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2023/03/15 (Wed)
EFOとは?離脱要因やフォーム最適化施策、事例、ツールを解説

著者: Kaizen 編集部

EFOでCVR改善!入力フォーム最適化のポイント2つ

Webサイトに設置された入力フォームは、商品購入や資料請求、会員登録といったさまざまなアクションの起点となる窓口です。あなたのWebサイトにおいて、入力フォームはユーザーにとって、ストレスのない適切なフォームになっていますか?もし入力フォームの使い勝手が悪かったり、ユーザーのモチベーションを低下させるような仕様だと、多くのユーザーが離脱する要因になっているかもしれません。

EFOは、ユーザーをフォーム完了まで導くためのエントリーフォーム最適化施策です。ユーザーがアクションを起こす最後のページだからこそ、EFOはCVR(コンバージョンレート)改善に欠かせないマーケティング施策の1つといえます。

本記事では、1,000社・50,000以上のサイト改善事例とデータを保有するKaizen Platformが、数々の取り組みを通じて会得したEFO成功のポイントを、フォームの離脱要因や改善事例も交えながら解説します。WebサイトのCVRがなかなか上がらない、フォームの離脱率が高いといった課題を持つ方は、ぜひ参考にしてみてください。

"エントリーフォーム改善"のお役立ち資料を無料でご覧いただけます

デジタルの顧客接点強化の必要性が増す中、Webサイトは重要な役割を持ち、EFOは欠かせない施策の一つです。成果をあげるためにも適切な設計と、検証と振り返りを行い改善サイクルを回すことが大切です。

コンバージョン改善や売上UPの実現を目指したい方へ、これまでKaizen Platformが1,000社・50,000回以上の施策支援から得た知見や実績に基づいた『サイト改善で成果を上げるノウハウガイド』をお届けします。

LPOやEFO、A/Bテストをはじめとしたサイト改善における打ち手にお悩みの方、ノウハウがないとお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

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▼目次

1. EFOとは?入力フォームを最適化する施策

2. ユーザーが離脱してしまう入力フォームの特徴

3. EFO施策の5つのポイント

4. EFO施策の成功事例

5. EFO施策に役立つツール

まとめ|EFOはCVRに直結する重要な改善施策

1. EFOとは?入力フォームを最適化する施策

EFOとは、EntryForm Optimisation(エントリーフォーム最適化)の略語です。ユーザーがスムーズでストレスのない入力フォームを実現するための施策で、CVR改善を目的とします。

フォームを設置するWebサイトは、基本的にサービス申し込みや商品購入、相談や問い合わせのために、ユーザーに個人情報を入力してもらうことを目的としています。そのため、入力での離脱を防ぎ、完了に導くことは、サイトのCVR改善、ひいては売上の向上につながります。

また、ユーザーの入力プロセスを快適にすることは、顧客満足度の向上にも役立ちます。クレームや不安を抱えた状態の問い合わせにも、情報入力が必要なケースは珍しくありません。EFOに取り組むことで、こういったユーザーのストレスを軽減できるでしょう。

このように、ユーザーがコンバージョンに至る過程で必ず通るフォームを最適化するEFOは、他の施策と比べてもCVRの影響力が高い施策といえます。WebサイトのCVRに課題を感じる場合は、優先的にEFOに取り組みましょう。

Webサイトの売上向上には、フォームの離脱改善が重要

Kaizen Platformでは、入力フォームを有するすべての企業が取り組むべき手法だと考えています。フォームの離脱改善は、Webサイトの売上を伸ばすための最も重要な施策の1つだからです。ユーザーがコンバージョンに至る経路はさまざまありますが、最後はかならず入力フォームを通過します。それにも関わらず、フォームからの離脱率が高いままのケースが多く見られます。

実際、入力フォームまでたどり着いたユーザーが入力を完了させることなく離脱する割合は、平均で40~50%、高いときは70%ほどです。

FinancesOnline社の調査によると、入力フォームで離脱率の高い業界は以下のとおりで、航空業界や小売業界、金融系のWebサイトはフォームからの離脱率が高いと報告しています。

  • 航空業界:81%
  • NPO:77.9%
  • 小売業界:75.8%
  • 金融業界:75.7%

引用:FinancesOnline「109 Online Form Abandonment Statistics: 2023 Data, Trends & Impact

また、一度フォームを離脱したユーザーが戻ってくるという可能性は低い傾向にあります。

The Manifestの調査によると67%のユーザーは一度フォームから離脱したら、二度とそのフォームに戻ってこないと報告しています。

引用:The Manifest「6 Steps For Avoiding Online Form Abandonment

 

Webサイトのコンバージョン獲得に課題を感じている場合、まずはフォームの改善余地がないか検討してみましょう。入力フォームの離脱を防ぐことで、CV数の改善や売上向上が期待できます。

CVRを高めるにはサイト全体で考える

コンバージョンに至るまでのフロー画像

Webサイトの売上を向上させるためには、サイト全体を俯瞰して考える必要があります。コンバージョン最大化を図るためには、エントリーフォーム改善(EFO)以外にも、以下のポイントを抑えておきましょう。

  1. ターゲットが正しいかを再検討する(ペルソナ、カスタマージャーニーの設計)

  2. CVまでの導線を設計し直す(ヒートマップなどを用いたユーザー行動分析)

  3. ランディングページを最適化する(LPO施策の実施)

  4. CTAの出現回数を増やす(Web接客などの活用)

CVR改善を行ううえでユーザー行動を把握することは大切ですが、そもそも想定しているユーザーとかけ離れたユーザーに届いていては、成果に繋がりません。

自社の狙うユーザーの客層を絞ったうえでペルソナを設定したり、そのペルソナに沿って、コンバージョンまでの導線や、通過するランディングページやエントリーフォームの最適化を行いましょう。行動喚起するCTAの設置も工夫が必要です。

関連記事:CVR改善の手法5選|事例に基づいた勝ちパターンやおすすめツールも解説

 

EFO施策も含め、サイト全体の成果をあげるためにはサイトの設計ポイントや成功事例の把握が欠かせません。
Kaizen Platformでは、これまでのノウハウをもとに作成した「サイト改善で成果を上げるプランニングのポイント」を公開しています。どなたさまでも無料でご覧になれますので、ぜひダウンロードください。

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2. ユーザーがフォームを離脱してしまう要因

フォームの詳細分析 コンバージョン時に必ず通るフォームの改善メゾットを独自に保有。フォーム訪問から入力の間の未入力離脱①。フォーム入力から完了までの入力後離脱②。離脱からフォーム再訪問③.フォーム再訪問から完了④.

入力フォーム最適化で意識したい離脱ポイント

フォーム改善を行いCVRを改善するには、そもそもなぜユーザーが離脱するのかを把握する必要があります。

実は多くのユーザーがフォームの入力途中で離脱してしまう現状にあり、The Manifestの調査ではユーザーが離脱してしまう理由として主に下記の4つを挙げています。

  • セキュリティの心配:29%
  • フォームの長さ:27%
  • 広告や上位商材の提案:11%
  • 不必要な質問:10%

引用:The Manifest「6 Steps For Avoiding Online Form Abandonment

これらの要素を踏まえ、ユーザーがフォーム入力を行う段階ごとに離脱する要因を見てみましょう。

未入力段階:入力が手間と感じる、入力するメリットを感じない

入力フォームの離脱率を分析すると、多くのユーザーが離脱するのが、フォームに訪れた瞬間、つまり、まだ何も入力していない段階です。

みなさんも、何らかの入力フォームにたどり着いたときに、入力前から「面倒だな」と感じたことはありませんか?ある程度サービスや商品に興味を持ってフォームに訪れたはずのユーザーが入力前に離脱してしまうのは、入力情報の多さが目につくなど、入力の面倒さやストレスを感じてしまうからです。面倒な印象をユーザーに抱かせることが、多くの離脱を生んでいるのです。

HubSpotの調査によると、入力項目が5つまでならCVRに大きな影響は与えませんが、6つ以上になると、コンバージョン率が低下すると報告しています。

引用:HubSpot「EFOとは?入力フォームの離脱を防ぎ改善を目指す7つの施策と事例

また、そもそも情報を入力することに対するリターンや価値を感じなければ、ユーザーは早々に離脱してしまいます。フォーム入力の一歩を踏み出せるよう、ユーザーのモチベーションを高めなければなりません。

入力途中:入力が手間だと感じる

たとえば入力項目が多すぎたり、入力欄がわかりづらいレイアウトだったりすると、そこにストレスを感じて途中で離脱してしまうことがあります。

The Manifestの調査によると、特に離脱に繋がる項目は「電話番号」「住所」「年齢」の3つです。

また、一度離脱したとしても再度入力を検討するユーザーもいます。しかしこの時点で一から情報を入力しなければならない仕様だと、再び離脱へとつながる可能性が高くなります。

入力後:エラー表示で意欲をそがれる

せっかく入力したにも関わらずユーザーが離脱してしまうケースの多くは、エラー表示によるものです。たとえば、全角・半角の使い分けが細かく決められており、その入力ミスなどによって入力が完了しないと離脱を招いてしまいます。

また、完了前に表示させる「個人情報の扱いに関する同意事項」などの同意画面も工夫できるポイントの1つです。仮に全文をそのまま表示してしまうと、ユーザーは長文をスクロールすることになってしまい、そのような手間も入力完了の大きな障壁になるのです。

3. フォームを最適化する5つのEFO施策

EFO施策を実施することで、フォームからの離脱率を抑えCVRの向上に繋げることができます。EFO施策で効果を出すために押さえておきたいポイントを5つに絞ってご紹介します。

1)入力するストレスを減らす

入力するモチベーションを高める例

ステップ方式を採用して進捗状況を可視化し、スクロールを減らした事例

入力項目の多いフォームでは入力にストレスを感じるため、自社が必要とする最低限の項目のみを入れるようにしましょう。質問項目を必要最低限のものにしたら、フォームの見せ方にも工夫が必要です。

たとえば、フォームを一問一答のステップ方式にすることで、画面内に入力フォームをすべてまとめられ、スクロールの手間をなくすことができます。一問一答のステップ方式にする際には、進捗状況をページ上部に表示する方法も離脱軽減に効果的です。

自分がどの程度入力を進めたのか視覚的にわかる進捗バーを設定しておけば、いつまで入力作業が続くのかわからないストレスを軽減できます。

他にも、できる限り入力しやすいデザインや仕様にすることも大切です。ユーザーのエラー入力を減らすためには、入力補助を導入すると親切でしょう。たとえば、半角・全角を自動指定したり、入力例を入力前の欄に記載しておくことでイメージを持たせたりと、ユーザーがミスしやすい部分をサポートできます。

必須項目とそうでない項目を明確に区分しておくことも、ユーザー視点では判断する手間が省けて入力が楽になります。入力規則が一見してわかるような工夫を重ねることが重要です。

2)入力するモチベーションを高める

入力するモチベーションを高める例

無料登録で有料記事が読めるというメリットを伝え、登録を促す事例

フォーム入力前の段階がユーザーの離脱が多いポイントであるため、改善することで離脱率を抑えることができます。ユーザーがフォームに訪れたタイミングでフォームを入力したいと思えるような工夫をすると効果的です。

たとえば「〇円かかるプランをまずは無料で登録」、「今だけ〇〇プレゼント」など、入力する利点を伝えることが有効です。魅力が伝わりやすいバナーなどを設置することで、ユーザーは情報を入力するメリットを感じることができます。

同様に、入力に時間がかからないことを冒頭で伝えることもモチベーションアップにつながります。「1分で登録完了」など、入力ボリュームの目安を伝えると、ユーザーは「短時間で入力が終わるなら入力しよう」というモチベーションを維持することができます。

3)安全なフォームであることを証明する

フォームが安全であることを証明することも重要なEFO施策です。多くのユーザーはフォームに個人情報を記入するため、少しでも信頼できないと思ったらすぐにフォームから離脱しています。
安全なフォームであることを証明するために、下記の方法があります。

  • SSL化
  • 個人情報の取り扱い方法を示す

SSL(Secure Sockets Layer)とは、Webページをすべて暗号化し、外部からわからないようにするセキュリティ手段です。Webサイトからサーバーへ何らかの情報を送る際に、cookieを含めた情報を暗号化することで、情報流出を防いでくれます。こういったセキュリティが施されたサイトかどうかで、信頼できるかどうかの指針になることが多いです。

また、個人情報の扱いに関する同意事項を入れるだけでなく、フォーム内で簡単に個人情報の扱い方を示せばユーザーからの信頼性を高めることができます。

フォーム内で個人情報の扱い方を示した例

 

4)他ページのリンクを入れないようにする

関連商品やより高価な商品を買ってもらいたいという理由で、フォームに他ページのリンクを入れることは極力避けるようにしましょう。リンクがあると入力完了前にページを移動してしまい、フォームの離脱率が高まってしまうからです。特に最終画面では、入力完了ボタン以外のリンクを全て外しても問題ありません。

他の商品を提案したい場合はフォーム入力後に訴求する方法がおすすめです。たとえば、一部の航空会社は、航空券の購入が確定した後にワンクリックで座席をアップグレードする方法を提供しています。

フォーム入力後に他の商品をレコメンドした例

 

5)ABテストを実施し最良パターンを見つける

EFO施策を実施しても一度でCVRが改善されるわけではなく、何度も繰り返し検証を行ってはじめて、CVRの改善につながります。EFOを成功させるためには「ABテスト」の実行が必要となります。

ABテストとは、Webサイトなどで複数の表現を用意し、どれが最もユーザーの反応が良いか比較する手法です。比較の結果、成果がいいパターンを本番採用することで、サイト改善効果が上がりやすくなります。

例えば「フォームの入力項目の並び順」について、複数パターンをユーザーに表示し、どのパターンが最も入力完了率が高くなるのかを検証し、最良のパターンを正式採用します。

日々刻々と変わるユーザーニーズに対し、迅速に「検証→改善」を行うことができるため、おすすめの手法です。

ABテストの詳細については「A/Bテストで陥りがちな課題とは?成果が出た事例も紹介」で解説しています。併せてご覧ください。

4. EFO施策の成功事例

入力フォームの離脱要因を把握し対策を打つことで、どれだけの効果が見込めるのでしょうか。

実際にKaizen Platformが手がけたEFO施策をもとに改善効果を見てみましょう。まだEFOに取り組めていない企業にも、その重要性をご理解いただけるはずです。

ステップ方式採用で「入力開始率」140%UP|スタッフサービス

事例:スタッフサービス 登録開始率140%、入力完了率155%

登録開始率と入力完了率、双方に結果が現れたステップ方式

スタッフサービスが提供する『働くナビ!』は、働き口を探す求職者向けのサービスです。自身の情報を登録するための登録フォームを設けており、登録を完了することで、働き手と採用口をマッチングさせることができます。いわば、サービスの根幹を担う入力フォームともいえます。

しかし、これまで設置していた入力フォームは、1ページ内に7つもの入力項目が並べられており、スクロールしなければ全ての項目を入力することができないものでした。入力情報が多いと感じられるページは、ユーザーのモチベーションを低下させてしまいます。

そこで、ユーザーの入力ストレス軽減がCVR改善につながるであろうという仮説から、各項目を切り分けた一問一答のステップ方式に入力フォームを切り替えました。加えて、ユーザーが何項目まで進めたのかがわかるよう、画面上部に進捗を表示するよう改善を行いました。

その結果、ファーストビューでの離脱率は改善され、フォームに入力をし始める入力開始率が140%もアップ。さらに、すべての入力を終えた入力完了率は155%と大幅に改善。EFOによって、ユーザー離脱の大幅な軽減に成功しました。

同意事項の表示変更で「申込完了率」が131%UP|関西アーバン銀行

関西アーバン銀行の事例 同意画面が縦長で冗長になってしまい、ユーザーの離脱につながりやすい。同意事項の表示変更で申込完了率131%改善。

テキスト量の多い同意事項にはアコーディングブロックが効果的

関西みらい銀行(旧:関西アーバン銀行)は、オンラインでローンプランが申し込みできるよう、サイト上に申し込みフォームを設置していました。

フォーム入力の完了直前には「個人情報の取り扱いに関する同意事項」が表示されていたのですが、スクロールが必要なまでに長文を表示させており、同意画面が縦長で冗長なものになっていました。スクロールしたあとにチェックしなければ次のステップに進めないため、ユーザーが離脱する1つの原因になっていたのです。

この同意画面のスクロール量を減らし、申込完了率を高めることができないかと考え、EFOに着手しました。同意画面の必須項目の表示領域を見やすくしたり、任意の確認事項はアコーディオンブロック(ユーザーが任意で開いたり折りたたんだりできる)にまとめるといった施策を行いました。

このアコーディオン方式を採用したことで、縦長で冗長なフォームは解消され、結果、フォームの申込完了率は131%も改善することができました。

再訪時の入力省略で「申込完了率」114%UP|山陰合同銀行

山陰合同銀行の事例 ユーザーは返済シミュレーションを54%も利用も、LPとは別ページのため導線が悪く離脱が多い。再訪時の入力省略で申込完了率114%UP

ランディングページ内に料金シミュレーションを設置し、入力を促す

オンラインで各種申し込みができる山陰合同銀行では、ローン申し込みの一環としてフォームを設置し、加えてローンシミュレーション機能を導入していました。しかし、シミュレーションのフォームがランディングページとは別のページに設置されていたため、ユーザーの離脱率が高く、申込完了に導くことが難しいページになっていたのです。

そこで、ユーザーはローン申込の検討をしながらシミュレーションを使いたいはず、という仮説に基づき、まずはローンシミュレーションをランディングページ内に移管することに。さらに、一度離脱したユーザーが再度入力する手間を省くために、フォームに再訪問したときには同じ内容を入力しなくてもシミュレーション内容が再び表示されるように改善を行いました。

これらEFOの施策を通じて、山陰合同銀行の入力フォームは申込完了率を114%アップさせることに成功しました。

5. EFO施策に役立つツール

EFO施策に活用できる具体的なツールを紹介します。「入力支援機能」や「フォーム入力したユーザーのログ解析」などさまざまな機能があります。

KAIZEN UX

KAIZEN UXはA/Bテスト、CVR改善などUX改善をトータルで実施するプロフェッショナルである「Kaizen Platform」が、長年蓄積したノウハウをパッケージ化したサービスです。

自社Webサイトのページにタグを挿入するだけで、HTMLやCSS、PHPなどをコーディングする必要なく、Webサイト改善のための環境を活用可能。高機能テストツール、分析機能、パーソナライズ機能などが搭載されています。

レガシーシステムが、比較的まだ多く残っている金融業界などでも簡単に導入してサイト改善に寄与してくれます。

  • タグを1行追加するだけでUI変更できる
  • フォームの改善メソッドを独自に保有
  • UXに強い専門人材がサイト改善に伴走してくれる

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【KAIZEN UXのユーザーレビュー・口コミ】

 

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EFO CUBE

EFO CUBEのサイトスクリーンショット

EFO CUBEは株式会社エフ・コードが提供しているツールです。

入力補助機能に強みを持ち、業界最多数である26個の入力補助機能と、Yahoo! JAPAN IDやFacebookなどのアカウント情報が自動で入力フォームに反映できる外部ID連携機能を搭載しています。

またデータ解析機能では、ユーザーの離脱ポイントの分析・フォームの項目ごとのエラーや入力情報の分析・自動レポートの作成ができます。

  • 入力補助機能
  • Yahoo! JAPAN ID、Facebookなどのアカウント情報を自動で入力フォームに反映できる
  • ユーザーの離脱ポイント、入力項目ごとのエラーの分析ができる
参考:EFO(入力フォーム最適化)ならEFO CUBE

Gyro-n EFO

Gyro-n EFOは株式会社ユニヴァ・ジャイロンが提供しているツールです。

既存のフォームを変更せず、設定タグを貼るだけでEFOを開始できるため導入のハードルが低いことが特徴です。

またYahoo! JAPAN IDやFacebookに登録されているプロフィールデータの連携や、Adobe Marketo Engage、HubSpotのようなMAツールとの連携もできます。

  • 設定タグを貼るだけでEFOを開始できる
  • 導入から運用までのハードルが低い
  • MAツールとの連携が可能
参考:EFOツール導入でコンバージョンが劇的に改善する理由【Gyro-n EFO】

まとめ|EFOはCVRに直結する重要な改善施策

実例からもわかるように、EFOはCVRに直結する施策として高い効果が期待できます。入力フォームを有するWebサイトは必須で行うべき、重要な施策といえるでしょう。

どのようなコンバージョン経路であれ、ユーザーは必ず入力フォームを通過することになります。だからこそ、ユーザーの入力ストレスを軽減したり入力モチベーションを上げることで離脱を防ぎ、スムーズにアクションが完了できるような工夫が必要です。ぜひ、A/Bテストを繰り返しながら、自社のターゲットユーザーにとってストレスのない入力フォームを目指しましょう。

CVRの伸び悩みを感じている企業は、まずは入力フォームの離脱率や入力完了率に目を向けてみてください。そこでEFOの必要性を感じたら、ぜひ本記事で紹介した離脱要因を振り返り、EFOの実施ポイントを踏まえながら、改善施策に取り組んでみましょう。

よくある質問

Q1. EFOとは何ですか?

EFOとは、EntryForm Optimisation(エントリーフォーム最適化)の略語です。ユーザーがスムーズでストレスのない入力フォームを実現するための施策で、CVR改善を目的とします。

詳しくは「EFOとは?入力フォームを最適化する施策」をご覧ください。

Q2. EFOにはどのような効果が期待できますか?

多くのユーザーが入力フォームで離脱する傾向があるため、フォームを改善し離脱を防ぐことでCV数を増やし、企業の売上を伸ばすことができます。

詳しくは「EFOとは?入力フォームを最適化する施策をご覧ください。

Q3. EFOにはどのような施策がありますか?

EFOの施策として下記の5つが挙げられます。

  • 入力するストレスを減らす
  • 入力するモチベーションを高める
  • 安全なフォームであることを証明する
  • フォームでの広告やアップセルを避ける
  • ABテストを実施し最良パターンを見つける

詳しくは「EFO施策の5つのポイント」をご覧ください。

Webサイト改善にお悩みはありませんか?

サイト改善に取り組んでいる、あるいは検討しているけれど、「自社にノウハウがない」「施策の打ち手が分からない」「成果が上がらない」といったお悩みはありませんか?

いざサイト改善に取り掛かっても、導入したツールがうまく運用できていなかったり、施策がやりっぱなしで振り返りができておらず、成果に繋がらないケースは少なくありません。

LPOやEFO、A/Bテストをはじめとしたサイト改善施策では、成果をあげるための適切なKPI設計と施策の検証と振り返りによってPDCAサイクルを回すことが大切です。

そこで、サイト改善のノウハウや次の打ち手にお悩みの方へ、『サイト改善で成果を出すノウハウガイド』をお届けします。これまでKaizen Platformが1,000社・50,000回以上の施策支援から得た実績を元に、サイト改善に活用できるノウハウや成功事例をまとめました。

コンバージョン改善や売上UPを実現したい方、改善の打ち手に悩んでいる、ノウハウがないとお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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