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2022/06/03 (金)
CTA(行動喚起)とは?改善方法や作り方、具体例も紹介

著者: Kaizen 編集部

CTAとは?6つの改善策でユーザーの行動喚起を最大化させる方法

マーケティングの担当者であれば、CVR(コンバージョン率)の向上に日々邁進している方も多いのではないでしょうか。CVRの向上に非常に重要なのがCTA(Call To Action)です。

CTAとは、自社のWebサイトに訪れたユーザーに「申し込み」や「資料請求」など、具体的な行動を誘導するために設置されたボタンやテキストなどを指します。

CTAを設置、もしくは改善することで、目標としているCVRの向上にも寄与するので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

本記事では、CTAの概要から、CVRを最大化させるためのCTAの作成方法、改善方法についてご紹介していきます。

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▼目次

1.CTAとは

2.なぜCTAが重要なのか

3.CTAの作り方

4.CTA設置後、改善するためのポイント

5.CTAだけではなく、遷移先のフォーム改善も重要

6.まとめ|CTAはコンバージョン獲得のために必須の要素

1.CTAとは

CTAとは、Call To Actionの頭文字をとった言葉で、「行動喚起」という意味を持ちます。WebサイトやWeb広告から、起こしてほしい行動を誘導することを意味しており、ボタンやリンクの形であることが多いです。

例えば、英会話教室を運営しているWebサイトであれば、英会話教室の「本申し込み」や「体験教室への申し込み」、「資料請求」などが誘導したい行動として考えられます。これをWebサイト上でボタンやリンクとして配置し、次のアクションへ誘導させるのがCTAです。

Kaizen Platformでは、下記のようなCTAをサイトに設置しています。サービスページに設置されたCTAの例(左にある緑のボタン)

記事に設置されたCTAの例

この他にも挙げられるCTAの例としては下記のようなものがあります。

  • 購入
  • 会員登録
  • お問い合わせ
  • メルマガ登録
  • 定期購読
  • 見積もり依頼
  • 料金シミュレーション など

 

2.なぜCTAが重要なのか

CTAはWebサイトからのコンバージョン数や売上を左右する可能性があるほど、重要なものです。

Webサイトのコンバージョン数は「流入数×CVR×単価」で成り立っているため、流入数をいくら増やしたとしても、CVRが低ければ成果に繋がりません。

つまりコンバージョン数を増やすためには、「流入数」「CVR」という2つの観点で数値を向上させていく必要がありますが、CTAがなければCVRは0のままという可能性もあります。

仮にモチベーションの高いユーザーが流入してきたとしても、目的地(コンバージョンポイント)にユーザーがたどり着かず、離脱されてしまう可能性があるのです。

そのため、集客したユーザーを効果的にコンバージョンに繋げるためには、適切なCTAを作って目立つ位置に置くことが必須となります。

 

CTAはユーザーにとっても必要な要素

CTAが最適化されていることで、WebページのCVRが上がることに触れてきましたが、CTAを改善することはユーザー側にもメリットがあります。

ユーザーは次のアクションが明示されていることで、自分が必要としている情報を入手し、目的を果たすことができます。例えば、サービスについて気になっているのにもかかわらず、問い合わせボタンがなければ、ユーザーはWebサイト上のメニューから問い合わせページを探さなくてはいけません。

CTAが目立つ位置に貼ってあれば、そのようなストレスを軽減することができます。

Webサイトを見ている自然な流れでそのアクションを明示してあげることで、ユーザーは迷いなく次の選択をできるのです

 

3.CTAの作り方

ここでは、効果的なCTAの作り方について解説します。

※CTAはページ作成に使用しているCMSの機能や装飾を工夫することで作成します。ボタンと文章で構成されることが一般的です。

CTAの作り方_例作成手順を詳しく見ていきましょう。

  1. ユーザーの心理状況を明確にする
  2. ユーザーのモチベーションを高める文言を作成する
  3. 効果的なデザインを作成する
  4. CTAを適切な位置に配置する

 

作り方1.ユーザーの心理状況を明確にする

ユーザーに興味を持ってもらうCTAボタンを作成するためには、ユーザーの心理状況を明確にするようにしましょう

例えば、自動車の購入を検討しているユーザーの場合、高額な買い物であるため、Webサイトを訪れてすぐに購入する方は稀でしょう。そのようなユーザーに対して「購入する」というCTAを設置しても成果には繋がらないことが考えられます。

「資料請求」や「乗車体験申し込み」「販売店やショールームに訪れる」など、ユーザーが次に行いたいであろうアクションを、それぞれの検討フェーズによって考える必要があります。

ユーザーは今何を求めているのか、Webサイトに入ってくる時のモチベーションはどうなっているかなど、ユーザーの心理状況をできる限り考え、最適なCTAを設置するようにしましょう。

 

作り方2.ユーザーのモチベーションを高める文言を作成する

ユーザーの心理状況を整理したら、それに合わせてユーザーが興味を持つ文言を作成しましょう。

CTAの文言を作成する際のポイントについて解説します。

 

ユーザーのモチベーションを高める文言にする

CTAはユーザーに「その行動をとることによって起こる変化や得られるベネフィットは何か」を認識させ、クリックしたいと思ってもらうことが重要です。そのため、CTAを押すことでどのようなページに飛ぶのかが瞬時に理解できる文言にしましょう

例えば、文言を、「続きはこちら」とするよりも「お問い合わせ」「定期購読を申し込む」など明確な文言にすることで、ユーザーに次の行動を促すことができます。

 

緊急性や希少性を感じさせる

期間限定のキャンペーン情報など緊急性や希少性を感じさせる文言をCTAに挿入する施策も効果的です

例えば「今月のみの限定販売」という表記が考えられます。行動の期限を設けることで、「また今度でよいだろう」と先延ばしにするユーザーの離脱を防げる可能性があります。

他にも、旅館のポータルサイトで「今このページを他に20人見ています」という表示をすれば、「満席になる前に予約しなければ」という心理が働くので、CVRが上がることもあるでしょう。

 

作り方3.効果的なデザインを作成する

CTAの文言を作成したら、次は効果的なデザインを作成します。

CTAを設置したとしても、ユーザーに気づかれなければ意味がありません。

ユーザーにクリックしてもらうように、配色や動きを工夫する必要があります。

具体的に、どのような配色や動きをすべきかについて解説します。

 

配色を目立たせる

CTAは背景や周囲のデザインと配色を変え、目立たせる方法が効果的です。一般的には、ボタンの色は緑やオレンジなどの色がよいと言われており、実際に多くのサイトでそのような色が使われています。

CTAの例_配色を目立たせる

しかし、Webサイトやサービス内容・ターゲット属性などによって最適な色は異なります。

そのため、ABテストなどを実施して、一番押されやすい色を検証するのがおすすめです。

 

動きをつける

CTAに動きをつけることで、ユーザーの目を引きクリック率を高めることができます。例えば、CTAボタンが上下に跳ねるようにすれば、自然とユーザーの注目を集めクリックしてもらいやすくなる可能性があります。

他にも、カーソルをあてると拡大するボタンを使用する、といった方法もあります。

ただし、CTAボタンに動きや特殊なエフェクトを使用すると、かえって敬遠されたり、サイトに悪い印象を持たれたりする恐れもあります。

そのため、ターゲットの属性に合わせたデザインを施すことと、テストによってどのようなボタンが成果に繋がりやすいのかを検証することがおすすめです。

 

作り方4.CTAを適切な位置に配置する

CTAはページに1つだけではなく、ユーザーの動きに合わせて複数設置することが一般的です。

例えば

  • ファーストビュー(ページへ訪れて最初に表示されるエリア)
  • ページの本文で、内容が切り替わるタイミング(ユーザーのニーズがある程度満たせたタイミングなど)
  • ヘッダーエリア
  • サイドバー
  • フッターエリア など

ユーザーがページを読む際にストレスとならない、けれど必要なタイミングで次のアクションを取れるよう、設置数や位置はよく考える必要があります。

また、設置するCTAの種類はできるだけ絞ることを心がけましょう。「問い合わせも」「資料請求も」「見積もり依頼も」「SNSのシェアも」のように、さまざまなCTAを一つのページ内に設置すると、ユーザーはどれを選択するか迷い、最終的には何もクリックしない、という結果になることがあるからです。

 

4. CTA設置後、改善するためのポイント

CTAは一度設置して終わりではなく、文言やデザイン・設置位置・アクションの種類(問い合わせや資料請求など)を改善していくことが重要です。

CTA設置後にどのような点で改善すべきかのポイントについて解説します。

 

CTAまでの導線を改善する

CTAが目立っており、ユーザーに刺さるような文言でもCTAまでの導線で離脱をしていたら意味がありません。

WebサイトのCVRを最大化するためには、CTAまでの導線も改善するようにしましょう。

例えば、競合サービスと比較してどのような点がすぐれているのか、商品を購入すればどのようなメリットがあるのか、自社サービスの魅力や説得力のある構成などにするようにしましょう。

またヒートマップツールを利用して、熟読エリアや離脱ポイントの分析を行うこともおすすめです。

heat_map_01

例えば、ヒートマップを見てページの半分しかスクロールされていないと判断した場合、CTAボタンをページの上部へ移動させると見てもらえる確率が高まるでしょう。


ほかにも、特に注目度の高い箇所がある場合は、そこにCTAを設置することで、クリック率やCVRを高められる可能性があります。このようなLP全体の分析や、それにもとづいた改善施策を行うことを「LPO」と呼びます。

LPOについては「LPOとは?改善方法や施策例・成功事例・使用ツールを完全解説」の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

ヒートマップを導入し、CTAのクリック状況を可視化する

CTAを適切な位置に設置するためにおすすめの施策が「ヒートマップツールの導入」です。

ヒートマップツールは、ユーザーのページ上での行動を視覚化できるツールです。「CTAのクリック率はどの程度か」「ページに設置したどのCTAがクリックされているのか」などを数値で判断できるため、改善施策を考える際の参考にすることができます。 

heat_map_03また、ページ内でよく見られている箇所とあまり見られていない箇所を可視化することもできるので、よく見られている位置にCTAを設置することで、クリック率を高められる可能性があります。

ヒートマップツールについて詳しく理解したい方に向けて「ヒートマップとは?ユーザー行動の分析方法や具体的な見方を解説」でも解説しています。参考にしてください。

 

数値をもとに、ABテストを実施する

 CTAを設置してある程度の流入を得られたら、前述のヒートマップやGoogleアナリティクスなどの数値をもとにABテストを実施しましょう。

例えば、CTAボタンのクリック率やフォームへの遷移率などが低い場合は、「なぜ低いのか」「どうすれば改善できるのか」を仮説立て、それに沿っていくつかのCTAパターンを作成し、ABテストを実施します。

ABテストは、「検証期間」や「検証箇所」など事前の設定をしっかりと行い、CTA以外の条件を一致させた状態でデータを取ることが大切です。本格的なテストを行いたい場合は、ABテストツールを利用することが一般的です。

ABテストについて詳しく理解したい方に向けて実際の事例を基に「ABテストで比較すべき4つの要素とは?実施手順や注意点も解説」でも解説しています。参考にしてください。

5.CTAだけではなく、遷移先のフォーム改善も重要

せっかくCTAの改善を行ってもCTAをクリックした後にフォームページへ行き着いたユーザーが離脱してしまっては意味がありません。

CTA設置後は、CTAから遷移した後のフォームの最適化も必要です。

フォーム最適化とは、Webサイトの問い合わせフォームや資料請求フォーム・会員登録フォームなどを改善し、入力完了率を高める施策のことを指します。

以下のようなことを確認し、ユーザーの離脱に繋がりそうなポイントを一つずつ改善しましょう。

  • 入力のモチベーションを維持できる内容になっているか?
  • フォームの安全性は確認できるか?
  • 他ページへの導線が目立っていないか?
  • 住所の入力は簡単か? など

    このようなフォーム改善は「EFO」と呼びます。詳細は「EFOとは?13の改善施策と始め方、事例、ツールを徹底解説」でも解説しているので、併せてご覧ください。

6.まとめ|CTAはコンバージョン獲得のために必須の要素

CTAとは、ユーザーに次の行動を促すために設置するボタンやテキストなどを指します。

Webサイトでコンバージョンを獲得するためには、集客のみでなく、CVRの観点でも数値を見ていく必要があります。そのためにはユーザーのニーズに対して適切なCTAが、最適な位置に設置されていることが重要です。

以下のステップでCTAを作成してみましょう。

  1. ユーザーの心理状況を明確にする
  2. ユーザーのモチベーションを高める文言を作成する
  3. 効果的なデザインを作成する
  4. CTAを適切な位置に配置する

 

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