国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
国内外のDX先進事例の紹介に加えて 今年話題となったAIの進化やDX人材育成までを網羅
#DX白書2023
大きな反響をいただいた「#DX白書2022」を大幅にアップデートし、ディズニー等のDXの次に進もうとしている企業の先進事例やそれらを取り巻くAI/Web3などのDXトレンド紹介、そしてDXを推進するための人材戦略まで、検討のヒントになる情報を多数詰め込んだ内容となっております。
TikTokに興味はあるもののどうすればいいかわからない方
縦型動画を試してみたいけど、アサイン、ディレクションに対してノウハウが無い方
一度は試してみたけど、成果が出ず伸び 悩んでいる方
DX推進のご担当者、事業責任者の方
新規事業や組織改革を担う事業責任者の方
マーケティング担当、Web担当の方
株式会社BookLive様
著者: Kaizen 編集部
90年代後半からインターネットの普及と共に利用が広まり、まだまだ市場が伸び続けている電子書籍市場。国内最大級の配信数を誇る電子書籍ストア「BookLive!」を運営する株式会社BookLiveは、ユーザーの利便性を追求することで、「より良い読書体験」の実現を目指しています。
そのために必要なのが、細かなUI改善施策。「元々は、社内のリソースでおこなっていたものの、手数とスピード感に課題がありました」と振り返るサービス企画部のみなさんに、Kaizenとの取り組みについてお話を伺いました。
ストア本部サービス企画部サービスチーム=(左から)倉岡孝志氏、マネージャー 牧田純氏、神谷捷太氏
──事業内容について教えてください。
「BookLive!」という電子書籍の販売サイトを運営しています。電子書籍における、書店のようなイメージですね。
電子書籍はビューワーがないと読むことができませんので、販売して終わりではなく、読む環境まで含めて提供しています。書店との違いは、本の「購入」と、その後の「読む」という体験の両方が同サービス内で完結するということ。現在は漫画、小説、週刊誌、写真集など90万冊以上を配信しており、無料でも常時1万冊が読めるようになっています。
──牧田さんたちが所属するサービス企画部は、どのような役割の部署なのでしょうか。
書店の設計者の役割です。ユーザーにより良い読書体験を提供するため、サービス全体を俯瞰しながら職人のようにコツコツと調整を続けていく部署です。具体的には、ユーザーがどのような形でサービスを利用しているのかを分析しながら、新しい機能追加の検討や現在の機能の改善点を探っていきます。
特に現在は、電子書籍だからこその新しい本との出合い方を模索している最中です。また、ユーザーに長く使っていただけるサービスにしていくために、利便性を上げる機能の改善に関しても積極的に取り組んでいます。
──職種で言うとどのような方たちが集まっているのですか?
Webディレクターとエンジニア、そして、サイトや機能を試験するテスターが集まっています。サービス企画部にいるエンジニアはあくまで一部なので、基本的には別部署のエンジニアと協力してサービスをつくっている形です。
──Kaizenとの取り組みを始める前は、UI改善も社内ですべて内製していたのですか?
そうですね。サイト内の機能の開発やUI改善については、開発をおこなう部署と組んで施策をおこなっていました。
しかし社内のリソースだけでは、どうしてもUI改善に割く人手が足りないという課題がありました。UI改善における検証や細かい要素の調整は、手数を増やして地道に積み上げないと、目立った成果に繋がらないんです。そのため、もっとスピード感をもってアプローチしていく必要性を感じていました。
──Kaizenとの取り組みを決めた理由は何ですか?
導入の決め手は、UI改善のコンサルティングからABテストの実施までお願いできることですね。
デザインや機能の提案に加えて、その後の提案内容の実施までを担当してくれる企業って少ないんです。通常のコンサルティングの場合、提案された施策の実装を社内で行うことになります。そうなると結局、ディレクターやエンジニアの工数がかかってしまい、思うようにスピード感を出すことはできません。Kaizenさんの場合は、課題抽出から提案、施策の実施とその後の分析までをおこなってくれるので、期待以上に手数を増やすことができ、助かっています。
──印象的な施策について教えてください。
他業界の成功事例から発想を得た施策のご提案をいただくことが多いのですが、直近では旅行サイトの予約画面で、自分以外に同じページを閲覧している人が何人いるか表示される施策が印象的でした。
また、作品の紹介やレコメンドを動画でおこなうというご提案をいただいたときは嬉しかったですね。動画施策は限られた表示エリアでより多くの情報をユーザーに伝えることができますが、社内では実施できなかった施策でした。現在ABテストで検証している段階ですが、結果が楽しみです。
▲サイト上部に設置したプロモーション動画
──今までは、なぜ社内で動画施策を実施できなかったのですか?
知見がないことが一番の理由です。社内で試みるのは不可能ではないのですが、効果的な表現方法を知らないまま、手探り状態で「どういった動画を制作していくか」から考えていくのは時間がかかるため、なかなか実施することができませんでした。
そういった中で、すでに動画のノウハウを持っているKaizenさんから動画施策のご提案をいただけたのはとてもありがたく思っています。
──Kaizenに期待することはありますか?
ユーザーは日々さまざまなサービスを利用しているので、そのユーザーにより馴染みやすい、トレンドのUIデザインを押さえていきたいと考えています。
たとえば、iPhoneやAndroid端末のOS標準のUIは、一番使われる可能性が高く、ユーザーが慣れているUIですよね。あるいは、人気のECサイトやニュースメディアが採用しているUIなど、ユーザーが普段から使い慣れているサイトやサービスのUIを押さえることが、スムーズに馴染みやすいUIデザインを考える上では重要かなと。
現状は施策の手数を増やすことを優先していたので、トレンドの部分はあまりお話していなかったのですが、今後は意識的に取り入れていきたいです。
──「BookLive!」の今後の展開について教えてください。
サービスに慣れ親しみ、長く使っていただくために、ユーザーがどのような形でサービスを利用していくのが最も良い体験なのかを考えていきます。
ユーザーの新しい興味の発見に繋がるような仕組みをつくること、そこから「購入する→読書する→繰り返して使う」という体験の最適化を行うことなど、一つ一つの施策を線で繋いだときに、どれだけの価値を提供できるかを追求していくことで、みなさまに楽しんでいただけるようなサービスにしていきたいと思っています。
インタビュー後もKaizenメンバーとBookLiveさまが今後の展望について議論しており、普段からメンバー全員で多くの議論を重ねている姿が垣間見えたのが印象的でした。Kaizen Platformは、みなさまのチームの一員として、サイトの課題を見つけ改善していきます。ご相談は、お気軽にどうぞ!
<取材・文= 早川大輝、撮影=高澤梨緒>
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