIPS101万枚。5位:Snowman vs SixTONES Imitation Rain/D.D、6位:SixTONES NAVIGATOR、7位:嵐 カイト、8位:日向坂46 ソンナコトナイヨ、9位:King&Prince Mazy Night、10位:SEVENTEEN 舞い落ちる花びら(Fallin'Flower)。紅白歌合戦出場アーティスト:乃木坂46、Snowman vs SixTONES、嵐、日向坂46、King&Prince。ストリーミング再生数は、1位:YOASOBI 夜に駆ける210623551回、2位:Official髭男dism Pretender170845721回、3位:Official髭男dism I LOVE...161936575回、4位:King Gnu 白日157472278回、5位:LiSA 紅蓮華151489880回、6位:瑛人 香水148343225回、7位:BTS Dynamite138211363回、8位:NiziU Make you happy130231243回、9位:LiSA 炎122353954回、10位:あいみょん  裸の心104548078回。紅白歌合戦出場アーティスト:YOASOBI、Official髭男dism、LiSA、瑛人、NiziU、あいみょん

CD販売だけではなく、ストリーミングからもヒット曲が多く生まれていることが見て取れます。そして、世界の音楽市場を眺めても、パッケージ(CD)の販売からストリーミングへと、ビジネスモデルが大きく変化しています。この背景には、4G・5Gという移動通信システムにより通信速度が向上し、ストリーミングで音楽を楽しめるようになったことがあります。要するに、テクノロジーが進化したことでビジネスモデルが変わり、これまでの当たり前が変わったということです。

2001年から2019年の世界音楽市場グラフ 音楽を楽しむビジネスモデルが変わり、ルールが変わった。パッケージは2001が最も多く2019年までには右肩下がり。ダウンロードは2004年から2015年まで右肩上がりで、2016年以降は右肩下がり。ストリーミングは2005年に誕生し2019年まで右肩上がり。

ちなみに、先ほどの「YOASOBI」を始め、「米津玄師」「yama」といった若い世代に人気のアーティストには、ある共通点があります。それは「ボーカロイドを使って作曲している」こと。

これは「テクノロジーにより作曲ツールが変わり、市場のルールが変わった」と言えるでしょう。音楽市場におけるこのような変化は、“テクノロジーが変わると未来が変わる”例として、非常に参考になります。

未来の考え方 Environment(環境が変わる):テクノロジーが変わる、ビジネスモデルが変わる、道具が変わる→Experience(体験が変わる):当たり前が変わる、ルールが変わる→Future(未来が変わる):生き方が変わる

この図にあるように、DXは「トランスフォーメーション(変化)」が非常に重要です。環境が変わると体験が変わり、体験が変わると未来が変わるのです。

「New Normal」で加速するDX、より大きな“変化”を起こすには?

2020年は新型コロナウイルス感染症により、非対面・非接触を基準にした、新しい生活様式・働き方へと急激な変化が生じました。

BtoCビジネスにおいては、来店・見学などを極力避けるためにリモートへの切り替えが発生。BtoBビジネスにおいても、リアルイベントを催せずにリード獲得が困難になったり、リモートワークの定着によって「電話によるアポ取得」のハードルが高まったりしています。

このような状況において、リアルな顧客接点を前提としていたビジネスに、非対面・非接触を支援するテクノロジーが浸透し、顧客接点のDX化が急速に進んでいます。

顧客接点のDX化における重要なポイントは、「“顧客体験”をどのようにDXするか」ということです。その際、広告DX、販促DX、イベント接客DXなど、それぞれの部署がバラバラに取り組むのではなく、“部署間のつながり”をしっかり設計することで、より大きな変化を遂げられるようになります。

顧客体験DX コロナ禍で非対面・非接触を支援するテクノロジーが浸透し顧客体験のDXが加速。 認知→興味・関心→検討→購入→リピート→アップセル、クロスセル→ロイヤルカスタマー化。認知から検討までは新規顧客獲得のためのファネル。リピートかたロイヤルカスタマー化までは既存顧客管理のためのファネル。 マーケティングDX、コンテンツDX  :広告DX、販促DXイベント接客DX、セールスDX、CS(カスタマーサポート&サクセス)DX

 

ここまでお話ししたように、5Gやコロナ禍により「顧客体験」の変化が急速に進んでいます。Keynoteセッションでお伝えしたDXに取り組む際に大切なポイントや、様々な企業のDX事例を下記記事にまとめておりますので、ぜひ、ご覧ください。

DX成功に向けて--必ず押さえるべきポイントと、2つのステップ

 

2つの“起点”から考え、「応募者の変化」に対応する採用DX

 

「体験を変えると、未来は変わる」DX導入事例

 

Kaizen PlatformはDXの専門家として、様々なビジネスの「顧客体験を変える」ことで「未来を変える」お手伝いをさせていただきます。ご相談は、お気軽にどうぞ!

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