2015/3/16
カスタマージャーニーに沿ったユーザーエクスペリエンス改善を支援する大規模アップデートを4月にリリース
A/Bテストの複数ゴール設定/効果計測や、検証環境での動作確認効率化など改善活動を強力に支援する新機能を追加

Webのユーザー・インタフェース改善を簡単に実現する「Kaizen Platform」を運営するKaizen Platform Inc. (本社:米国カリフォルニア州、CEO:須藤 憲司、以下 Kaizen Platform)は、ウェブサイトのユーザーエクスペリエンス(顧客体験)の改善活動をより強力に推進するため、2015年4月に大幅な機能アップデートを実施いたします。

Kaizen Platformは、2013年の創業以来A/Bテストを簡単に行えるオンラインソフトウェアとWebサイトの改善案を制作する専門家グロースハッカーのネットワークの提供を通じ、120社を超える大手企業のサイト改善を実施し、累計で100億円以上の経済効果を上げてきました。これらの経験から得たデータやノウハウを活かし、顧客企業がさらに円滑かつ効率的に改善活動を実施できるよう、ユーザーニーズに基づいた機能を追加し、「Kaizen Platform K2」としてアップデートいたします。

Kaizen Platform K2で追加される代表的な機能

複数のゴール設定/効果計測に対応

以下の例のように、改善施策毎に任意の複数ポイントの効果を計測することで、従来よりもカスタマージャーニーに沿ったUI改善施策の設計・評価が可能になります。

  • ECサイトの商品一覧ページから商品詳細、購入確認、購入完了といった各ページへの遷移を効果測定することによる施策評価
  • Webサイトの回遊導線を経由した効果も含めた計測による施策評価

改善施策の検索・ソート機能を強化

施策の実施件数が増えるに従って、改善の知見は溜まっていきます。改善施策の検索・ソート機能を充実させることで、過去の結果を参照しやすくし、蓄積した知見を活かしやすくすることで業務効率が大きく向上します。

検証環境での動作確認作業の効率向上を支援

A/Bテスト実行のために挿入するJavaScript タグを異なるドメインでも共通して利用できるようにすることで、テスト実施前の検証動作確認の作業効率向上を支援します。

Kaizen Platform K2 の画面(画面は開発中、変更の可能性があります)

各改善施策の効果測定レポート

改善案を募る公開プロジェクトの一覧

複数ゴールを軸にした効果比較

Kaizen Platform K2の提供開始スケジュールについて

本日、2015年3月16日より、Kaizen Platform K2のご利用申し込みを受け付けし、4月10日より、お申し込みいただいたお客様を対象に、順次提供を開始いたします。なお、既にKaizen Platformをエンタープライズプランでご利用いただいているお客様へは、本アップデートによる追加費用の発生は、一切ありません。また、移行サポートは無料で実施いたします。お問い合わせ・お申し込みは、弊社営業担当、または当リリース記載のお問い合わせ先まで申しつけください。

  • 現在提供中のシステムは、平行して継続利用することができます。
  • エンタープライズプラン以外でご利用いただいているお客様には、今春以降順次移行のご案内をいたします。
  • すべてのお客様のKaizen Platform K2への移行完了後、現行のシステムの提供は終了します(2015年後半を予定)。

今後のプロダクトの方向性についてPlatformは、これまでの数千回にわたるユーザーエクスペリエンス改善のデータから"テストの回数と改善率の相関性が高い"ことがわかりました。

つまり、改善しようと試行錯誤する数が、パフォーマンスと相関するということになります。

いかにたくさんの手数を打っていけるか?がWebサイトのパフォーマンス改善において極めて重要になってくるという意味になります。

それに伴い、Kaizen Platformはいかに改善活動そのものをいかにスムーズに沢山回せていけるよう支援できるか?ということを念頭に"Overdrive Marketing Capability"というキーワードをプロダクトビジョンに掲げ、今後のプロダクトを進化させていくことを計画しています。

今回のアップデートを機に、より柔軟な拡張性を持った設計へとシステムを再構築することで、従来より迅速な機能追加を行えるようになりました。

従来のA/BテストによるWebサイトの効果改善だけでなく、あらゆるWebマーケティング・チャネルを対象に、課題把握〜課題解決の活動を円滑に進められるよう、一貫して支援するサービスを目指し、以下のような追加機能を計画しています。

  • 改善施策アイデアの収集・整理・評価の管理支援機能
  • オーディエンスデータを活用した自動最適化
  • Webマーケティング全体の効果可視化・課題抽出機能

今後も継続的にアップデートを実施し、顧客企業の皆様のユーザーエクスペリエンスの改善を推進してまいります。

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