国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
TikTokに興味はあるもののどうすればいいかわからない方
縦型動画を試してみたいけど、アサイン、ディレクションに対してノウハウが無い方
一度は試してみたけど、成果が出ず伸び 悩んでいる方
DX推進のご担当者、事業責任者の方
新規事業や組織改革を担う事業責任者の方
マーケティング担当、Web担当の方
著者: Kaizen 編集部
自社開発したアプリのダウンロード数が伸びていない、もっと認知を広めたいけれどアプリ広告の出し方が分からない、と悩んでいる方も多いでしょう。
アプリ広告の出稿先には、 AppleやYahoo!・Facebookなどがありますが、簡単な設定で効果を最大限にしたいなら、アプリ広告に特化した「Googleアプリキャンペーン」がおすすめです。Googleアプリキャンペーンは細かな設定をしなくても、Googleの機械学習により効果的なアプリ広告を自動で出してくれます。
Google公式では、1年間の施策でインストール単価(CPI)が3分の1に、また総インストール数も1.6倍となる成功事例もあり、自分で運用するよりも効率的です。
Googleアプリキャンペーンのメリットは以下の3つです。
ただ、実際にGoogleアプリキャンペーンを使いたいと思っても、どれくらい予算を設定していいのか、何を準備すれば良いのか分かりませんよね。
そこでこの記事では「Googleアプリキャンペーン」の以下の5点について、初心者の方でも分かりやすく解説します。
この記事を読めば、すぐにアプリ広告が出せるようになるぐらいまで理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
▼目次
Googleアプリキャンペーンでは、上記のようなGoogle検索結果やGoogleプレイでの検索結果で自動的にアプリの広告を行ってくれます。
そのため、リリースすぐのゲームアプリや自社通販アプリなどの認知度をあげたい企業に最適です。
Googleアプリキャンペーンでは自分で細かな設定をしなくても、Googleがアプリ広告の成果が最大化されるように自動的におこなってくれるのが特徴です。
必要なことは、広告文や予算などの設定と、手持ちの画像や動画を登録するだけです。
あとはGoogleが機械学習した膨大なデータをもとに、入札単価から画像・動画等の組み合わせ・ターゲティングまで最適化してくれるので、成果の高い広告が自動表示されます。
また、広告掲載はGoogle検索画面だけでなく、以下のGoogleの主要サービスで広告してくれます。
Googleならではのチャネル網の広さで幅広いユーザーに訴求することができ、大幅な認知度アップが可能です。
※Googleアプリキャンペーンは、以前までは、ユニバーサルアプリキャンペーン(UAC:Universa lApp Campaigns)と呼ばれていましたが、2019年2月20日にアプリキャンペーンに名称変更されています。
Apple Search Ads(アップル サーチ アズ、以降ASA)とは、文字通りApple Store内での検索に連動する広告のことです。
ASAにはbasic(ベーシック)とAdvanced(アドバンスド)の2種類ありますが、ベーシックだと細かい設定や分析結果の保存ができないため、本格的に広告を出すならアドバンスドがおすすめです。
Googleアプリキャンペーン広告とASAの主な違いは、以下の通りです。
Googleのアプリキャンペーン
Apple Search Ads(ASA)
広告運用の初心者で、少ない工程で広告を行いたい場合はGoogleのアプリキャンペーン、広告運用に自信があり、細かな設定で効果の最大化を狙いたいならASAと、目的に合わせて使い分けましょう。
Googleアプリキャンペーンは、クリック課金方式を採用しています。
クリック課金方式とは、興味のあるユーザーがクリックした時点で費用が発生するため、広告が表示されただけでは費用は発生しません。
ただし、決まった検索キーワードなら必ず広告されるというものではありません。
Google広告はオークション形式ですが、アプリ内容や広告アセット(説明文・画像・動画など)の関連性の高さの掛け合わせ、Googleが相対的に判断しています。そのため、Googleの判断で競合の広告が掲載される場合もあります。
Googleアプリキャンペーンでは、以下の3種類の目標設定を行います。
アプリインストールは、ユーザーにアプリのインストールを促すような広告をGoogleが自動的に行ってくれます。
アプリをリリースしたばかりで、ユーザー獲得が目標なら「アプリインストール」の目標設定が最適でしょう。
他の2種類の説明は以下の通りです。
Googleアプリキャンペーンの掲載場所は4カ所です。配置場所はGoogleが自動的に決定するので、こちら側で選ぶことはできません。
それぞれ以下で詳しく解説します。
引用:Google広告ヘルプ
Google検索の掲載場所は以下の通りです。
Google検索パートナーとは、livedoor・BIGLOBE・価格.com・OCNなどの競合検索サイトのことで、数百にも及ぶパートナーサイトにも広告が表示されます。
また、アプリに関連する検索キーワード以外にも、GooglePlayであなたのアプリ閲覧につながった検索キーワードなどもGoogleが判断して使います。
引用:Google広告ヘルプ
GooglePlayの掲載箇所は以下の通りです
GooglePlayでは、あなたのアプリに類似したアプリを閲覧したユーザーも表示対象となります。
引用:Google広告ヘルプ
Googleディスプレイでの掲載箇所は以下の通りです。
広告の掲載先はGoogleが自動的に調整しており、アプリのアイコン・アプリ名・画像や動画などが表示されます。
引用:Google広告ヘルプ
YouTubeでは、関連するページやコンテンツに掲載されます。
YouTubeでは、広告が最もクリックされやすく、アプリのダウンロードおよび事前登録に至る可能性が最も高い場所にGoogleが自動表示してくれます。
それでは実際の出稿手順を解説していきます。といっても、出稿手順はたった6ステップと簡単です。
内容は、4の予算設定と5の広告文の作成がメインです。あとは該当箇所をクリックするだけで完了するので、あっという間に出稿できます。
ここでは出稿手順について、実際の画面を表示しながらご紹介します。
まずはGoogle広告にログインし、上部にある「+新しいキャンペーンを作成」をクリックしましょう。
キャンペーンタイプの中から「アプリのプロモーション」をクリックしましょう。
キャンペーンのサブタイプを以下の3種類から選びます。(今回はアプリインストールを選択しています)
次はアプリのプラットフォームを選び、アプリ名を入力すると候補が出てきますので、該当のアプリ名を選択しましょう。
また、アプリをiOSとAndroid両方にリリースしていても、1種類しか広告できません。両方で広告したい場合には、それぞれアプリキャンペーンを作成しましょう。
選択が終わりましたら「次へ」をクリックし、キャンペーン名と地域、言語を設定します。
キャンペーン名は管理しやすい名称に変更しましょう。また、日本語のアプリであれば、「日本」・「日本語」を選択で大丈夫です。
上記まで入力が終わると、次は予算決めです。予算は2種類の金額を設定します。
また、以下の設定は規定通りで大丈夫です。
十分なデータ(約100件のコンバージョン)が揃うと、Google側が機械学習を利用して広告・入札単価・予算を自動的に最適化できるようになるため、1日の予算は、最低でも目標CPI×50倍にしましょう。50倍以下であると機械学習がうまく行われず、効果的な広告が表示されない可能性があります。
また、目標インストール単価の日予算は、月予算の上限を超えることはありませんが、設定の2倍まで自動的に使われることがあります。Googleは日予算の変更をあまり推奨していませんので、一旦設定したら細かい修正は行わない方がGoogleの機械学習には良いでしょう。
ちなみにiOSの単価は単価が高い傾向にあるので、Androidより1.2倍の単価設定にしておくのがおすすめです。
また、目標インストール単価の目安が分からない場合は、右側に表示される入札単価ガイドを参考にしましょう。
あとは開始日と終了日を設定します。ここで終了日を「なし」にすると、広告が表示され続けるので注意してください。
入力が終わりましたら「保存して次へ」をクリックします。
次は「広告グループ」です。広告グループはまず1つだけ作成しましょう。
Googleは複数の広告文などを自動で組み合わせて最適化するため、いきなり広告グループを複数作るとデータが取りづらくなるからです。
ただし訴求軸が複数ある場合は、画像などの広告アセットを訴求別に作り、それぞれの広告グループを作るのもおすすめです。
次の「アプリ広告」では、実際に表示する広告文や画像等を作成します。
広告に使えるのは以下の5種類です。
見出しはキャッチコピーのことです。全角15文字(半角30文字)しかないので、一文で目を引くようなコピーの作成が必要です。
見出しは「!」などが使えないので注意しましょう。こちらのGoogle広告ポリシーヘルプで確認してください。
Google側で最も効果の出る見出しを優先的に表示してくれるので、できるだけ最大個数を登録しましょう。
広告文はアプリの内容や楽しさを伝える文章です。全角で45文字(半角90文字)ありますので、細かい説明が可能です。
こちらもできれば最大個数を登録しておきましょう。
画像は、「jpg形式」か「png形式」でアップロードします。最大サイズは5MBです。
従来のGoogle広告ではサイズ比の画像が主流でしたが、Google広告の2020年8月4日発表では、画像はサイズではなくアスペクト比を重視しています。
ですので、以下の3種類のアスペクト比の画像を用意しましょう。
アスペクト比 |
最小サイズ |
推奨されるサイズ |
1:1(スクエア) |
200×200 |
1200×1200 |
1.91:1(横長) |
600×314 |
1200×628 |
4:5(縦長) |
320×400 |
1200×1500 |
Google公式サイトでは、少なくとも横向きの画像1つを指定することを強く推奨していますが、できれば3種類の画像を何枚か準備するのがおすすめです。
あらかじめYouTubeにアップした動画のURLを登録します。動画が視聴されると、YouTubeで動画の視聴回数としてカウントされます。
動画サイズは以下の3種類です。
Google公式サイトでも、縦向きの動画1つ、横向きの動画1つを指定することを強く推奨しているほど、動画広告はかなり重視されています。
動画がない場合は自社で作成する方法もありますが、できれば動画広告に詳しい制作会社に依頼することをおすすめします。
HTML5は、「zip形式」でアップロードします。最大サイズは1MB、ファイル数は40以下です。
現在サポートされているHTML5のサイズは以下の通り。
全て登録したら「保存して次へ」をクリックします。
内容を確認して間違いがなければ「続行」をクリックします。これでGoogle広告の設定は完了です。広告が自動的に始まります。
Google広告のTOP画面で、すべてのキャンペーンを見ることができ、広告グループごとに現在のインストール数や費用が表示されます。
Googleアプリキャンペーンの広告効果をあげるポイントは4つあります。
それぞれ説明していきます。
画像は、モバイルバナー用やネイティブ広告用など、用途に合わせてサイズが違います。そのため画像は1種類ではなく、3種類のアスペクト比(スクエア・縦長・横長)の画像をできれば最大個数(20枚)用意しましょう。
また、動画広告は今や必須となっています。動画がなくても画像などを組み合わせて広告を行えますが、動画があるとYouTubeへの配信量が圧倒的に伸びます。YouTube広告が伸びている現状を考えると、動画広告がない場合の機会損失はかなり大きいでしょう。
動画は自社で作ることも可能でしょうが、動画はたった数秒でユーザーの心に刺さりユーザーにクリックさせる仕組みが必要です。効果的な動画を作成するなら、専門知識をもった動画制作会社に依頼するのをおすすめします。
効果的なクリエイティブを作るために、まずは目標を明確化しましょう。
Googleアプリキャンペーンであれば、アプリのダウンロードが最大目標ですので、クリエイティブを見ただけでダウンロードしたくなるような仕掛けが必要です。特に行動を促すような「今すぐダウンロード」や「今すぐプレイ」あるいは「今なら500円引き」などは表示させるようにしましょう。
また、訴求軸が複数ある場合には、訴求軸ごとに焦点を絞ったクリエイティブを作成しましょう。例えば、男性向け・子供向け・女性向けなど、ターゲットごとにニーズは違ってくるはずです。
Googleアプリキャンペーンでは訴求軸ごとに広告テーマが作れますので、それぞれのターゲットに合わせた具体的な機能やメッセージを盛り込む必要があります。
最近では、YouTubeやサイトにも動画広告が多く使われており、画像よりもインパクトが大きいため、複数の動画は必須です。動画は最初の2〜3秒でユーザーの興味を引けるかがポイントとなっているため、効果の高い動画を作成するのがアプリ広告の勝敗を分けると言っても良いでしょう。
コンバージョンを獲得できるクリエイティブには、「直接的でわかりやすい訴求」と「自分ごと化」が必要です。
「直接的でわかりやすい訴求」とは、差別化ポイントを明確に伝え今すぐインストールを促す文言を入れるような訴求方法ですまた「自分ごと化」とは、ターゲットのペルソナが実際のアプリをっているシーンを動画にすることでユーザに擬似体験させるといったものです。
■動画広告でコンバージョン獲得UPを狙える効果的なクリエイティブ
その他効果的なクリエイティブについては、「動画広告でコンバージョン獲得UPを狙える効果的なクリエイティブ」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
また、品質の高いクリエイティブアセットであれば、Googleの掲載結果が大きく向上します。動画は自社でも作れますが、効果的な広告が作れる制作会社に依頼するのも手です。
2015年のGoogle調査によると、アプリをダウンロードする際に重視しているのは、説明文が62%、レビューと評価がそれぞれ60%という結果が出ています。
広告をクリックしてきたユーザーにとって説明文が魅力的になっているか、レビューに対してフォローしているかなどをチェックして、スムーズにダウンロードされる流れを作りましょう。
Googleアプリキャンペーンは自動的に行うといっても、最終的には人の目による分析も必要です。
ダウンロード率が予想より悪いのであれば、魅力的な広告文や動画広告になっているかを再チェックしていきましょう。
この記事では以下の5点について解説しました。
AppStoreでは、200万本以上のアプリがリリースされています。これだけの数があると、リリースしただけでは人の目に触れることは難しいものです。特にリリース直後はユーザー数が少ないため、口コミによる効果も限定的でしょう。
しかしGoogleアプリキャンペーンなら、アプリに好意的なユーザーを選んで広告を表示することができるため、初期のユーザー獲得に大きく貢献できます。
また、App Annieの「モバイル市場年鑑2021」レポートでは、YouTubeの1人あたり月間視聴時間は20時間を超えています。これだけの時間を使っているユーザーに対して、動画広告で自社アプリをアピールするのは有効な方法です。
ぜひGoogleアプリキャンペーンを利用して、アプリの認知度をアップしましょう。
動画広告の運用にお悩みではありませんか?
YouTubeを筆頭に動画市場が盛り上がりを見せる中、動画広告の需要はますます増えています。そこで重要となるのが、ただ動画を作るだけではなく、いかに成果へ繋がる動画を作るか、です。
しかし、いざ施策を打つとなると「自社にノウハウがない」「制作リソースがない」「すでに配信しているが成果が出ない」と悩まれる企業は少なくありません。
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